求人広告を無料掲載できるサイトとポイント【メリットとデメリットも紹介します】

記事更新日:2022年05月13日 初回公開日:2022年05月13日

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企業の人事担当者であれば、定期的に採用活動を行うことになります。なるべくコストをかけずに採用するために、無料で求人を掲載したいとお考えの人事担当者も多いのではないのでしょうか。無料の求人サービスにもさまざまな形態があり、それぞれに特徴があります。コストをかけずに採用を成功させるためには、自社にマッチした求人サービスを利用することが大切です。今回は無料で掲載できる求人サービスの特徴と、有料サービスとの違いなどについて説明します。人事担当者の方は、どの求人サービスが企業に合っているのか参考にしてみてください。

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無料求人の種類

店頭ポスターなどの掲示物

店頭ポスターなどの掲示物の求人は、手軽に掲載できるという点が特徴です。無料のテンプレートを利用すれば、Wordですぐに簡単な求人ポスターを作ることが可能です。店頭やお手洗いなどに貼っておけば、コストをかけずに募集を続けることができます。しかしその一方で他の求人サービスに比べると、見てもらえる人数が限られるでしょう。採用を急いでいる場合は、他のサービスも兼用した方が良いと言えます。店舗や接客業での採用や、採用スケジュールに余裕がある場合におすすめです。

求人情報サイト

無料求人の種類として、求人情報サイトもあげられます。複数の求人情報サイトへ同時に掲載することもできるため、様々な媒体から母集団を形成することができます。掲載を停止しない限りは、長期的に募集を続けることも可能です。しかし無料であるため多くの企業が参入しており、求人が埋もれやすく注意が必要になるでしょう。また有料求人サイトに比べて、インターネット上での露出は少ないという傾向があります。求人掲載に費用をかけたくない企業や、少人数の採用に向いていると言えます。

求人検索エンジン

求人検索エンジンは、インターネット上にある求人情報を集約しています。求職者は膨大な求人数から、条件で絞り込み検索することが可能です。検索エンジンを利用して仕事を探す求職者が多いため、求人情報サイトに比べて応募者は広範囲にわたるでしょう。多くの求人情報が集約されているため、辿り着いてもらいにくい傾向もあります。そのため有料オプションを利用して、上位掲載を狙う企業も見受けられます。自社サイトで採用募集ページがある企業は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

無料求人と有料求人の違い

有料求人はコストがかかる

無料求人と有料求人の違いは、コストがかかるということです。有料求人にかかる費用は媒体によって、数千円から数十万円と幅広い料金形態があります。コストはかかりますが、原稿作成や写真撮影をプロにお任せすることが可能です。求人票を作る手間を省くことができるため、採用担当者の負担が減る点はメリットと言えるでしょう。またサポート担当者から今までの採用ノウハウを共有してもらえるため、求めている応募者が集まりやすい傾向があります。

有料求人は原稿をプロが作成する

有料求人は、プロが原稿を作成してくれることが特徴です。どんな人を採用したいかなどの詳しいヒアリングから、プロのライターが文章を考えてくれます。求人に社内のイメージ写真が必要であれば、カメラマンが撮影に来てくれることもあります。経験のあるプロが代行して求人を作成するため、求める人材を採用できる可能性も高くなるでしょう。採用までの時期が決まっている場合や原稿作成する手間を省きたいという場合は、有料求人の利用も検討してみてください。

有料求人は事前審査がある

有料求人は、原稿が仕上がったら掲載までに事前審査があります。掲載する情報は法律を守っているか、事実に基づいて作成されているかなど、ガイドラインに沿った表記の規定をクリアしなければいけません。過去に雇用者とトラブルがあった企業は、掲載することができないこともあります。無料求人にも事前審査はありますが、有料求人に比べて審査するポイントも少ない傾向です。有料求人は求職者から見ると、良質な求人が集まっているように見えるでしょう。

無料求人のメリット

コストを抑えられる

無料求人を利用するメリットは、採用コストを抑えることができるという点です。就職白書によると、2018年度の新卒採用における1人あたりの平均採用コストは72.6万円です。無料求人から採用が成功すれば、想定される採用コストを大幅に削減することができるでしょう。求人を掲載する企業から収入を得て運用する有料求人と異なり、無料求人サイトの多くは広告を出稿する企業から収入を得て運用しています。そのためサイトの構造や運用もシンプルであることが多く、無料で掲載できる仕組みになっています。

すぐに利用できる

無料求人は、小規模な企業や個人事業主でもすぐに利用できます。有料求人に比べて掲載前の審査がそれほど厳しくないため、参入するハードルが低いと言えるでしょう。求人原稿は自社で作成する必要がありますが、記載しなければならない情報が少なく写真の掲載も必要ないこともあります。簡単な仕事内容と勤務条件の最低限の情報だけでも、すぐに募集を開始できます。どんな人が興味を持ってくれるのかや、どれくらい応募数があるのか試してみることもできます。

複数のサービスを利用できる

無料求人であれば、複数の媒体を同時に利用することが可能です。媒体によって利用者も異なるため、広い母集団から応募者を集めることができます。もし有料求人であれば、利用するサービスの分だけ費用が増えることもあります。媒体によって、異なった運用を試すことができる点もメリットでしょう。A原稿とB原稿でアピールの仕方を変えて求職者の反応を見たり、自社の採用ノウハウを構築できます。長期的な採用計画があり、ノウハウを構築したい企業に向いています。

無料求人のデメリット

他の求人に埋もれやすい

無料求人を利用するデメリットは、他社の求人に埋もれやすいということです。無料で掲載ができるので参入ハードルが低くなり、ライバルも多くなる点には注意が必要でしょう。そのため、求人に辿り着いてもらいにくい傾向があります。対策としては、求人原稿に検索でヒットしやすいキーワードを入れるなど、目に留めてもらえるような工夫を考える必要があります。無料だからと安易に取り組まず、埋もれやすいという背景を考慮して求人を作成してみてください。

サポートが受けられない

無料求人は、求人サイトの担当者サポートを受けることができない点はデメリットです。一方で有料求人は、担当スタッフが企業の魅力が伝わる求人を作成します。また様々な企業をサポートしてきた視点から、求めている応募者が集まるようにアドバイスしてくれる点が魅力でしょう。無料求人を利用する場合、膨大な数の求人の中からここで働きたいと応募意欲が高まるように、自社で企業の魅力が伝わるアピールを考えることが必要です。サポートがないと不安だという場合は、有料求人の利用も検討してみてはいかがでしょうか。

無料で求人が掲載できるサービス

Indeed(インディード)

Indeedは、無料で求人情報を掲載できる求人検索エンジンです。検索上位に表示させるスポンサー求人枠の有料オプションも用意されています。求人情報を登録後、最短1時間から最長72時間で求人票の審査が行われるため、すぐに利用ができる点も魅力でしょう。応募者や閲覧を増やすには、検索結果からより多くのアクセスを集めて、目立つ位置に表示されることが重要です。求人内容が詳しく書かれているほど、求職者が仕事のイメージをしやすく応募に繋がりやすい傾向があります。そのため、しっかりと求人原稿を作り込んでみてください。

求人Free

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求人Freeは、 完全無料で求人掲載が可能な求人サイトです。初期費用や成果報酬など、料金は一切発生しません。他の無料求人サイトに比べて求人数や検索機能などは劣りますが、競争率が低く訪れた求職者に見てもらえる可能性は高いでしょう。個人事業主でも求人を掲載できる点は、魅力的です。個人の場合は、ホームページや事業所の看板など所在がわかる写真が必須です。広告費をかけることが難しいとお悩みの方や、今すぐに募集を始めたいと考えている企業に最適です。

求人ボックス

求人ボックスは、indeedと同じく無料で掲載できる求人検索エンジンです。求人ボックスへの掲載は、無料と有料で掲載枠が異なっています。有料サービスは目立つ位置に掲載され、1クリックごとに費用が発生する仕組みです。求人ボックスは月間で700万人以上のユーザーに利用されているため、応募者も集まりやすいでしょう。すぐに掲載できる手軽さと、費用対効果を兼ね備えた無料求人です。初めは無料枠を利用し、いずれは有料枠も試してみてはいかがでしょうか。

LINEキャリア

LINEキャリアも、無料で求人掲載が可能です。有料掲載も用意されていますが、無料で求人情報を掲載するならengage(エンゲージ)というサービスに登録する必要があります。 engageに求人登録すると、同時にLINEキャリアにも掲載される仕組みです。 またLINEキャリア以外の媒体にも、自動的に掲載されるというメリットも魅力でしょう。LINEキャリアの利用者数は2020年11月時点で1,450万人以上となっており、急速に成長しているサービスです。多くの求職者に閲覧される可能性が高いサービスです。

無料求人を作成する際のポイント

求める人物像や自社のアピールポイントを決める

無料求人を作成する際のポイントは、求める人物像や自社のアピールポイントを決めることです。ターゲットとなる求職者に求めるスキルや経験と、実際の働き方をイメージしやすい内容を具体的に記載します。求職者が求人を見て、自分のことのように感じてもらえれば、相手の応募意欲を高めることができるでしょう。また職場の雰囲気や、求職者が働きやすそうだと感じるアピールポイントを書くことも大切です。求職者の目線になり、応募に繋がりやすい内容を意識して作成してみてください。

労働条件を明確にしておく

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もう1つのポイントは、勤務する条件を明確にすることです。魅力的なアピールで求職者の応募意欲を高めることができても、労働条件が曖昧では入社に対して不安を感じたり会社への不信感に繋がることもあります。また入社後にギャップを感じて、退職やトラブルの原因になるかもしれません。特に勤務時間や給与面は、詳しく記載することが大事です。求人は情報をただ羅列するだけではなく、求めている人材からの応募が多く集まるようにポイントを押さえて求人を作成していきましょう。

まとめ

無料求人のメリットを採用活動に活かしましょう

無料求人の種類とそれぞれの特徴について、ご紹介しました。無料求人を上手く利用することができれば、自社の採用ノウハウの構築やコストの削減に繋がります。無料求人の利用だけではなく、有料求人と併用して採用活動をしている企業もあります。すぐに新しい人材を採用したい場合は、有料サイトを利用するなど状況に応じて使い分けると良いでしょう。無料求人の種類や媒体別の特徴を理解して、自社に合った運用を行い採用担当者の時間を有効活用することも大切です。まずは無料求人を利用して、求職者の反応を見てみてはいかがでしょうか。

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