記事更新日:2018年10月15日 | 初回公開日:2018年05月07日
人事・労務お役立ち情報フォローアップ研修のカリキュラムの中には、入社から一定期間、実際に現場で行っている業務内容の再確認を含めます。それらに対する自分たちの役割の再認識してもらうことも必要です。新入社員が、フォローアップ研修の内容と自分の現状の業務を照らし合わせ、できていることと不足している部分を把握できるよう促していきます。
入社当初と比較して、少しでもできるようになっているという実感が得られることも重要でしょう。そのうえで、入社してからの実務上で感じている問題点や疑問点を解決できる場としていきます。
このようにフォローアップ研修は、新しい知識をさらに入れるというよりも振り返りの要素を重要視されます。入社からこれまでに行ってきた研修や勉強会の内容が、どれくらい定着し、どれくらいの効果が出せているかをそれぞれの社員と企業が共有します。
改善点を見つけ、一人ひとりのその後の業務課題を新たに設定していきます。新入社員自身も、実務を経験しているので、フォローアップ研修での復習内容と照らし合わせることができ、目標などもより明確に掲げられるはずです。
フォローアップ研修では、個々の従業員について習熟度に合わせた課題を設定します。自分でも目標を掲げやすくなっていることが期待できるので、業務に対するモチベーションも喚起されるでしょう。
さらに、会社の方向性を再度、理解してもらうことも大切です。企業の方向性は、事業戦略や計画など、一定期間ごとに随時更新されていると思います。新入社員研修の時期の状況からの変化をきちんと共有し、把握してもらいましょう。
フォローアップ研修の時期になると、実際に業務に携わったり、社内の人たちと関わったりする中で、企業知識も広がっていると思われます。少なくとも右も左もわからない新入社員の頃と比較すれば、方向性などの理解や吸収力は高まっているでしょう。そのため、新入社員育成の良い機会だということを認識し、内容を組み込みましょう。
フォローアップ研修は、新入社員の心理的な悩みや問題をバックアップすることも大きな目的のひとつです。程度の差はあっても、会社に勤める誰もが、職場の人間関係の悩みや業務上の問題点を抱えているものです。新参者の状態で現場の仕事が始まった新入社員の心理的負担は、周りが考えているより大きいこともあります。企業としてもそれをサポートするための情報を得る大切な機会になるはずです。
不安、悩み、問題点など、日頃の業務の中で思ったり、感じたりしていることを共有してもらうことが重要です。各部署に一人ずつ配置されているような場合、日々の業務で新入社員同士の接点は少ないかもしれません。そうなると、自分だけができていない、自分だけが悩んでいると思いがちです。共有されることで「自分だけではない」という安堵も得られるでしょう。共有しやすい場づくり、雰囲気づくり、内容設定が必要となってきます。
提起された悩みや問題については、解決策を考えなければなりません。もちろん、人事や組織側の働きかけや変更が必要なこともあるでしょう。新入社員同士で、ケーススタディ的に解決策や改善策が紹介されることも期待できます。活発な意見や提案が行き交い、解決に至れることが理想です。
入社からフォローアップ研修前までの期間にあった重い気持ちが、ポジティブなモチベーションに変わっていくような研修を目指しましょう。
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