記事更新日:2019年04月25日 | 初回公開日:2018年04月26日
人事・労務お役立ち情報内定者フォローとは、採用選考で内定を出した人材に対し、入社の意志を固めてもらい、入社意欲をさらに高めてもらい、入社してもらうための活動のことです。近年の売り手市場の傾向から、複数の内定を獲得する人材が増えており、企業が力を入れるべきフェーズとなっています。
内定を出した人材の内定辞退を防ぎ、確実に入社してもらうことだけが目的になりがちですが、内定者の入社に対する不安を取り除くことも重要です。
内定者は、内定が出たあと、企業や採用担当者のどんなフォローを求めているのでしょうか。内定が決まったあとの内定者の不安材料としては、以下のようなものが考えられます。
・本当にこの企業で良かったのだろうか
・入社後の職場の人間関係
・社会人としての生活に対する不安(新卒など)
・将来の自分のキャリアに対する不安
これらの不安を払拭するための、内定フォローを適切に提供してくことが求められています。それらの不安の払拭と同時に、内定を得た企業で働くモチベーションも上がるでしょう。
では、定番となっている内定者フォローのための取り組みをご紹介します。
内定後、定期的、または不定期でも、メール、チャット、SNSなどを通じて内定者との接点を絶やさないようにします。企業との接点をできるだけ密にすることで、いつでも何でも聞ける人の存在を認識してもらい、聞きやすい環境を創ります。こちらから、社内情報を提供したり、近況、疑問点や質問したいことがないかを聞き出しながら、不安を随時解消できるようにしておきます。
内定者が複数の場合は、内定者同士が知り合い、交流のきっかけになる機会を提供することで、一人という不安から解放されます。また、同時期に入社する内定者の連帯感を創出することができるため、入社後の意欲向上にも役立ちます。
内定後研修として、企業のこと、携わる業務のことをより深く知り、知識やスキルを向上させられる機会を提供する取り組みです。入社後の業務イメージも湧きやすくなります。入社後の業務に対する心的負担を軽減する効果もあります。
次に、企業独自の内定者フォローイベントの事例をご紹介します。
どんな人たちと一緒に働くのだろう、うまく人間関係を築いていけるだろうかなど、内定者の職場の人に対する心配ごとは絶えません。入社時に知っている人がいるのといないとでは、入社前も入社直後の心理に大きな違いが出てきます。
自社の社員、とくに直属の上司や一緒に働くことになるメンバーとの交流できる機会を提供する取り組みで手応えを感じる企業は少なくないようです。たとえば、社員とのランチ会を設けたり、内定者と社員が一緒になって参加するチームビルディングのグループワークを開催したりというのもおすすめです。
遠隔でも企業のことをより詳しく知れたり、必要な業務に関することを学べたりする機会を提供する企業も増えています。その手段としては、自社独自のアプリやオンラインシステムを活用して、学習コンテンツを提供したり、ウェビナーを開催したりする方法があります。
また、eラーニングで特定のスキルを身に付けたり、向上させる機会を提供しているところもあるようです。それぞれで、質問のできる環境を用意すれば、コミュニケーションの創出としても有効のようです。
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