オフショア開発とは【メリットやデメリット・人気国をご紹介します】

記事更新日:2022年05月31日 初回公開日:2022年05月31日

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ITエンジニアの不足が叫ばれる日本。2030年には、およそ79万人のIT人材が不足すると考えられています。実際に、プロジェクトを始めたくても優秀な人材が集まらないという企業も多いのではないでしょうか。そこで、ぜひ検討頂きたいのが「オフショア開発」です。オフショア開発は、海外の企業にITに関するプロジェクトを委託して行う開発手法です。日本よりもプログラマー1人あたりのコストが軽減できる、優秀な人材が確保しやすいといった点から、近年注目されています。今回は、オフショア開発についてまとめてみました。オフショア開発の実績が豊富な企業もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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オフショア開発とは

ソフトウェアや情報システム関連の業務を海外企業に委託すること

オフショア開発とは、情報システム関連の業務を海外企業に委託することです。反対に、国内の別企業への委託をニアショア開発と言います。以前は資金力のある外資系企業や大企業で盛んに行われていましたが、近年ではクラウド技術の発展、DX化、インターネットの普及により開発にかかる工数の軽減につながりました。海外への委託のハードルが低くなっており、中小企業でもオフショア開発をしている企業も増えています。また、グローバル化に対応すべく、オフショア拠点として自社の海外拠点を設ける企業もあります。

オフショア開発が注目される理由

IT業界に精通する日本人が不足しているから

オフショア開発は、コスト削減と人材の確保という観点で非常に注目されています。近年、DX化の推進から、IT人材の需要は非常に高まっています。しかし、DX化を推し進める上で即戦力となるIT人材はまだまだ少ないのが現状で、国内のIT市場では、常に人材不足が叫ばれています。そこで、海外企業に開発を委託することにより、国内では足りなかったリソースを補うことができるのです。日本においてはアジア圏を中心に、コストパフォーマンスの良いベトナムがオフショア開発の人気国となっています。

アジアには優秀なIT人材がたくさんいるから

人材確保は、プロジェクトに適切なスキルを有していることが大前提です。アジア圏には、優秀なIT人材が豊富であり、非常に注目されています。アジア圏は、人件費コスト削減や、日本語に対応できる人材が豊富にいることから、オフショア開発において注目されてきました。アジア圏は、オフショア開発を受けた実績が豊富であり、国内でもITスキルの平均値が上がり、プロジェクト進行のノウハウが蓄積されるてきました。その結果、コスト削減と技術力、日本語力を併せ持ったオフショア開発の人気地域となったのです。

オフショア開発の人気国

ベトナム

オフショア開発の委託先で特に人気の国を3つご紹介します。まず一つはベトナム。近年オフショア開発において注目され、特に人気の高い国です。「オフショア開発白書2021年度版」によると、オフショア開発を考える企業の約50%がベトナムを支持しているのです。その背景として、プログラマー1名の単価が平均35万と低コストであること、技術力の高い人材が揃っていることが挙げられます。また、べトナムは親日国であるため、日本企業との相性も良く、日本語を話せる人も多いため、他の国よりもコミュニケーションを取りやすいといった点も挙げられます。

中国

中国は、1980年代頃に日本企業の中国進出を受け、日本のオフショア開発においては特に歴史のある国です。1980年代~2006年ごろまでは、中国がオフショア開発の委託先No.1でした。2006年ごろからはインドやベトナムなどに委託先の選択肢が広がりましたが、オフショア開発においては一番歴史が深く、実績も多いため、現在も一定の指示率があります。しかし、中国人材のプログラマーの平均単価が40万前後まで上がってきているため、現代での人気度は徐々に停滞しきています。

インド

インドは、アメリカからの委託先として古くからオフショア開発に取り組んでおり、中国と並んで歴史の深い国です。日本も2006年ごろからは、委託先にインドを選ぶ企業も増えてきました。現代では、IT大国として知られ、非常に優秀なエンジニアが多いのが特徴です。しかし、アメリカからのオフショア開発を受けているために、英語が堪能な人材が多く、日本語でのコミュニケーションに難がある事から、日本でのオフショア先としてはベトナムに一歩譲る結果となっています。

オフショア開発のメリット

コストの削減が図れる

オフショア開発の最も大きなメリットと言っていいのが、コストの削減です。人件費の安い国に委託すれば、日本人のプログラマーを雇うよりもコストを抑えることができます。日本のプログラマーの平均単価は50万前後と高いのに対し、ベトナムなどに委託する場合は35万程度と、大幅なコスト削減が可能です。また、オフショアの実績がある企業であれば、ノウハウの蓄積や技術力もあるため、コストパフォーマンスの高さにも期待が持てます。

優秀なIT人材を獲得しやすい

近代では、急速なIT化の流れを受け、各国の技術力も上がりつつあります。特に、オフショアの実績がある国や、先進国においてはAIやIoTなどといった先端技術に対応できる人材が増えてきており、優秀な人材を獲得しやすいといったメリットがあります。日本国内においては、先端技術に対応できるエンジニアは、プロジェクトに抱え込まれていることも少なくありません。そのため、日本だけで人材を探そうとしても、必要な人数が揃わずプロジェクトを始めれないといったこともあるのです。国外に目を向けることで、技術力を持った人材が豊富にいるため、適切なタイミングで人材を確保することができます。

オフショア開発のデメリットや課題

コミュニケーションがとりにくい

オフショア開発における最大の壁ともいえるのが、コミュニケーションの取りづらさです。国外の企業や人材に業務を委託するとなると、言葉や文化の違いがどうしてもコミュニケーションの壁になります。また、物理的な距離の遠さもあるため、対面での打ち合わせも難しく、コミュニケーションが取りづらいのが難点と言えるでしょう。プロジェクトの進行には、進捗状況の管理や仕様変更、品質担保といったことも含まれ、コミュニケーションが取れることは最重要事項です。オフショア委託ではコミュニケーションの課題には対策が必要不可欠です。

進捗状況を確認しづらい

進捗状況の確認がしづらいこともデメリットと言えます。前述の、コミュニケーションの取りづらさとほぼ同じ理由ですが、遠距離による直接の打ち合わせが困難なことや、言葉文化の違いが起因しています。また、時差などにより、緊急対応が必要な時でも現地は就業時間外で対応できないといったこともあります。休日出勤や残業などは理解されないということも前提に考えなければなりませんので、進捗管理の難易度は上がります。進捗状況を常に管理することはプロジェクトにおいて非常に重要であるため、進捗を定期的に報告してもらうなどの対策が必要です。

急な仕様変更に対応できない

ウォーターフォール式で開発を行う場合、まずは仕様検討や要件定義によって、仕様が固まった状態からスタートします。しかし、その後の設計や開発等の工程で、クライアントが突然仕様変更を希望することもあります。クライアントの突然の仕様変更は、日本ではよくあることですが、それでもすでに着手してしまった工程を一から作り直すこともあるため、メンバーにきちんと説明をしなければなりません。オフショア開発をする場合、新しい仕様を理解してもらうための説明に時間がかかってしまうでしょう。日本国内で開発する場合よりも、急な仕様変更には対応しづらいということもデメリットと言えます。

オフショア開発で失敗しないためのポイント

コミュニケーションはしっかりとる

オフショア開発で失敗しないためには、なんといってもコミュニケーションをしっかりと取る事が重要です。コミュニケーションを円滑に取るためには、日本語と現地語が堪能であるブリッジSEと呼ばれるエンジニアの確保が非常に重要です。IT業界での実務経験を有し、仕様書やメールといった文書の翻訳から、会話時の通訳を行うエンジニアで、オフショア開発においてはキーマンとなる人材です。さらに、プロジェクトマネージャーの実務経験があると尚良いでしょう。プロジェクトの開始初期~終盤まで重要なポジションであるため、早々に人材確保しておく必要があります。

発注の際は具体的に提示する

国外企業への発注時には、してほしいことや、業務範囲を具体的に提示することが大切です。日本語のコミュニケーションのみでは、どうしてもニュアンスが伝わりづらく、意図しているものと全く違う完成品が納品されてしまうこともあります。その場合は、一から作り直しが必要になるケースもあるため、軌道修正に時間がかかります。ブリッジSEを頼りながら、どうしたら現地の人々に伝わるかを考え、具体的に指示することが重要です。

実績のある会社に依頼をする

委託先を選ぶ際、実績のある会社に委託すると安心です。日本企業とのプロジェクト進行に慣れており、さまざまなケースに対応できる企業を選びましょう。日本企業からのオフショア委託実績を豊富に持っている会社では、コミュニケーションの部分においても対策しているため、ブリッジSEも複数人在籍しています。より技術力の高いエンジニアの確保も期待できるため、日本企業からのオフショア開発に実績がある企業に依頼することで、スムーズに開発を行うことができます。

おすすめのオフショア開発企業

株式会社Sun Asterisk

株式会社Sun Asteriskは、日本とベトナムに開発拠点を置く、日本のIT企業です。新規事業やDX化を成功に導くため、クリエイティブ&エンジニアリングとタレントプラットフォーム2つの事業を展開しています。クリエイティブ&エンジニアリングでは、3つの専門チームがクライアントのプロジェクトを上流~開発、グロースまでを包括的に支援します。タレントプラットフォームでは、企業のIT人材採用を支援するサービスです。各国で日本で活躍できるIT人材を育成し、ダイレクトリクルーティングサービスとして、日本企業とのマッチングを支援しています。

TechAsians株式会社

TechAsians株式会社は、ベトナムのオフショア開発企業です。WEBシステムや、AR・VR、クラウドをメインにオフショア開発を展開しており、日本の金融や銀行などとの実績もあるため、品質・セキュリティ面においても安心の企業です。要件のヒアリングは日本人のエンジニアが行ってくれるため、安心して任せることができるでしょう。ISOも取得しておりセキュリティ面も安心です。ベトナムでのオフショア開発を検討する場合、まず一番に検討したい企業と言えるでしょう。

株式会社アイディーエス

株式会社アイディーエスは、システム開発サービス、システムエンジニアリングサービス、AWS環境構築サービスなどIT領域で幅広い事業を展開する企業です。オフショア開発事業においては、「スマラボ」というサービスを展開しており、ベトナムでのオフショアに強みを持っています。日本基準の開発やセキュリティ教育を徹底しており、日本本社メンバーによる定期的なセキュリティ監査を行っています。上流から下流まで一通り任せることができる頼もしい企業です。

まとめ

オフショア開発を活用して優秀な人材を獲得し続けよう

今回は、オフショア開発についてご紹介しました。他国のエンジニアを活用するのは抵抗のある企業もあるかもしれませんが、日本の人材不足とコスト面を鑑みれば、非常にメリットは大きいと考えられます。実績の豊富な企業をまとめたサイトも存在し、簡単に比較検討することができます。プロジェクトの開始には、人材の確保が非常に重要です。なかなか人材が必要なタイミングで確保できない場合、オフショア開発も視野に入れることで、効率的にプロジェクトを進めることができます。オフショア開発を活用して、優秀な人材を獲得しましょう。

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