ワーカホリックとは【ワーカホリックに陥る原因や対処法についてわかりやすく解説します】

記事更新日:2024年06月20日 初回公開日:2024年06月20日

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仕事に対してやる気を持って取り組むことは重要です。モチベーションの高さは生産性向上といったプラスの影響を与えます。しかしながら、ある一定の度を越えてしまうと、仕事ばかりの生活になってしまいます。今回は、「ワーカホリック」について説明します。ワーカホリックとは、仕事のことだけを考えすぎてしまう、いわば仕事中毒状態のこと。ワーカホリックになると、心身への悪影響を及ぼしかねません。ワーカホリックになる原因や対処法について解説しますので、人事担当の方はぜひご一読ください。

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ワーカホリックとは

過度に仕事中毒になること

ワーカホリックとは、過度に仕事中毒になることを指します。出勤時間以外にも、仕事や業務のことが頭から離れない状態になるのがワーカホリックです。ワーカホリック状態の人は、常に仕事のことを考えていないと落ち着かなくなってしまいます。それによって、仕事以外のプライベートが疎かになるのが特徴的です。一見、仕事に対してやる気のあるプラスの状態に見えますが、様々な悪影響を与えるので、対処しうまく付き合っていくことが求められます。

ワーカホリックの具体例

休日にも仕事のことを考える

ワーカホリック状態になっている人の具体例としては、休日にも仕事のことを考えることが挙げられます。一般的に、休日は釣りに行ったりショッピングに行ったりと、仕事とは全く関係ないプライベートを充実させようとする人が多いです。しかしながら、ワーカホリックになっている人は、休日でも無意識のうちに仕事のことを考えてしまいます。常に仕事のことで頭がいっぱいになり、他のことを考える余裕がありません。仕事とプライベートの境界線がなくなっている人は、ワーカホリック状態になっている可能性があります。

ワーカホリックのデメリット

燃え尽き症候群になる

ワーカホリックになると、燃え尽き症候群に陥る可能性が高まります。燃え尽き症候群とは、バーンアウト症候群とも呼ばれる心理学用語の一種です。それまで高いモチベーションを保っていた人が、突然やる気を喪失させてしまう症状のことを指します。仕事に対して過度に熱意や期待を持って取り組むと、失敗した時の落胆やショックが倍増していまいます。突然何に対してもやる気を失うので、仕事だけでなく生活すべてに悪影響を及ぼします。

健康被害を及ぼす

健康被害を及ぼすことも、ワーカホリックのデメリットです。常に仕事のことを考えているので、心身が休まる暇がありません。それによって、様々な健康被害を引き起こしてしまいます。例えば、めまいや頭痛といった軽いものから、自律神経不調症や強迫性障害、うつ病などの大きな病気にまで至ります。気付かないうちにストレスが溜まっていき、メンタル的にもやられてしまいます。自分の体よりも仕事を優先すると、のちのち取り返しのつかない事態になるかもしれません。

ワーカホリックになる原因

完璧主義者である

ワーカホリックになる原因には、完璧主義者であることが挙げられます。仕事に対して妥協できない、完璧な状態にしておきたいと考える人ほど、ワーカホリックに陥る可能性が高まります。ミスなく仕事をし、かつ質の高さを求めようとすると、気付かないうちに自分自身を追い詰めてしまいます。高いクオリティを望むあまり、どれだけ仕事をしても満足できなくなってしまいます。より高みを目指そうとし、仕事にのめり込んでしまうのです。

責任感が強い

責任感が強い人も、ワーカホリックになりやすいです。責任感が強いことは、仕事において良い特徴であるかのように見受けられます。しかしながら、周囲の期待に応えようとするあまり、過度に仕事に対しての思い入れが強くなってしまいます。結果として、常に仕事のことが頭から離れなくなり、ワーカホリックを発症しやすくなるのです。責任感が強いことで、自分の容量を越えて仕事を引き受けてしまうケースも見られます。定時では終わらなくなり、業務時間外にも仕事をしなければならなくなってしまいます。

人からの評価を気にする

人からの評価を気にする人も、ワーカホリックになりやすい傾向があります。人に認められたいといったような感情は、仕事のモチベーションになります。一方で、承認欲求が強すぎると、評価を得るために多くの仕事を引き受けるようになってしまします。本来の仕事ではないものも引き受けていくことで、徐々に心身への負担が大きくなっていきます。評価を気にするあまり、仕事にのめり込んでしまい、結果としてワーカホリックになってしまうのです。

他人のために動くことが好き

ワーカホリックになる原因には、他人のために働くことが好きなことも含まれます。人に喜ばれることが好きであったり、それにやりがいを感じる人はワーカホリックになりやすい傾向があります。他人のために動きたい、と思うばかりに仕事に熱中してしまう恐れがあるからです。そのため、一定の節度を保って仕事に取り組むことが重要です。他人のために動くには、まずは自分の体が健康であることが求められます。適度にリフレッシュしながら、仕事に取り組みましょう。

物事を複数取り組めない

物事を複数同時に取り組めない人も、ワーカホリックになりやすいです。仕事に限らず、一つのことに集中すると他のことが見えなくなってしまう人は要注意です。重大な任務や仕事を任された際に、その仕事にのめり込んでしまい、気付かないうちに仕事中毒になる恐れがあるからです。業務時間外にも仕事について考えてしまい、心身に影響を及ぼすかもしれません。適度に仕事のオンオフを切り替えられるようにしておくことが大切です。

趣味がない

ワーカホリックになりやすい傾向にある人は、プライベートでの趣味がない場合が多いです。一般的に、休日はリフレッシュ期間として設けられています。趣味を持つことで、心身のリフレッシュに繋がり、その後の仕事にも好影響を与えます。しかしながら、趣味がない人は仕事が休みの日にすることがなく、必然的に仕事のことを考えやすくなってしまいます。そのため、ワーカホリックに陥りやすいのです。時間を持て余していると、仕事が頭によぎりやすくなることを注意しておきましょう。

仕事以外の付き合いが少ない

仕事以外の付き合いが少ない人も、ワーカホリックに陥りやすいです。休日に会う人や連絡を取る人が少ないと、仕事以外でのコミュニティがなくなってしまいます。そうなると、自分の人間関係が次第に仕事関係の人のみで構成されていきます。仕事が休みの日でも一緒に過ごす相手が仕事関係の人になっていくでしょう。休日でも仕事関係の人との付き合いが増えると、仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまいます。それによって、休日でも仕事のことを考えやすくなってしまう恐れがあります。

ワーカホリックにならない対処法

仕事を持ち帰らない

ワーカホリックにならないためには、仕事を持ち帰らないことを意識しましょう。終わっていないからといって仕事を持ち帰ってしまうと、家と仕事場の役割が曖昧になり、ワーカホリックに陥りやすくなります。そのため、仕事はオフィスのみに限定することや、定時以降の作業を禁止するなどの決まりを作っておくことが大切です。仕事とプライベートの境界線を曖昧にしないことで、ワーカホリックに陥る可能性を軽減することができます。休息時間を確保し、リフレッシュしてもらうように努めましょう。

業務の見える化を行う

業務の見える化を行うことも、ワーカホリックにならないための対処法です。各々が抱えている仕事を整理し、可視化するようにしましょう。負担量が多い人が分かることで、同じチーム内で再度分担し、適量の仕事を振り分けることができます。仕事を持ち帰らないためにも、業務を可視化することは大切です。自分の仕事をまとめることで、何を優先すべきかが一目見て分かるようになります。業務効率化を図るためにも、見える化を行いましょう。

趣味を見つけプライベートを充実させる

ワーカホリックにならないためには、趣味を見つけプライベートを充実させることも効果的な手段です。趣味がない人は、休日に時間を持て余して仕事について考えやすくなっていまいます。そのため、何か熱中できる趣味を探してみることは、ワーカホリックにならないための対処法の一つです。プライベートを充実させることによって、仕事について考える時間を必然的に減らすことができます。何か新しいことに挑戦してみることで、趣味が見つかるかもしれません。

仕事以外の付き合いに参加する

仕事以外の付き合いに参加することも、ワーカホリックにならないための対処法です。自分の人間関係が仕事関係の人のみになってしまうと、仕事とプライベートの境目が曖昧になり、ワーカホリックに陥りやすくなります。そのため、仕事以外の付き合いにも参加することが大切です。仕事以外の付き合いがあることで、仕事について考える時間が減り、心身のリフレッシュができるようになります。仕事とプライベートの境界線を明確にするためにも、仕事以外のコミュニティは積極的に作っておきましょう。

ワーカホリックへの企業の取り組み

社内でワーカホリックへの理解を深める

ワーカホリックへの企業の取り組みとして、社内でワーカホリックへの理解を深めることが挙げられます。企業の経営層や社員に対して、ワーカホリックに対する理解を深めてもらうことが大切です。ワーカホリックという言葉自体浸透していない場合が多いので、どういった現象を指すのか、周知に努めましょう。注意点や対処法を社内で共有しておくことによって、ワーカホリックに陥らないように予防することができます。組織全体でワーカホリックへの理解を深めておきましょう。

社員の業務を管理する

社員の業務を管理することも、ワーカホリックに対する企業の取り組みの一つです。仕事量が多いと定時では終わらず、仕事を持ち帰らないと終わらなくなってしまいます。そのため、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりやすくなります。家に持ち帰らないためにも、会社側が一人ひとりの業務を管理しておくことは大切です。上司が部下の仕事を把握することで、一人ひとりの仕事量を調整することができ、部下のコンディションを整えることに繋がってくるでしょう。

まとめ

ワーカホリックを対処し働きやすい職場を作ろう

今回は、ワーカホリックについて解説しました。ワーカホリックになると、過度に仕事について考えてしまい、心身にも影響を及ぼします。ワーカホリックに陥る原因はいくつかあるので、それらを対処していくことが求められます。まだまだ認知の低い言葉なので、企業全体でワーカホリックに対する理解を深めることが大切です。休息時間をしっかり取ることで、リフレッシュできるだけでなく、仕事のパフォーマンス向上にも繋がっていきます。ワーカホリックを対処し、働きやすい職場を作っていきましょう。

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