ナレッジワーカーとは?【必要とされる背景や能力についてお伝えします】

記事更新日:2022年11月24日 初回公開日:2022年11月24日

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近年ではテクノロジーの著しい発展や働き方の多様化などによって、ビジネスにおいても大きな変化が繰り返されています。企業としては、目まぐるしい変化に対応しながら自社の商品やサービスをより良いものにしていく必要が迫られています。そんな中で、専門的な知識によって付加価値を生み出すことのできるナレッジワーカーと呼ばれる人材が注目されています。この記事ではナレッジワーカーに必要とされる能力や、ナレッジワーカーが活躍できる組織の特徴などについて解説します。

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ナレッジワーカーとは

知識によって付加価値を生み出す労働者のこと

ナレッジワーカーとは、知識によって付加価値を生み出す労働者のことを指しています。知識を意味する「ナレッジ」と、労働者を意味する「ワーカー」を組み合わせた造語になっており、ピーター・ドラッカーの著書の中で紹介された言葉です。ビジネスにおける「ナレッジ(知識)」は書籍などから得られる単純な知識だけではなく、組織にとって有益である情報や経験などを指しています。これまでのキャリアの中で得た知識を企業の利益に結びつけることのできる人材は、ナレッジワーカーの中でも特に優れていると言えるでしょう。

ナレッジワーカーの対義語であるマニュアルワーカーとの違い

マニュアルワーカーは決められた作業を行う

ナレッジワーカーの対義語として「マニュアルワーカー」というものが知られていますが、マニュアルワーカーは基本的に決められた作業のみを行う労働者を指しています。その名の通りマニュアルに従いながら単純作業を行うため、得られる成果物も同一となるのが一般的です。工場で作業を行っている人材などは、マニュアルワーカーに該当します。マニュアルで定められた作業を正確に素早く行うことが求められるため、ナレッジワーカーとは全く種類の異なる働き方といえるでしょう。

ナレッジワーカーとホワイトカラーの違い

ホワイトカラーは職種を指す

ナレッジワーカーとホワイトカラーも混同してしまいがちですが、ホワイトカラーという言葉はシャツを着て働くビジネスマンのような職種そのものを指しています。ナレッジワーカーという言葉は人材そのものを指しているため、厳密には異なります。ナレッジワーカーは一般的にホワイトカラーと呼ばれる職種に多いですが、すべてに該当するわけではありません。一方でブルーカラーと呼ばれるような職種においても、ナレッジワーカーと呼ばれる人材が活躍している場合もあります。

ナレッジワーカーが求められている背景

IT化が進んでいる

ナレッジワーカーが求められている背景には、近年急速にIT化が進んでいるということが考えられます。これまで人間が手作業で行っていたような単純作業の多くは、ロボットによって自動化されています。その結果として、単純な肉体労働によって人間がロボットよりも成果を上げることは難しくなってきました。一方で、自身の知識や経験に基づいて新たな価値を生み出すことのできるナレッジワーカーは今後の更なるIT化によって注目されるでしょう。

ナレッジワーカーの職種の例

士業と呼ばれる職業全般

ナレッジワーカーの職種の例として代表的なのは、士業と呼ばれる職業全般です。弁護士や税理士などをはじめとするこれらの職種は、専門的かつ高度な知識が求められます。必要とされる資格の取得難易度が高いということからも、レベルの高いナレッジワーカーということがわかります。こうした士業の人材がビジネスにおいて企業と協力する場面も少なくないため、ナレッジワーカーとして活躍している人材として特徴などを把握することもできるでしょう。

コンサルタント

コンサルタントも、ナレッジワーカーと呼ばれる職種のひとつです。コンサルタントは企業が抱えている課題を解決する職種であり、幅広い知識や経験が求められるケースが多い職業です。同じコンサルタントでも業界などによって必要とされる能力は多岐に渡りますが、専門的な知識に加えて情報収集能力、論理的思考能力などが求められます。これらはナレッジワーカーにおいて非常に重要な能力となりますので、コンサルタント職の経験者は優れたナレッジワーカーである可能性が高いでしょう。

ITエンジニア

ITエンジニアも、ナレッジワーカーの職種のひとつです。おもにプログラミングの知識などを活用することで、企業や顧客に対して利益を生み出すことのできる職種です。特に近年のIT化において、エンジニアの存在は欠かせないものであることは言うまでもありません。エンジニアの活躍によって業務の効率化、生産性の向上なども期待できます。今後も市場価値が高まっていくことが予想されるため、優秀なITエンジニアを確保するためのノウハウが企業にとっては必要不可欠となるでしょう。

マーケッター

ナレッジワーカーの代表的な職種のひとつとして、マーケッターも挙げられます。マーケッターとは商品やサービスの売り方などを分析する職種で、企業にとって非常に重要な役割を果たします。マーケッター業務においても、さまざまなデータを収集して分析する能力が求められます。近年ではフリーランスで活動するマーケッターも増えてきており、企業としては自社の商品やサービスにマッチしたマーケッターを獲得することが求められています。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、近年特に注目されているナレッジワーカーの職種です。データサイエンティストとは、集めたデータをもとに分析を行ってビジネスに活かすという職種です。テクノロジーの発展によって、企業は膨大な量のデータを収集して処理することが可能となりました。それらのデータをいかにビジネスへと活用できるかと言うことが注目されており、データサイエンティストは今後も重要な役割を担うことが予想されます。データサイエンスを学ぶことのできる環境がまだ多くないと言うこともあり、ナレッジワーカーと呼ばれる職種の中でも獲得競争率の高い人材です。

ナレッジワーカーに必要とされる能力

専門的な知識

ナレッジワーカーは自身の知識量が仕事の成果に直結しやすいため、専門的な知識が必要とされます。単純に知識量が多ければ良いというわけではなく、自身の経験や資格などによって得られる専門的な知識を持っている方がナレッジワーカーとしての市場価値は高いでしょう。特定の資格を持っていることがナレッジワーカーの条件ではないため、採用を考えている企業としては候補者がどれほど専門的な知識を持っているのかを的確に見極める必要があります。

コミュニケーション能力

ナレッジワーカーには、優れたコミュニケーション能力も必要とされます。専門的な知識や膨大なデータを活用してアイデアを生み出したとしても、周囲にそれを的確に伝えることができなければ意味がありません。難しい内容をいかに分かりやすく、簡潔に伝えることができるかということがナレッジワーカーには求められるでしょう。また伝える能力だけではなく、クライアントや社内の課題をヒアリングすることのできる能力も、ナレッジワーカーにとっては重要な能力となります。

柔軟な発想力

柔軟な発想力も、ナレッジワーカーには欠かせない能力のひとつです。豊富な知識やスキルを持っていても、それらを活用することができなければ優秀なナレッジワーカーとは言えません。持っている知識を最大限に活用して、既存のものとは全く異なる新しいアイデアを生み出す能力が必要とされるでしょう。ナレッジワーカーを獲得する際には、単純な知識量だけではなく柔軟な発想力を持っているかということも評価の指標として検討しましょう。

情報収集能力

ナレッジワーカーには、常に新しい情報をキャッチするための情報収集能力も必要です。これまでに得た知識だけに頼るのではなく、常に更新されていく情報を得ることによって自身の知識をアップデートしていく必要があるでしょう。特に近年のIT技術に関する情報などは目まぐるしく更新されていきます。常に身の回りのことにアンテナを貼りながら知識を吸収していける人材こそが、企業が獲得すべきナレッジワーカーの特徴でしょう。

ナレッジワーカーが活躍できる組織の特徴

適切な人材配置が行われている

ナレッジワーカーが活躍できる組織の特徴として、適切な人材配置が行われているということが重要です。ナレッジワーカーは自身の知識などをもとに綿密な分析などを行うケースが多いため、そうした業務に集中して取り組むことのできる環境を与える必要があります。例えばナレッジワーカーの周囲にいる人材の意欲が低い場合や、質より量を重要とする考え方の場合は十分な成果を出すことが出来ないでしょう。モチベーションが高く、問題解決に粘り強く取り組むことのできる人材を周囲に配置することによって、ナレッジワーカーの強みをより活かすことができるでしょう。

柔軟な働き方が推奨されている

柔軟な働き方が推奨されているということも、ナレッジワーカーが活躍する組織として必要な条件と言えるでしょう。ナレッジワーカーの業務の特性上、時間をかければそれだけの成果が出るとは限りません。一方で、時間や場所の制約を受けずとも知識によって十分な成果を出すことのできるナレッジワーカーがいるのも事実です。近年では、リモートワークなどを導入している企業も増えました。雇用形態についても柔軟な体制をとることによって、幅広い層から優秀なナレッジワーカーを獲得することができるでしょう。

ナレッジマネジメントを効果的に行う

ナレッジワーカーが活躍できるように、企業として効果的なナレッジマネジメントを行う必要があります。ナレッジマネジメントとは、ナレッジ(知識)を社内で蓄積していくことによって、今後の活用に役立てていく経営方法のことです。ナレッジマネジメントが効果的に行われていれば、過去に在籍していた優秀なナレッジワーカーの知識や当時の施策などに関する情報にすぐアクセスすることが可能です。経験の浅い社員たちのためにも、ナレッジマネジメントによって効果的に知識の共有を行うことが必要とされるでしょう。

まとめ

ナレッジワーカーを獲得して組織の成長に繋げましょう

ナレッジワーカーに必要とされる能力や、活躍できる組織の特徴などについてお分かりいただけたでしょうか。ナレッジワーカーと呼ばれる職種はさまざまですが、ロボットによって多くの単純作業が自動化されているため今後もさらに需要が高まっていくでしょう。採用活動においてナレッジワーカーになり得る能力などを正しく見極め、社内のナレッジマネジメントにも注力していく必要があります。ナレッジワーカーを獲得した後の組織体制にも十分な配慮をすることによって、組織のさらなる成長に繋げましょう。

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