記事更新日:2023年03月22日 | 初回公開日:2023年03月20日
採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 採用成功事例 外国人採用・雇用募集時期ごとに求人には特徴があり、2~3月は求職者が多くなる傾向にあります。この時期は1年の中で、最も求職者が活発に活動する時期です。区切り良く4月から新しい職場に転職しようと考えている人が多いことが考えられます。年度末で現在の職場を退職し、4月から次なる職場で働き始めるには2~3月に転職活動を行う人材が増え求職者の動きが活発になります。また企業としても、4月の組織変更などに備え人員調整を行っている時期でもあり採用活動が活発になる時期です。
5月の募集時期は、中途採用の閑散期に当たります。多くの企業が4月を期初にしている為、4月入社に向けて活動している転職者が殆どです。その為5月は採用活動が一段落している場合が多く、企業も新卒社員の研修対応などに時間を取られており募集をかけている企業が減る傾向にあります。こういった状況から、5月は求職者の活動もあまり活発ではなくなります。しかし閑散期だからといって求人に適さないということはなく、転職活動を行っている人もおりライバル企業が少ない時期に採用を行うのも一つの手です。
長期休暇明けは、パートやアルバイトの採用に最適です。パートは主婦を対象として募集を出すことが多い傾向にあります。主婦の人は、子どもの入園・入学後に落ち着くゴールデンウイーク明けや、夏休み・冬休み明けに求人を探します。また、アルバイトは生活のリズムが整うゴールデンウイーク明けからアルバイト探しを行う学生が多い傾向です。パートやアルバイトの募集を掛けたい場合は、長期連休明けから開始出来るようなスケジュールで求人を出すと募集が高まる可能性があります。
ボーナスが支給された直後は、フリーターの募集に最適です。フルタイムで働ける人材や、フリーターから正社員に登用したいと考えている企業は、6月や12月に募集をかけるようにしましょう。入社して一定の期間が経つと、就職したけど上手くいかなかったと感じている人や、就職したけど合う働き方が出来ていないと感じている人もいます。そういった人達は、ボーナスを貰ってからアルバイトやフリーターに転向しようと考えている人が多い為、6月と12月が最適な募集時期と言えます。
長期休暇中は、短期バイトの募集がしやすい時期です。高校生の中には、長期休暇中であればアルバイトを許可されている学校もあります。また学業などに忙しい大学生が、長期休暇中のみアルバイトをしたいと考えている事も少なくありません。そういった学生は短期で出来るバイトを探しています。企業側としても、サービス業などでは長期休暇中は繁忙期に当たり、短期バイトを募集する事で人材を補うことが可能です。長期休暇中は短期バイトの募集が増える為、早めに募集を掛けておきましょう。
業界毎に求人を出すのに最適な時期は異なります。サービス業は繁忙期前のタイミングで募集が増えます。サービス業や飲食業は学生のバイトが多く、バイトをしようと考えている学生は春休み中にバイト先を決めようと動いている為、2~3月に求人が増える傾向です。また、進学や就職によって学生バイトが辞めてしまうのもこの時期で、急に人が減ってしまうことも考えられる為、早めに求人を出す必要があります。繁忙期が時期として決まっている場合にも、繁忙期までに人を充足できる様早めに求人を出しておきましょう。
医療業界の募集時期は、3~5月が多い傾向です。医療業界は4月が1番退職者が増える時期の為、3~5月頃に募集を行うのが最適と言えます。退職者や内定辞退が出た場合には、この時期に求人を掲載することによって、他の病院を辞めた人や転職を考えている人の目に留まりやすくなります。医療業界全体としてみると3~5月に募集を行うのが最適ですが、看護師を採用したい場合には7月と1月に求人を出すのもおすすめです。看護師の中にもボーナスを貰ってから辞めようと考えている人は多く、6月と12月のボーナス後に転職活動を行う人を対象にすることも考えておきましょう。
製造業の募集時期は、9月頃です。製造業は、一般的な企業と異なり3月を期末にしている企業はあまりなく上半期や下半期で区切られています。その為、上半期の業務が一段落する9月頃に転職活動を行う人が増えます。製造現場は忙しく、休みを取って本格的な転職活動を行える人は少なく、優秀な人材を確保するためには、求人を一つではなく複数のサイトから確認出来るようにしておきましょう。業界を専門に扱っているサイトや、地域に特化した求人広告などを活用して採用活動を行いましょう。
募集時期に合わせた採用スケジュールで採用活動を行うには、ターゲット像を明確にしておきましょう。効率的に採用を行うには、自社に合った人材やどういった人材を採用したいのか人物像をはっきりしておくことが大切です。ターゲット像が明確になっていない状態で採用活動を行ってしまうと、面接官が複数いる場合採用基準が統一されておらず人によってばらつきが発生します。せっかく採用を行うのであれば、しっかりとした採用基準や求めているターゲットを明確にし効率的に採用活動を行いましょう。
自社に合った採用手法を決定しましょう。採用したい人材によって、利用する採用手法も変わってきます。正社員を採用したい場合は、求人広告やダイレクトリクルーティング・地域限定の採用サイトなどの活用が最適です。パートやアルバイトの採用は、タウンワークのようなフリーペーパーやバイト募集の求人サイトなどがあります。採用手法はどういった雇用形態で採用したいのかによって、活用する手法が異なります。自社に合った費用で実施が出来る採用手法を活用しましょう。
採用手法が決まったら、採用したい時期に合わせて選考を行います。応募してから選考までに時間が空いてしまう場合や、選考の過程で企業からの連絡を貰えないと、応募者はその企業に対しての興味が薄れてしまいます。せっかく応募してくれた人材を逃さない為にも、選考は応募を受けてからスピード感をもって行わなければなりません。これは正社員採用に限らず、パートやアルバイトの選考も同じことが言えます。パートやアルバイトの求人は同時期に沢山出ており、応募者の選択肢は沢山あります。他社に流れてしまわないようしっかりと選考を行うことが大切です。
採用する人材が決まったら、入社の手続きを行いましょう。短期バイトを除き、正社員・パート・アルバイトの人を採用する場合、雇用契約や社会保障など様々な手続きが必要です。給与の振込先を登録する書類など入社予定の人に提出してもらう物もある為、余裕を持って入社手続きを進める必要があります。労働条件通知書の作成も入社日までには必ず必要です。また、企業で制服や名札を準備する場合には入社日ギリギリに備品が揃うといった事が無い様に、事前にしっかりと準備しておきましょう。
募集時期を意識して求人を行う為にも、ゆとりをもって採用活動を行いましょう。繁忙期前に急いで人員を補充しようとしてしまうと、しっかりと自社に合う人材を見極めることは出来ません。ゆとりのない状態で選考を行うと、お互いにミスマッチなどが起こりやすくなってしまい、再度採用活動を行わなければいけない事にもなりかねません。そういった状況に陥らない為にも、しっかりと時間に余裕を持って採用活動を行いましょう。焦りが出てしまうと上手く採用を行えないので、早め早めに選考を行っていきましょう。
自社の募集時期に採用できる様に、あえて求職者の少ない時期を狙いましょう。先述したように、採用活動には繁忙期と閑散期があります。繁忙期には多くの求職者が動いていますが、求職者同様に多くの企業も人材を採用する為、活発に採用を行っています。繁忙期に人材を採用するには、他社との差別化や求職者の目に留まるような工夫などを行わなければなりません。閑散期に採用活動を行うことで、求職者の数は繁忙期よりも減りますが、採用を行っている企業も少ないため求職者の目に留まりやすくなります。閑散期でも転職活動を行っている人はいる為、敢えて採用活動を行うのも一つの方法です。
職種ごとに募集時期を変えるのも、求人を行う上でポイントとなります。サービス業や製造業・医療業界など、転職活動を行う時期はそれぞれ異なっています。転職活動を行っている時期が異なっているにもか関わらず、同じ時期に求人を出しても採用する事は簡単ではありません。募集を考えている職種の同業他社が採用を行っている時期や、求職者の動向を把握しましょう。対象となる職種の求職者が活発に活動を行っている時期に求人を出すことで、効率的な採用活動を行うことが出来ます。
ターゲットごとに募集時期を変えて、効率的に採用を行いましょう。採用したいターゲットが求職活動を行っている時期に合わせて求人を出すことで、スムーズな採用に繋がります。主婦層のパートを採用したい際には、子どもの進学などが落ち着く5月や夏休み明けに求人を出すといいでしょう。長期的なアルバイトの採用を考えている場合は、ゴールデンウイーク明けやボーナス支給後の6月・12月に求人を出しましょう。正社員を採用するには、3月や6月の採用に向けてに求人を出しておくことで期末やボーナス後に転職しようと考えている人達の目に留まります。
求人の募集時期について解説しました。採用したい職種やターゲットによって、最適な求人の掲載時期は異なります。求職者が活発に活動している3~4月は、応募者も多いですが募集している企業も多い為、中々採用に至らないといった経験もあるのではないでしょうか。閑散期と聞くと全く採用が出来ないように感じますが、転職活動を行っている人もおり穴場な時期とも言えます。ターゲット像を明確にし、自社で採用し用途考えている職種の時期別の傾向を把握しておく事が重要です。採用したい職種の募集時期に合わせた採用戦略を立てましょう。
「日本語+英語+さらに語学が堪能な社員の採用」「海外の展示会でプレゼンが出来る人材」「海外向けサービスのローカライズ出来る人材」「海外向けWebサイト構築・集客」など、日本語も堪能で優秀な人材へのお問い合わせが当社に相次いでいます。
グローバル採用ナビ編集部では外国人の採用や今後雇い入れをご検討されている皆様にとって便利な「就労ビザ取得のためのチェックリスト」をご用意いたしました。また、在留資格認定申請書のファイル(EXCEL形式)もこちらよりダウンロード可能です。
他社での事例やビザ申請の際に不受理にならないようにまずは押さえておきたい就労ビザ取得のためのポイントを5つにまとめた解説付きの資料です。
この記事を読んだ方は次のページも読んでいます。