ポテンシャル採用とは?【新卒採用の違いと成功させるポイント】

記事更新日:2021年09月16日 初回公開日:2021年03月04日

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ポテンシャル採用とは何でしょうか。近年、ポテンシャル採用を取り入れている会社が多くなっています。用語は聞いたことはあるけれど、具体的にどういった採用方法をしているかは分からないという方も多いのではないでしょうか。ポテンシャル採用は、主に20代を対象に優秀な人材を採用することができる採用方法のことです。今回は、ポテンシャル採用の概要から、成功させるポイントやメリットデメリットをご紹介します。ポテンシャル採用の導入を検討している企業や、概要を知りたい方にぜひ読んでいただきたいです。

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ポテンシャル採用とは

スキルや経験よりも潜在能力を重視した採用

ポテンシャル採用の意味は、スキルや職務経験よりも個人が持つ潜在能力を重視する採用方法です。まず、採用方法には主に2つの方法があることを確認しましょう。「過去の経験があり、入社後すぐに会社に利益を生む人材採用」と、「経験はないが、今後成長する可能性があり、未来に活躍する人材採用」です。前者はキャリア採用、後者はポテンシャル採用と言われています。ポテンシャル採用に求められる潜在能力は様々なものがあります。例えば、学生時代の経験から芽生えた価値観を会社で発揮できることや、主体性やコミュニケーション能力があることです。

採用は20代の若手人材が中心

ポテンシャル採用の対象は、20代の若手が中心です。経験やスキルが浅い20代ですが、やりたいことがある、挑戦したことがあるなど意欲や向上心にあふれている人も多いです。また、所属していた会社の色に染まっていない場合も多いため、転職しても次の会社にも馴染みやすいでしょう。20代は、スキルを活かしたキャリア採用、もしくは未経験からも挑戦できるポテンシャル採用のどちらも受けられるのが強みです。スキルや経験がなくても、会社に対する熱意やなぜこの仕事を選んだのかという理由が大切です。

大手企業を中心に拡がっている

ポテンシャル採用は、大手企業を中心に取り入れる企業が拡がっています。一般的に、潜在能力を評価項目にするポテンシャル採用は、景気が良い時には取り入れる企業が多くなります。反対に景気が悪い時代には、人材を採用し教育していく余裕がないため、スキルがあり即戦力となるキャリア採用が重視される傾向です。また、自分の将来のキャリアプランについて考えている優秀な若者は、自身を向上させるためにより良い環境に身を置きたいと考えるでしょう。このことからも、大手企業は優秀な若者を欲しがっています。

ポテンシャル採用と新卒採用の違い

新卒採用もポテンシャル採用の一種

ポテンシャル採用と新卒採用の違いは、本質的には同じです。新卒採用は、大学を卒業したばかりの人を対象とする採用計画のことです。ポテンシャル採用は、一般的に就職してから3年目までの25才以下の第二新卒者や、30歳未満の就業者を対象にすることが多いでしょう。年齢に違いはありますが、求められる素養は同じです。新卒採用とポテンシャル採用は、スキルや経験ではなく、学生時代に学んできたことや、その人の潜在能力などを評価対象にします。

ポテンシャル採用は企業によって条件が異なる

ポテンシャル採用は、企業により個人に求める条件が異なります。例えば、新卒採用をなくし、新卒や既卒、また就業者が一定の年齢以下を対象にポテンシャル採用のみにしている会社もあります。またポテンシャル採用でも、求める人物像を採用の募集要項に詳しく記載している企業も多いです。例えば、新しいことにチャレンジすることを恐れない人、また粘り強く物事を達成する最後まで諦めない人などです。ポテンシャル採用では、志望者の熱意や素養を重視していることが分かるでしょう。

ポテンシャル採用を成功させる4つのポイント

自社が求めるポテンシャルを明確にする

ポテンシャル採用を成功させる一つ目のポイントは、自社が求めるポテンシャルを明確にすることです。ポテンシャル採用は、スキルや経験ではなく潜在能力という抽象的なものを重視します。そのため、自社が社員に求める人物像は何かを明確にすることが大切です。例えば新しいことに積極的に挑戦できること、チームワークを大切にし適切なコミュニケーションをとれることなどです。自社がどのような特性の人を欲しているかを、明確にして採用活動をしましょう。

研修などのサポート体制を整える

ポテンシャル採用を成功させる二つ目のポイントは、研修や教育制度などのサポート体制を整えることです。社員が自社でいち早く活躍ができるよう、スキル面をカバーするような研修や教育制度を充実させましょう。例えば、先輩社員が若者一人に指導者としてつくメンター制度や、自主的な勉強に対して会社から補助金を出す制度などです。未経験でも若者が安心して、スキル向上に励むことができる環境をつくりましょう。熱意がある若者は、大きな成果を見せるでしょう。

若手人材が集まりやすい求人媒体を使用する

ポテンシャル採用を成功させる3つ目のポイントは、若手人材が集まりやすい求人媒体を利用することです。求人媒体には、自社のホームページで求人を紹介する方法や、また転職サイトや転職エージェントなどに求人を掲載してもらう方法があります。転職サイトや転職エージェントによって、20代に特化しているまたは40代求人が多いなど、サイトによって独自の特徴があります。そのため、若者の利用者が多いサイトを選ぶと良いでしょう。

求職者のキャリアビジョンを確認する

ポテンシャル採用を成功させる4つ目のポイントは、求職者のキャリアビジョンを確認することです。求職者は、会社を選ぶ際に自分の描いているキャリアビジョンが達成できるかを重視します。求職者に仕事でやりたいことや実現したいこと、会社に求めることなどをしっかりとヒヤリングをしましょう。そして、求職者の描いているキャリアビジョンに対して、自社で働くメリットや実現できることを伝えると良いです。求職者が入社後、自身が働いているイメージを具体的に想像しやすくなるからです。

ポテンシャル採用のメリット

若手層の応募が集まりやすい

ポテンシャル採用のメリットの1つ目は、若手層の応募が集まりやすいことです。ポテンシャル採用は、スキルや経験より潜在能力を重視するために未経験の職種にも応募が可能です。未経験でも応募が可能な求人には、人が集まりやすいため入社を希望する人数が多くなります。そのため、受験者数を多く確保でき、より多い人数の中から優秀な人材を確保することができるでしょう。また、求める人物像を募集要項に明記しておけば、より良い人選ができます。

企業の若返りが出来る

ポテンシャル採用のメリットの2つ目は、企業の若返りが期待できることです。近年、少子化や人口減少により、中小企業は人材の確保が十分にできず悩んでいます。若い人の占める割合が少ないと、会社の体質や考え方も、古くなってしまうことがあるでしょう。また、技術やノウハウの伝承なども若い人が多くいると行われやすいです。そして、若者が不足すると役員や経営者などの人材が育たないことが難点です。技術の伝承が行われず、将来の幹部候補が育ちません。

組織の多様性が生まれやすい

ポテンシャル採用のメリットの3つ目は、組織の多様性が生まれやすいことです。若者が少ない職場であると、考え方が一極化してしまう可能性があるでしょう。若者が頻繁に入社する職場環境であると、新しい風が吹き職場の雰囲気も変わりやすいです。若者は、中年の人にはない考え方や価値観を持っているので、刺激を受け勉強になることがあります。会社を成長させるためには、様々な価値観の多様性があることを認識することが大切です。

ポテンシャル採用のデメリット

人材育成のコストが高い

ポテンシャル採用のデメリットの1つ目は、人材育成のコストが高いことです。ポテンシャル採用は、スキルや経験を重視しない採用であるために、スキル育成にかけるコストが多くなります。また、社会に出て数年である第二新卒の人も多く入社するので、基本的な仕事のスキルも身に着けてもらう必要があります。そのために、スキルの習得にかけるコストはもちろん、基本的なビジネスマナーなどにも教育費をかけなければならないケースもあるでしょう。

早期離職のリスクがある

ポテンシャル採用のデメリットの2つ目は、早期退職のリスクがあるということです、ポテンシャル採用は、主にスキルや経験がない未経験でも応募ができ、また20代を対象にしています。未経験の人が仕事を実際に行い、やはり自分には合わなかったと早期に退職してしまうケースもあるでしょう。また、ポテンシャル採用の年齢層は20代であるために、もし入社したとしても数年後に別の会社に転職していく可能性もあります。年齢が若いために、転職もしやすいからです。

ポテンシャル採用を導入している企業

ヤフー株式会社

ポテンシャル採用を導入している企業の1つ目は、ヤフー株式会社です。ヤフー株式会社は、2016年10月より新卒の一括採用を禁止。代わりに、30歳以下の人なら新卒や既卒、第二新卒や就業者を問わず、誰でも応募できるポテンシャル採用を始めています。スキルや経験を重視するキャリア採用では、受けたい人に対して、平等な採用の機会を与えられないという理由で、ポテンシャル採用に変更されました。入社時期は4月と10月に分かれていて、研修には新卒研修を行っています。

株式会社ガイアックス

ポテンシャル採用を導入している企業の2つ目は、株式会社ガイアックスです。株式会社ガイアックスは、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミーの2軸を主軸として、社会の問題解決を行う会社です。課題として人と人とをつなぐということを掲げています。新卒、既卒、留学生、就業経験のある人問わず30歳以下なら誰でもポテンシャル採用を受けることが可能。常に社会の新たな問題と向き合い、挑戦していく社風は、潜在能力の高い熱意ある若者を求めていることが見受けられます。

サイボウズ株式会社

ポテンシャル採用を導入している企業の3つ目は、サイボウズ株式会社です。サイボウズ株式会社は、IT業界未経験、また職種未経験でも応募することができます。キャリア採用の募集要項の条件を満たしていない人、未経験だが様々な業界にチャレンジしたい人など、幅広い人材をポテンシャル採用として受け入れています。新卒、または既卒で就業経験がない人は新卒採用で応募することが可能。自分のやりたいことや、境遇に合わせて、新卒、ポテンシャル、またキャリアの3つの採用方法を選べるところが魅力です。

まとめ

ポテンシャル採用を通じて若手人材を獲得しましょう

ポテンシャル採用を行うことには、様々なメリットがあります。未経験でも応募できるため、応募者数が集まりやすく企業の若返りを期待することができます。また、組織の多様性も生まれやすいです。一方、研修や教育コストが高くなることや、早期退職が懸念されることに気を付けましょう。今回は、ポテンシャル採用の概要から、成功させるポイントやメリットとデメリット、また取り入れている企業の例についてご紹介しました。ポテンシャル採用を通じて、優秀な若手人材の獲得を目指しましょう。

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