記事更新日:2020年06月22日 | 初回公開日:2018年05月07日
人事・労務お役立ち情報 採用・求人のトレンド グローバル経済人事の仕事は多岐にわたり、業務を一覧にすればずらりと項目が並びます。それぞれの業務に必要なスキルが具現化しにくいという特徴があります。なぜなら、人事はその名の通り、人に関わる内容が多いからです。営業職などのように、週ごとや月ごとに即座に数値反映できるようなタイプの仕事ではありません。
そのため、人事の仕事は、自分がどんなスキルを、どれくらい身に付けられているのかがわかりにくいのです。この疑問点を持ったままでは、不足な点も改善点も、果てはやりがいも見つけることが難しいですよね。このことが、人事職に携わる人たちの仕事の悩みを誘発しているのかもしれないですね。
人事業務は、即座に成果が見えてくる仕事ではありません。ですから、長期スパンで、仕事を把握し計画し遂行していくことが大切です。
その過程ではたとえば、問題や課題を発見し、その対処スキルを上げることも必要です。社員の悩みや躓いている点はどこか、組織や部署の問題はどこにあるのかなどを的確に見つけることが大切です。個々の社員や各部署の意見や思いを汲み取る傾聴力や質問力も欠かせません。
また、その時々の採用、一回一回の人材育成研修などにも携わります。そのとき、短期決戦の単発的なものと捉えていると、成果もスキルも向上しにくいものです。人事業務は、人事部の仕事という括りで業務を行ってしまうとスキルはなかなか伸びません。
企業や組織全体視点からの理想の人材の獲得や組織形成を考えようとすることがスタート地点。経営戦略や時代に合わせるというレベルで人事戦略を策定し、遂行していきましょう。その視点を持つことで、新たに必要と感じるスキルが明らかになってくるはずです。
人事業務というのは、会社のためを思ってやったことでも、批判されることが多いものです。その批判の理由は、さまざまなものがあるかもしれませんが、人はもともと現状からの変化を好みません。
何をやろうとしても批判はつきものですし、その成果も短期間にはでないのが人事業務の特徴でもあります。そのため、余計につらい立場になることもあると思います。
また、社内で自分の仕事を評価されないことで、悩んだり落ち込んだりするという人も少なくないでしょう。
企業で働く社員たち、組織の中にある部署の人たちと密にコミュニケーションをとっていきましょう。それぞれの仕事や役割をより詳しく知ることで、人事業務の質も向上します。彼らの声から問題や課題を抽出し、それを材料にして自社にある人事戦略や施策が行うことも大切なのです。
経営戦略も絡めた計画や施策の施行直後には、反発や批判があるでしょう。しかし、最終的に企業のためになる成果が出せれば、高評価の声も上がってくるのではないでしょうか。誰の評価が得られなくても、人事の担う役割を果たすことにつながるはずです。
そもそも人事は評価されることがないと割り切り、自らモチベーションマネジメントをする必要があります。精神的なタフさを保つためにも、人事担当者として必要な要素です。
外側からのモチベーションを求めて人事の仕事をしていると、おそらく苦しくなることが増えるのです。
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