記事更新日:2022年09月29日 | 初回公開日:2022年09月21日
用語集 グローバル用語解説 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報社会人インターンとは、社会人が現在の仕事を続けながら他の企業で就業体験をすることです。参加することで、新たな経験を積むことに繋がります。内容は学生が参加するインターンと似ていながらも、社会人でも参加しやすい日程や時間帯で設定されていることが多いです。参加者が増えているため、様々な種類のインターンが用意されています。参加する際は内容をしっかりと確認した上で、自分の目的に合ったプログラムを選ぶことが大切です。
社会人インターンが注目される背景として、兼業や副業を容認する流れが生まれたことが考えられます。従来の日本では、兼業や副業を原則禁止としている企業が多くありました。しかし、働き方改革が推進されたことによって、その流れが変わったのです。政府は、兼業や副業によって一人一人のスキルアップや起業のきっかけになることなどを挙げています。このような理由から、「本業を続ける傍らその他の時間を使って副業を始めたい」と考える人も増えました。そして、社会人インターンへの注目も高まっています。
社会人インターンの目的として、普段とは違う経験をして新しい知識を得ることが挙げられます。現在の職場とは違う業務に取り組むことで、新たな体験をすることができます。従業員や社風が違う場所に身を置くため、様々な経験をして自己成長に繋がるのです。仕事内容が同じ企業でインターンを行った場合でも、進め方などの違いから新たに学ぶことはあるはずです。本業に活かすことのできる知識を得られる可能性もあるため、転職を考えていない人でも参加する価値はあると言えるでしょう。
社会人インターンの目的として、副業や社会貢献をすることも考えられます。社会人インターンでは、給料や報酬がもらえるものもあります。そのため新たな知識やスキルを身に付けながら、収入を増やすことも可能です。また、普段の働き方とは違う形で社会貢献することにも繋がります。自分が貢献したいと思える仕事を選んで参加することができます。これによって、積極的に繋がりや学びを得ることや、高い満足感を持って働くことができるのです。
社会人インターンの種類としてまず考えられるのは、1dayインターンです。内容としては職場見学やセミナー、ワークショップなどがあります。1日で終わるということもあり、本業の合間で参加できます。しかし、単発で終わる内容が多いことから、企業説明会程度の情報しか得られないという場合もあるのです。1dayインターンを通してスキルアップすることや、就業体験をすることは難しいため、そのような経験を期待している場合は短期や長期のインターンを選びましょう。
社会人インターンの種類には、短期インターンがあります。短期インターンでは、数週間単位か土日のみを数週間実施するなどの日程が組まれます。フルタイムで業務に関わることができるため、本職とは違った環境でスキルアップや知識を吸収できるところが魅力です。勤務時間はインターン先の営業時間に合わせる場合が多いです。短期とはいえ、数週間単位且つフルタイムでインターンに参加しなければならない時は、本職の企業と話し合って参加を決めるようにしましょう。
社会人インターンの種類には、長期インターンもあります。長期インターンは、土日または平日の夕方以降の時間を使い、半年以上の期間実施されます。長期インターンに参加することで、じっくりと他の企業に関われることが特徴です。インターンと言いながらも、参加者を一戦力として扱う企業もあります。長期間携わることで新たな経験を積みやすいことなど、メリットはたくさんあります。しかし、本職と並行して参加するため体調管理には注意が必要です。
社会人インターンの種類として、海外インターンも挙げられます。海外に滞在しながら就業体験をすることで、国際的なビジネス感覚が身につきます。海外に転職したい場合などを含め、今後のキャリアにおいて有利になると言えるでしょう。しかし、海外インターンに参加したい場合はビジネス英語のスキルは必須です。さらに無給インターンであることも多いため、事前に資金を貯めておくことや、インターン中も収入が入ってくるようにしなければならないなどの準備が必要です。
社会人インターンには、無給インターンと有給インターンがあります。無給インターンは1dayや短期且つワークショップなどの内容で労働には当てはまらないため、報酬が発生しないということがあります。長期インターンで、他の社員と同じように責任を負うにも関わらず無給の場合は違法の為、注意しましょう。無給の方が参加しやすいという人や、有給で責任を伴った方がやりがいがあるという人など、それぞれ合うものは異なります。自分の目的や状況と照らし合わせて考えましょう。
企業から見た社会人インターンのメリットとして、オープンイノベーションが進むことが考えられます。オープンイノベーションとは、企業が従業員だけでなく、社外の人ともイノベーションを推進していく形です。従業員が社外の人と交流することで、良い刺激を受けることに繋がります。また、期間や特定のテーマを決めて参加者を募集することによって、目的に合った人材を集めることもできます。多様なイノベーションの手法を獲得することで、企業としての成長が見込めるのです。
企業から見た社会人インターンのメリットとして、今後の採用活動に役立つことも挙げられます。インターンの募集をかけることで、それまでの採用活動では関わることができないような、個性的な人材が集まるかもしれません。社会人インターンの参加者の中から、転職して自社の従業員として働くことになる人が出る可能性もあるのです。このように社会人インターンを実施することで、多様な人材と関わることに繋がり、今後の採用活動に役立てられると考えられます。
社会人から見た社会人インターンのメリットとして、自分のスキルが社外で通用するか分かることが挙げられます。自社での評価と社外での評価が同じとは限りません。他企業の従業員やインターンの参加者と作業やディスカッションを行うことで、自分のスキルについて新たな視点の評価が得られます。結果、自分のスキルが社外で通用するかを知る指標になるのです。スキルにはプログラミングなどの具体的なものだけでなく、プレゼン力やファシリテーション力なども含まれます。
社会人から見た社会人インターンのメリットとして、刺激がもらえることが考えられます。バックグラウンドの異なる多様な人々と出会い、意見を交換し合うことで、良い化学反応を起こす可能性があるのです。自分と違う環境でこれまで頑張ってきた人々と接していくうちに、成長意欲に繋がることもあるでしょう。インターンに参加し、新しい環境に身を置くことでもらえる数々の刺激から、本業に対するモチベーションが上がることもメリットと言えます。
社会人インターンでは、社会貢献によって自信がつくこともメリットと言えるでしょう。社会人インターンでは、新規事業計画などをテーマとしてディスカッションが開かれることもあります。そのような場合に、外部からの目線の意見は貴重です。自分が現在持っているスキルや知識を活かして、他の企業に貢献することで達成感が得られます。またスキルや知識が豊富でなくても、企業は外部からの素直な意見が欲しい場合もあるので、意見を述べることで感謝されることが自信に繋がるでしょう。
社会人から見た社会人インターンのメリットとして、転職に繋がることも予想されます。他の企業で就業体験することで、自分に合う企業や仕事内容について、具体的にイメージできるようになるのです。そして、転職活動時にはインターンでの経験をアピールすることもできます。転職を視野に入れている企業のインターンに参加した場合は、そのまま社員として採用される可能性もあります。企業も新たな人材を求めてインターンを開催していることもあるので、上手く活用していきましょう。
社会人インターンを募集しているサービスとして、サンカクがあります。サンカクでは他の企業のディスカッションに参加することで、自分の考えや知識がが社外で通用するのかを試すことができます。また、他の企業からのフィードバックを受けることや、人脈を広げることにも繋がるのです。自分に知見がない分野に関わる経験を積むこともできるため、本業に活かすことも可能です。無料で参加できて様々なメリットがあるため、上手く活用することで沢山の収穫が得られるでしょう。
社会人インターンを募集している、大人の武者修行というサービスもおすすめです。大人の武者修行では、最短3日間から優良企業のインターンに参加し、仕組みや経営意識を体験によって学ぶことができます。研修先は100社以上用意されています。異業種で業務体験をすることで、これまでの自社の常識から距離を置いて、異業種ならではの視点に触れることが可能です。視野が広がることや、新たな考えを習得することが期待できるため、自社で昇進を目指す人にとっても役立つ体験ができるでしょう。
社会人インターンを募集しているサービスとして、30歳からのインターンシップというものもあります。30歳からのインターンシップは、30代~70代を対象としたインターンの情報を紹介しています。このサービスの特徴は「未知の仕事を体験できるプログラム」というテーマで、幅広いインターンを紹介している点です。転職や就職に繋がるものはもちろん、シニアの活躍の場があるものや、地方移住が試せるものなどもあります。30歳からと書いてありますが、実際には20代から参加できるプログラムも用意されています。
社会人インターンに参加することで、普段とは違う経験をして新しい知識を得ることに加えて、副業や社会貢献に繋がります。社会人インターンでは刺激がもらえるだけではなく、自分のスキルが社外で通用するのかを確かめることもできます。そして、社会貢献によって自信が付くでしょう。インターンは1日で終わるものから半年以上かかるもの、無給や有給など種類はいろいろあるため、自分の目的に合ったインターンを選んで自身の成長に繋げましょう。
「日本語+英語+さらに語学が堪能な社員の採用」「海外の展示会でプレゼンが出来る人材」「海外向けサービスのローカライズ出来る人材」「海外向けWebサイト構築・集客」など、日本語も堪能で優秀な人材へのお問い合わせが当社に相次いでいます。
グローバル採用ナビ編集部では外国人の採用や今後雇い入れをご検討されている皆様にとって便利な「就労ビザ取得のためのチェックリスト」をご用意いたしました。また、在留資格認定申請書のファイル(EXCEL形式)もこちらよりダウンロード可能です。
他社での事例やビザ申請の際に不受理にならないようにまずは押さえておきたい就労ビザ取得のためのポイントを5つにまとめた解説付きの資料です。
この記事を読んだ方は次のページも読んでいます。