CTO候補の採用において重要なポイントとは【必要とされるスキルなどにについて解説します】

記事更新日:2022年05月31日 初回公開日:2022年05月31日

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IT企業を中心に、CTOという役職を耳にする機会が増えてきています。CTOはアメリカで使われている役職であり、日本の会社法などで定められているものではありません。日本でCTOという役職が増えてきた理由として、企業のIT化やDX推進などで企業におけるICT(情報通信技術)活用の重要性が高まっていることが考えられます。この記事ではCTOの仕事内容や必要なスキルに加えて、採用する際のポイントなどについて解説していきます。企業のIT化を考えている担当の方は是非参考にしてみてください。

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CTOとは

最高技術責任者のこと

CTOとは「chief technology officer」や「chief technical officer」の略称で最高技術責任者のことを指しています。元々はアメリカで使われている役職名ですが、近年ではIT企業を中心として日本でもCTOの肩書を持っている人が増えてきています。開発の最高責任者となるため、日本においては開発部長や技術部長という役職になり技術的な方向性や研究開発を監督するポジションです。

CTOとVPoEの違い

VPoEはマネジメント責任者のこと

CTOとVPoEの違いは、課題解決に重きを置いているのか組織マネジメントに注力しているのかという点です。VPoEは技術部門のマネジメント責任者のことを指しています。CTOもVPoEもエンジニア部門の責任者という立場は同じです。CTOは開発や技術方針のかじ取りを行って経営陣と同じ視点に立ち、今後事業を継続発展していくためにエンジニア部門を導きます。一方でVPoEは、組織のマネジメントを行ってCTOが打ち出した方針に対して新たな人材を獲得するなど能力向上のための環境整備を行います。

CTOとCEOの違い

CEOは会社の経営に関する責任を担う役職

CTOが現場の技術的責任者であるのに対して、CEOは企業全体の経営責任者にあたります。CEOはCTOよりも耳にしたことが多いのではないでしょうか。「chief executive officer」の略で最高経営責任者、日本の企業における代表取締役社長です。CTOが技術責任者なのに対して、CEOは企業の経営方針や事業計画など長期的な経営事項の責任を負っています。それだけではなく企業のトップであり執行役員の代表格としての役割もあります。

CTOの仕事内容

技術運用・プロジェクトの管理

CTOのおもな仕事内容は技術運用やプロジェクト管理です。通常プロジェクト管理はPMと呼ばれるプロジェクトマネージャーが行いますが、技術の導入や運用に関係するプロジェクトの場合はCTOが管理を担当することもあります。それぞれの技術や運用方法プロジェクト遂行について、問題が無いかどうか確認することがCTOには求められます。CTOがプロジェクト管理を行う場合は、ひとつのプロジェクトで培った知見や技術面でのノウハウなどを次に活かすという俯瞰的な視野や姿勢が求められます。

技術経営としての業務

CTOは技術経営としての業務も仕事内容に含まれています。CTOは経営陣の一人として経営戦略に関わり、技術面で経営を支え会社が目指す方向性やビジョンを実現する立場です。社内の技術内容を調整・整理し、それをどのようにして管理して経営に生かしていくべきなのかを考えて経営方針の策定を行わなければなりません。最新の技術動向を随時チェックして、その知見を活かしてサービス開発において最善の技術戦略を判断する力が必要です。

技術・テクノロジー関連の意思決定

技術やテクノロジー関連の意思決定を行うのも、CTOとしての仕事です。CTOは技術やテクノロジーすべてにおいて意思決定を行う責任を持っています。経営陣の一人として企業の目標を達成するためにはどのような技術が必要なのかを見極め、市場動向等もチェックしながら意思決定を行います。新規事業を行う際にも必要な技術の選定や最終的な意思決定を担い、技術部門のトップとして企業にとっての最善の選択が求められる立場です。

CTO候補に必要なスキル

開発・プログラミング経験

CTO候補に必要なスキルとして開発・プログラミング経験が挙げられます。CTOにとって開発やプログラミングの経験は必須です。技術責任者として行っていることが技術的に最適な方法なのかを判断して決断しなければなりません。その際に開発やプログラミングの経験がないと、責任者としての業務を全うすることが出来ないのです。またテックリードの立場にいるCTOであれば自ら最前線に立って開発を求められる場面もあるため、卓越したスキルが必要です。

マネジメントや経営の知識

CTO候補に必要のとされるのは、マネジメントや経営の知識です。CTOは、技術的経営者としての役割を求められます。経営陣として会社に利益をもたらさないといけないため、技術を用いて事業に結び付けた上で自社の利益を最大化しなければなりません。目標を達成するために技術とは何かを長期的な視点で判断することも求められます。全体を見ながら良い方向に導くためにプロセス管理やチームビルディングの知識も必要となります。役員会での意思決定を求められた時には、経営者視点で物事を判断しなければなりません。

最新技術や知識を追いかける能力

CTO候補となる人材には、最新技術や知識を追いかける能力も必要です。CTOは最新の技術や情報をキャッチアップしていく必要があります。既存の技術を使いこなすだけではなく、会社の技術力をより高めていかなければなりません。そのため常に新しい技術や情報を理解して、場合によっては導入準備までを行う必要があります。日本よりもアメリカのほうが技術は発展している為、国内だけではなく海外の情報にも目を向けてより多くの情報を入手する必要があります。

リーダーシップ

CTO候補に欠かせないスキルとして、リーダーシップも挙げられます。人の上に立つ立場である以上、チームをまとめ上げるリーダーシップは必須スキルです。トップダウンではなく技術チームのパフォーマンスを向上させるため、しっかりとコミュニケーションを取る必要があります。技術力があることはもちろんですが、部下が「ついていきたい」と思えて経営陣から「この人なら任せられる」という信頼を得られる人間性も大切といえます。信頼関係を構築することで、社員のパフォーマンスをより向上させることが出来ます。

CTO候補を採用するポイント

課題が何かを考える

CTO候補を採用する時のポイントは、自社の課題が何かを考えることです。近年では技術経営という言葉が企業理念に織り込まれている企業が増えてきています。自社の技術知識を理解して、経営に活かしていく事を指しており、この技術経営を体現するポジションがCTOです。事業戦略に技術戦略が伴っていない状況に陥っている企業にCTOは必須となります。それだけでなく最新の技術動向をプロダクト戦略に取り込めていない企業や、エンジニアに核となる文化がなくチーム強化を図りたい企業はCTOを採用すべきです。

経営陣が求めているものを明確にする

CTO候補を採用するには、経営陣が求めているものを明確にする必要があります。フェーズによって求められるものや期待される働きが変わってくるため、経営陣がCTOに何を期待しているのかを明確にしておくことが大切です。CTOはただの技術者としてだけではなく、経営者の一人として企業運営にも携わります。既にCTOが所属していて代わりとなる人を採用したいのか、今までCTOが社内にいなかったため採用したいのかでは面接において随分と見る部分が変わります。

CTO候補を採用するときのチェックポイント

創業期

CTO候補を採用で、創業期の企業におけるチェックポイントはプロダクトを完成させるかどうかです。創業期はプロダクトの形を探り、それをどうマーケットに届けていくのかを模索する期間です。プロダクトが形になった後は施策・検証のPDCAサイクルを適切に回すことも役割として挙げられます。テックリードとして品質を保ちながら営業に同行し、ユーザーからのフィードバックを受けて採用に参加することもあります。この時期はプロダクトの方向性を明確にして世に送り出すために、CTOには多様な技術的業務を行えることが求められます。

成長期

CTO候補を成長期に採用する時のチェックポイントは純粋な作業だけではなく、マネジメントやアーキテクチャ設計を行えるかどうかという点です。成長期は事業やプロダクトが拡大している時期です。創業期はエンジニアとして能力が高い人がCTOの役割を担うことが多いですが、成長期では経営的な視点や豊富なドメイン知識がより一層求められます。多くのエンジニアを採用し全体的な開発保守組織を維持するためのノウハウを持ち、経営目線でコストと売り上げのバランスも考えられる人が望ましいです。

安定期

安定期にCTO候補を採用する時のチェックポイントは、技術的な視点は持ちつつ多様なステータスホルダーを抱える企業の経営者として役割を果たせるという点です。安定期は売り上げが安定し、事業が多岐に渡りチームも細分化されている時期です。その為状況に応じてタスクの取捨選択を行って、開発効率を上げる必要があります。意思決定すべきことが多発するため、情報処理やロジカルスキルも必要とされます。明確なビジョンや戦略の下でリーダーシップを持っていることが、不可欠となります。

CTO候補を採用するときに見るべきポイント

キャリアステップ

CTO候補を採用する時に見るべきポイントは、キャリアステップです。開発経験以外にもどのようなキャリアを歩んできたかということも、採用する時には重視すべき点です。コードを沢山書いてきたテック系のプログラマやPL、PMを経験しているマネジメント系・エンジニアを幅広く経験してビジネス側の理解もあるフルスタック系に分けられます。CTOの採用時には会社の現時点での技術的な課題をしっかりと把握して、その問題に対応することが出来る経歴を持っている人を採用することが重要です。

経営の知識

CTO候補を採用する時に大切なのは、経営の知識を持っていることです。CTOは技術最高責任者のため、技術的な能力だけ高ければいいわけではありません。技術の力を使って会社をどのように経営していくのか、抱えている課題をどうやってテクノロジーで解決していくのかということを考えなければいけません。CTOも経営者の一員だという意識が大切です。その意識を持っていないと経営陣と技術組織の間にギャップが生じてしまいます。CEOとCTOはお互いの領域を一定レベル理解している必要があり、共通言語が多いことが重要です。

まとめ

CTOを採用して事業向上につなげよう

CTOの仕事内容や必要なスキル、採用する時のポイントについて解説しました。CTO採用は自社の課題解決を行える人材を採用することが大切です。課題解決を出来ないCTOを採用してしまうと、開発スピードが遅くなるなど経営陣と目標意識を統一できない事態が発生しかねません。優秀なCTOを採用することは大切ですが、今の組織としてのフェーズや会社の方向性に合っているかどうかという前提がとても重要です。自社の状況に合っているCTOを採用して事業向上に繋げましょう。

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