オープンウィンドウ64とは【作成するメリットや注意点、具体例について解説します】

記事更新日：2025年03月12日｜初回公開日：2025年03月12日

仕事をするうえで達成したい目標について考えたことがありますか？また、達成したい目標に向かって何か行動ができていますか？今回の記事では、「オープンウィンドウ64」について解説します。オープンウィンドウ64とは、達成したい目標と、達成するための行動が書かれたシートのことです。オープンウィンドウ64を作成することで目標達成のための道のりが見えてきます。オープンウィンドウ64を作成するメリットや書き方、注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

（無料）グローバル採用ナビのオリジナルの就労ビザ申請で失敗しないための「就労ビザ取得のためのチェックリスト」がこちらからダウンロードできます。

オープンウィンドウ64とは

目標達成のためのシートのこと

オープンウィンドウ64とは、目標達成のために作成されるシートのことです。最終的な大きな目標を達成するために必要な行動を記載します。大きな目標を達成するためには、目標を掲げるだけではいけません。具体的な行動や小さな目標を少しずつ達成していくことが大切です。オープンウィンドウ64は、9×9マスを使用します。全てで81マス使用するので、より具体的な行動を考えることができます。これまで使われてきた目標達成シートに比べて具体的な行動を考えることが求められます。

オープンウィンドウ64の起源

マンダラ

オープンウィンドウ64の起源は、マンダラです。オープンウィンドウ64は、マンダラを起源として誕生したと言われています。マンダラとは、密教で誕生した絵であり仏教の世界が描かれています。瞑想や儀礼のために作られた図形や幾何学的な構成の図形を指すこともあります。マンダラはマンダラチャートやマンダラートとも呼ばれます。オープンウィンドウ64は、こういったマンダラチャートから着想を得て誕生しました。どちらも目標達成のために効果的なものとなります。

オープンウィンドウ64の考案者

原田隆史

オープンウィンドウ64の考案者は、原田隆史です。原田隆史氏とは、株式会社原田教育研究所の代表取締役社長になります。『一流の達成力　原田メソッド「オープンウィンドウ64」』を執筆しました。著書の中でオープンウィンドウ64の重要性について説いています。オープンウィンドウ64は、原田メソッドの1つです。原田氏によると、オープンウィンドウ64とは目標を行動に変える目標達成ツールになります。オープンウィンドウ64を作成し眺めるだけでも十分な効果を発揮するのです。

オープンウィンドウ64を作成するメリット

目標達成のための思考が具体化する

オープンウィンドウ64を作成すると、目標達成のための思考が具体化していきます。オープンウィンドウ64を完成させるためには、9×9、全部で81マスを埋める必要があります。81マスを埋めることはそんなに簡単なことではありません。大きな目標を達成するためには、具体的にどのような行動をするべきなのか具体的に考えることが求められます。81マスを埋めることによって、目標達成するための思考が具体化していきます。達成までの道のりが見えることが、オープンウィンドウ64を作成するメリットです。

質の高い計画表を作成できる

質の高い計画表を作成できることも、オープンウィンドウ64を作成するメリットになります。オープンウィンドウ64は、目標を決めて終わりではありません。目標達成するために具体的にどういったステップを踏んでいく必要があるのか、具体的な行動まで記載します。小さな目標から大きな目標までの達成の道のりが分かるので、結果として質の高い計画表を作成することができます。質の高い計画表を作成できると、今日からすべきことが分かるので目標実現率も上がっていきます。

自分の能力把握に繋がる

オープンウィンドウ64を作成するメリットには、自分の能力把握に繋がることも挙げられます。オープンウィンドウ64では、全部で81マスを埋める必要があります。この81マスを埋めていくうえで、なかなか埋まらずオープンウィンドウ64を作成するのが難しいと感じる人も多いようです。作成が進まないと感じる場合には、達成したい目標に関連する知識がまだまだ浅い可能性があります。自分の知識や能力が目標を達成するうえでどのレベルにあるのか、オープンウィンドウ64を作成することで把握することができます。

オープンウィンドウ64の効果を高める方法

複数人で共有する

オープンウィンドウ64の効果を高めるためには、作成したオープンウィンドウ64を複数人で共有しましょう。複数人で共有することによって、オープンウィンドウ64を作成して終わりにならないようにすることに繋がります。複数人で共有することで、作成したオープンウィンドウ64で目標達成することができるのかを確認することができます。客観的な視野を取り入れられることで、改善点も見えてくるでしょう。より質の高い計画表を作成することができます。

オープンウィンドウ64の書き方

中心に最終目標を書く

オープンウィンドウ64を作成するには、まず最初に中心のマスに最終的に達成したい目標を書きましょう。中心に書く目標は、すぐに達成できるような小さな目標である必要はありません。簡単には達成ができないけれど、努力して達成したいと思うような目標を書くようにしましょう。目標はできるだけ具体的に書くことも大切です。数字を使って目標をいつまでに達成したいのか、どのぐらいの数値を目指すのか書くことで具体性が増します。

最終目標達成のために必要なことを8つ書く

中心に最終目標を書けたら、最終目標達成のために必要なことを8つ書いていきましょう。最終目標を記載した中心マスの周囲8マスに記載していきます。この8つのマスに記載するもののことを、「基礎思考」と呼びます。物事の大枠などの抽象的な物事を書くことを指します。最初の8つに書くことは、抽象的な概念で構いません。思いついたらどんどん書いていきましょう。8つに納めなければならないということもありませんので、思いついたものは書き残すことがおすすめです。

8つの行動指標の具体例を書く

中心の9マスを埋めることができたら、基礎思考として書いた8つの行動指標の具体例を書いていきましょう。まずは、中心に記載した8つの基礎思考をそれぞれ9マスの中心に書きます。9マスの中心を埋めたら、それぞれの基礎思考を具体的な行動計画に落とし込んでいきます。ここで記載する具体的な行動計画のことを「実践思考」と呼びます。ここまでは抽象的な概念を書いてきましたが、この段階で行動を具体化していきます。できるだけ数字を使用して書くようにしましょう。

出来上がったシートを俯瞰してみる

マスを全て埋めることができたら、出来上がったシートを俯瞰してみましょう。思うがままに書いたシートなので、全体を見てみると行動がいまいち具体化できていないなどの気になる点が出てくるかもしれません。シートを見て気になる点があれば、そこだけもう一度考え直してみましょう。全てを直す必要はないので、「せっかく作ったのに」などと思わず考え直すことが大切です。目標実現率を上げるためにも、より良いオープンウィンドウ64を作成しましょう。

【採用ご担当者様へ】外国人・グローバル人材の採用に関するお問い合わせ、お悩み相談はこちらから。外国人採用に特化したコンサルタントがお答えいたします。

オープンウィンドウ64の注意点

作成して終わりにしない

オープンウィンドウ64を作成する際には、作成して終わりにしないことがポイントです。オープンウィンドウ64を作成する目的は、最終的に大きな目標を達成することにあります。オープンウィンドウ64を作成していると、なかなかマスが埋まらずに苦戦するかもしれません。気付かないうちにマスを埋めることを目的にしないようにしましょう。マスを埋めることが目的になってしまうと、オープンウィンドウ64を完成して満足してしまいます。あくまで目標達成のための手段ですので、意図を間違えないようにしましょう。

修正を施す

オープンウィンドウ64を作成する際には、随時修正を施すようにしましょう。修正を施すことは、オープンウィンドウ64を作成して終わりにしないようにするためにも大切です。オープンウィンドウ64に書いた行動を実践していくなかで、必要なことや不必要な行動が見えてきます。目標達成に必要な行動を追加し、また不必要な行動は削除していくようにしましょう。そのため、定期的にオープンウィンドウ64を見返して修正を施していくことがおすすめです。

オープンウィンドウ64の具体例

大谷翔平

オープンウィンドウ64の作成例として、大谷翔平選手が作成したものがあります。メジャーで活躍している大谷翔平選手も、かつてオープンウィンドウ64を作成したとして有名です。大谷翔平選手は高校1年次にオープンウィンドウ64を作成しました。当時中心のマスに記載した大きな目標は、「8球団からのドラフト1位指名」でした。そのために必要な要素として、体作り、人間性、メンタル、コントロール、キレ、スピード160キロ、変化球、運を挙げています。

オープンウィンドウ64の作り方

アプリケーションを利用する

オープンウィンドウ64を作成する際には、アプリケーションを利用することがおすすめです。オープンウィンドウ64は9×9マスの全部で81マスが必要です。これらの枠組みを自分で作ろうとすると、それなりの時間がかかるかもしれません。枠組みを作るのに時間を取られてしまっては、完成までの道のりが遠くなります。時間を割いてほしいのは、目標達成に必要な行動を考えることです。そのため、アプリケーションを利用して作成することがおすすめです。

まとめ

オープンウィンドウ64を作成し目標達成に

今回の記事では、オープンウィンドウ64について解説しました。オープンウィンドウ64とは、目標達成のために作成されるシートです。オープンウィンドウ64を作成することで、目標達成のための思考が具体化し、自分の能力把握にも繋がっていきます。一方で、オープンウィンドウ64は作成して終わりではありません。目標を達成することが目的なので、必ず行動に移すようにしましょう。シートを俯瞰し、随時修正を施すことが大切です。オープンウィンドウ64を作成し目標を達成しましょう。