人事に役立つ資格とは?【メリットや役立つ場面についても解説します】

記事更新日:2024年07月25日 初回公開日:2024年07月25日

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会社の部署は様々存在しそれぞれ重要な役割を担っています。今回ご紹介する内容は、その部署の中でも「人事部」の内容についてです。まず、人事部ないし人事の仕事では何をするのでしょうか。そして、人事に必要なスキルは何でしょうか。また、人事における資格の優位性や特に優れた人事の資格についてもご紹介いたします。これから人事部での部署移動のある方や人事の仕事に興味のある方は是非ご一読下さい。

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人事の仕事内容

企業の「ヒト」を扱う仕事

人事はどのような仕事をするのでしょうか。人事の仕事内容は、企業の中の「ヒト」を扱う仕事です。企業の経営資源は大きく「ヒト」「モノ」「カネ」分けられます。人事はそのうち最も重要な要素であると言っても過言ではないヒトやそれに関連した仕事を担います。例えば、採用計画の策定や採用活動が代表的です。人事はヒトをどのように効率的に採用するかを考え実行し会社の利益を考えます。また、人事は採用後の人材育成や評価も行います。つまり、社内の従業員に関することについて幅広くが人事が担当します。

人事に必要なスキル

対人折衝能力

人事に必要なスキルとして、対人折衝能力が挙げられます。先ほども述べたように、人事は採用活動から研修、評価など従業員に深く寄り添っていく仕事を行ないます。したがって、より多くの人々と接し問題を解決できる能力や従業員をマネジメントする能力が求められます。また、従業員をマネジメントするには、洞察力・従業員の心のケアマネジメント・従業員に提案をするコーチングスキルも必要でしょう。従業員一人ひとりと向き合いっていくコミュニケーション能力は人事にとってたいへん重要なスキルと言えます。

労務知識

人事に必要なスキルとして、労務知識が挙げられます。実務では、人事は労働法などの従業員や会社に関する法律や憲法に沿った形で手続きを進めることがよくあります。特に、労働者の権利は法律で強く守られています。これらを理解をしていない場合、知らぬうちに違法行為を犯してしまうリスクがあります。会社の信頼やイメージを下げないためにも労務関係の法律知識はしっかりと頭に入れておく必要があると言えます。

人事で資格を取得するメリット

業務に役立つ

人事で資格を取得するメリットとして、業務に役立つ点が挙げられます。先述の通り人事の仕事は人に広く関わる仕事であり、法律も深く関係する業務です。これらに関係する資格は多く存在し、フルに活用することができます。例えば、社会保険労務士の資格を保有していれば、労務分野での業務でかなり役に立ちます。また、人事の仕事に直接的に関係する人事総務検定もあり業務に役立つと言えます。このように、人事は資格が直接生きる業務が多いと考えられます。

キャリアップができる

人事で資格を取得するメリットとして、キャリアアップができる点が挙げられます。資格を業務に活かすことで、キャリアアップを実現できるでしょう。資格者を保有していることで与えられる業務の幅が広がるため、さまざまな経験を積んでいくことが可能です。こうしたことから昇格や昇進につながり、キャリアアップを目指せるでしょう。また、こうした経験を積む中で様々な人脈が広がることでも自身のキャリアアップに関係してくるでしょう。

転職に有利になる

人事で資格を取得するメリットとして、転職に有利になる点が挙げられます。資格の取得はによって、ビジネスパーソンは転職の際に自身の能力を明確に証明する材料にできます。難関資格や業務に役立つ資格であれば、資格をアピールすることが可能です。難関資格取得により向上心を評価されれば、転職の面接などで有利になれるでしょう。その一方で、実務経験がない場合、年齢によっては有利に働かないケースがあることに注意が必要です。また、あくまで同業種の転職の際にのみ有効であることにも注意しましょう。

人事の資格が役立つ場面

採用活動のPR

人事の資格が役立つ場面として、採用活動のPRが挙げられます。採用活動の代表的なものとして会社説明会があります。この会社説明会において人事の資格が大変活用できます。説明には、自社のビジョンや戦略・他社との競争環境における強み・財務面・マーケティング戦略などあらゆる角度からの説明が求められます。この際に資格があればより効果的に話すことができます。また、自社の専門分野やCSR、コンプライアンスなど、経営全般の知識も説明の際に必要になるため資格が役立ちます。

採用マーケティング

人事の資格が役立つ場面として、採用マーケティングが挙げられます。採用をするにあたっては、自社に合った人材を採用することが重要です。そうでない場合、すぐに会社を辞める人が増え、大きなコストのロスにつながります。従って、採用活動におけるマーケティングの知識や資格が重要になります。また、キャリアコンサルタントの資格は従業員の面談やフォローに役立つことはもちろん、採用マーケティングでも有用と言えるでしょう。

採用活動におけるコミュニケーション

人事の資格が役立つ場面として、採用活動におけるコミュニケーションが挙げられます。採用活動では、会社説明会などのプレゼンテーション・面接における求職者とのコミュニケーションなど、コミュニケーション能力を求められる場面が多いです。また、大学訪問では、教授やキャリアセンターに自社の事業や専門分野の説明をするなどコミュニケーション能力が求められます。従って、人事にとってコミュニケーション能力は重要なスキルでしょう。

社員のメンタルヘルス対応

人事の資格が役立つ場面として、社員のメンタルヘルス対応が挙げられます。ストレスチェック制度が義務化されることや社内カウンセリングが企業で注目されている中、日本における精神疾患の患者は増え続けています。企業内で精神疾患患者とのコミュニケーションをとる場合が少なからずあります。休職中の相談や復帰支援など、メンタルヘルスに関する知識は人事にとって重要です。メンタルヘルス・マネジメント検定や産業カウンセラー試験などが役立つと言えます。

人事制度改革

人事の資格が役立つ場面として、人事制度改革が挙げられます。組織の精度を変えるには人事や組織に対して網羅的な知識が必要になります。したがって、人事総務検定などを持っておくと人事制度改革に役立ちます。また、人事制度の改革に伴って労務関係も変化するので、労務に関する知識も十分に役立つと言えます。社会保険労務士などの資格も持っておくと大変役に立つでしょう。

人事におすすめの資格

キャリアコンサルタント

人事におすすめの資格として、キャリアコンサルタントが挙げられます。キャリアコンサルタントは、キャリア形成支援の専門知識の証明となる国家資格です。相談者の適性や興味を明確にし、転職やスキルアップなど自己決定するための支援に役立ちます。人事としては、社員の悩みのヒアリングや解決策の提案に役立つでしょう。合格率も60%とそれほど低くなく、未経験者が取得する国家資格としてとくにおすすめです。

個人情報保護士

人事におすすめの資格として、個人情報保護士が挙げられます。個人情報保護士は、個人情報保護法と安全管理の体系的な理解に加え、実務での実践力もあることをも証明する民間試験の資格です。2022年4月に改正個人情報保護法が施行され、すべての企業が対応することが必要となりました。そのため、今後個人情報の適切な管理がますます求められるようになることが予想されます。それに伴い、この資格の保有者の需要も高まるでしょう。応募者や社員の個人情報を管理するときに役立つ知識が得られます。

人事総務検定

人事におすすめの資格として、人事総務検定が挙げられます。人事総務検定は、人事総務の実務や関連する法律の基礎知識を体系的かつ実践的に習得していることを証明する民間の資格です。人事や総務の実務の際に役立つ知識を学ぶことができます。っ取得には、試験に合格するほか特別認定講習の受講と確認テストでも可能です。3つの級に分かれており、ステップアップしていくことができます。そのため、未経験の社会人や学生で人事に転職したい人にもチャレンジしやすい資格と言えます。なお上位の級を狙う場合も3級から合格していく必要があります。

社会保険労務士

人事におすすめの資格として、社会保険労務士が挙げられます。社会保険労務士は、社労士とも呼ばれるものであり、各種保険法や労働関連の法律の専門的な知識があることを証明する国家資格です難関資格の1つです。独占的に行える業務があり、人事・労務・社会保険のスペシャリストとして活躍することができます。実務では労務管理責任者などのポストで働くのに役立つでしょう。CHO(最高人事責任者)などを将来的に独立を視野に入れている人におすすめの資格です。

ビジネスキャリア検定

人事におすすめの資格として、ビジネスキャリア検定が挙げられます。ビジネスキャリア検定とは、ホワイトカラーに必要な分野別の専門知識についての検定です。8分野44試験あり、人事系は人事・人材開発と労務管理の2試験があります。この資格も人事・人材開発と労務管理の実務で役立ちます。人事・人材開発と労務管理に分かれているので、短期集中で勉強したい人に向いています。また。3つレベル分けがされておりどの級からでも受験が可能です。

衛生管理者免許試験

人事におすすめの資格として、衛生管理者免許試験が挙げられます。衛生管理者は、作業環境の管理などに必要な知識を身に付けていることを証明する国家資格です。人数に応じて企業に選任義務が定められています。毎日作業場を巡回することが求められ、事業場の衛生管理・労働者への衛生教育や衛生委員会の運営などにも携わります。業種によって第一種・第二種に分かれています。有害業務が発生する職場では第一種衛生管理者だけが対応できます。なお学歴や実務経験による受験資格が定められており、実務経験を証明するために会社や上司の協力が必要です。そのため、国家資格としては合格率が高いのですが、個人的な取得が難しい面もあります。

まとめ

人事関連の資格を取得しキャリアに役立てよう

このように、人事にまつわる資格は多種多様であり、人事業務の至る所で役立てることができます。そして、資格であるため、キャリアアップや人事への転職にも活用することが可能です。また、ご紹介した通りそれぞれの試験には特徴があり、難易度や合格率などは様々です。自分の特性や費やせる時間、描くキャリアによって取得資格を考えましょう。最後までお読みいただきありがとうございます。

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