オファー面談で聞くべき事項とは?【注意すべき点や準備すべきことなども紹介します】

記事更新日:2023年01月18日 初回公開日:2023年01月18日

人事・労務お役立ち情報 外国人採用・雇用 外国人留学生の採用 採用成功事例
選考期間中に確認したいことがあっても、「選考内容に影響してしまうのではないか」等考えてしまい中々質問することが出来ない人もいるのではないでしょうか。但し不安や疑問を抱えたまま入社してしまうと、そのモヤモヤが大きくなりまた仕事を変えようと思ってしまうかもしれません。不安や疑問を抱えたまま入社しない為にも、オファー面談は企業と求職者の認識合わせが出来る重要な場です。オファー面談を実施する目的や確認したほうがいい内容等について解説していきますので、オファー面談を受ける予定の転職者の方は参考にしてみてください。

就労ビザ取得のためのチェックリストをダウンロードする

オファー面談とは

企業と内定者が最終的な確認を行う面談

オファー面談は何のために

オファー面談とは、企業と内定者が最終的な確認を行う面談のことを言います。オファー面談は、条件面談や処遇面談と言われることもあり一般的には最終面接の後に実施される労働条件や雇用条件を確認する場のことです。内定通知を受けた際に労働通知書が同封されている場合と、オファー面談の際に提示される場合があります。選考内容に影響することはありませんが、企業の条件提示を受け内容のすり合わせを行うため重要な場であることは変わりありません。求職者側が希望を伝えられる最後の場でもあります。双方がしっかりと納得する為に重要な面談です。

オファー面談で落ちることは基本的にない

内定承諾前と承諾後の違いは

オファー面談で落ちることは基本的にありませんが、実施時期によって異なる場合もあります。一般的にオファー面談は正式な内定を受けた後に実施されます。その為、面談の内容が採用可否に影響することは殆どありません。しかし企業側から提示された条件に納得できず、双方折り合いが付かない場合は採用を見送られる可能性もあります。正式な内定が通知されて内定承諾をしている場合、原則として内定を取り消すことは出来ません。しかし内定承諾前の場合は、可能性は0とは言えない為しっかりと確認するようにしましょう。

オファー面談を実施しない場合もある

ない場合は内定者から希望できる?

企業によっては、オファー面談を実施しない所もあります。オファー面談を活用する企業が増えてきていますが、内定通知後入社まで面談や懇親等の場を設定していない企業もあります。選考中に提示された条件で納得している場合は問題ありません。しかし労働条件を明示することは企業側の義務です。オファー面談が実施されない場合には労働条件通知書を提示してもらうようにしましょう。直接企業担当者と職場環境・福利厚生など入社前にしっかりと確認しておきたい場合は、面談や懇親の場を設けてもらえないか相談してみましょう。

オファー面談を実施する目的

入社の意思を確認する

選考よりもミスマッチを防ぐことが目的

オファー面談を実施する目的は、入社の意思を確認する為です。その為、選考の一環というよりはミスマッチを防ぐために実施している企業が多い傾向にあります。オファー面談を実施している企業は、面談の対象者に「是非入社して欲しい」と考えている場合が殆どです。求職者の疑問や不安を解消する場として設定されており、選考中には聞くことが出来なかった質問にも、回答してくれることがあります。入社後に不安が残らない様、事前にしっかりとすり合わせを行っておきましょう。

確認事項をすり合わせる

オファー面談の確認事項は

オファー面談は、確認事項をすり合わせる場としても活用されています。オファー面談では、労働通知書等を元に入社後の労働条件の確認を行います。労働通知書を元に、業務内容や年収・福利厚生についてや入社日などの確認しましょう。労働条件の確認が終わり、双方合意が取れた後に余力や時間がある場合には、入社後の職場環境や風土などについても確認しておくと良いでしょう。対面でオファー面談を実施する場合には、企業見学などの場を設けてもらい職場を実際に見ることも大切です。

オファー面談へ向けて準備するべきこと

誰が面談を担当してくれるのか聞いておく

オファー面談に向けて準備することは、誰が面談を担当してくれるのか聞いておきましょう。基本的にオファー面談は、労働条件等の確認を行うため企業の人事担当が行う場合が殆どです。しかし実施企業によっては、入社後の受け入れ先部署の管理者や直属上司になる予定の人が担当している場合もあります。誰が担当してくれるかによって、質問したい内容なども変わってくるため事前に担当してくれる人が誰なのかを確認することによってしっかりと確認したい内容を整理することが出来ます。

質問リストを作成する

オファー面談の前に質問リストを作成するのも大切です。オファー面談の場を効率的に活用するためには、事前にしっかりと準備しておく必要があります。自分が確認したい事は何なのかを準備せずにオファー面談に臨むと、不安や疑問点などをきちんと整理出来ていません。そう言った状況では、面談後に「聞いておけばよかった」という項目が出てきてしまう可能性もあります。せっかく企業担当者と話が出来る場が設けられているので、質問リストを作成し不安を消化した状態で入社できるようにしましょう。

オファー面談で聞くべき確認事項

業務内容について

オファー面談で聞くべき確認事項は、業務内容についてです。配属される予定の部署や、携わるプロジェクトについて改めて確認しましょう。選考の過程において、募集されていた職種と実際に入社する予定の部署が変わっていたりすることもある為、しっかりと確認することが大切です。業務内容やそのプロジェクトの流れなどを確認しておくことで、入社後スムーズにプロジェクトに参加することが出来ます。また、部署管理者やメンターの存在などについて確認しておくのも良いでしょう。

年収について

オファー面談では、年収についても確認するようにしましょう。提示されている金額と、自分の希望が合っているのか入社後に想像と違っていたとならない様、しっかりと確認しておくことが大切です。提示された金額に対してどのように判断されているのか等を聞くことによって、自分の市場価値を知ることも出来ます。年収だけなく、賞与や手当等がある場合にはどういった条件で対象となるのかの確認も大切です。また残業代は会社により設定方法が異なる為、支払われる条件や固定になっている場合は何時間なのかについても確認しておきましょう。

就業場所について

オファー面談の場では、就業場所もきちんと確認しておきましょう。入社後に配属される場所を確認することも大切ですが、入社後だけではなく転勤を伴う職業に転職する場合は転勤の頻度なども確認するようにしておきましょう。面接で聞いていた内容と実際に就業する場所が異なっていた、という場合もありワークライフバランスなどにも影響しかねません。納得のできる範囲なのか確認しておくことで、入社後のミスマッチも防ぐことが可能です。グループ企業の場合は、将来的な出向についても確認しておくと安心です。

評価制度について

評価制度についても、オファー面談でしっかりと確認することが大切です。入社時の年収を確認することも重要ですが、入社後中長期的に年収を上げられる見込みがあるのかも事前に確認するべきポイントです。直接的にどの位年収を上げることが出来るのか、を尋ねるのは難しい場合はどういった評価制度や人事制度について確認しましょう。年収を上げるためには、自分のスキルを磨くことが大前提ですが、しっかりとした評価・人事制度を構築している会社であるかどうかも重要です。

福利厚生について

オファー面談において、福利厚生についても質問するようにしましょう。休日に関する情報は、労働通知書に記載されていますが産休・育休や慶弔休暇などについては記載がない場合もあります。子供を産んだ後も復職して働きたいと考えている人は、制度としてあるのか確認しておく必要があります。また福利厚生に関しては、選考中には中々確認しづらいと感じている人もいるのではないでしょうか。選考中には聞けなかったことも、オファー面談では確認することが出来るのでしっかりと確認して不安を解消しておきましょう。

オファー面談で注意するべきポイント

服装は基本的にスーツを着用する

オファー面談では、服装にも注意が必要です。基本的にスーツを着用するようにしましょう。選考に直接関係なく、面談と名前が付いていますが選考中と同様にスーツを着て参加することをお勧めします。オファー面談を提案された際に、企業によっては「私服でお越しください。」と言われることもあります。企業から私服で良いと言われた場合でも、ラフな格好ではなくオフィスカジュアルを意識した格好で参加するようにしましょう。オファー面談でも気を抜きすぎないことが大切です。

印象を悪くする質問の仕方は避ける

オファー面談では、印象を悪くする質問の仕方は避けることが大切です。オファー面談は、お互いの認識を合わせ、求職者不安や疑問を解消することが目的の為、企業担当者の人は質問に対して真摯に対応してくれるはずです。その為求職者も選考と同じような態度で臨むようにしましょう。選考に関係ないとは言え、自ら印象を悪くしてしまう言い回しや質問などしてしまわない様注意することが大切です。入社する前から自分の意見を押し付けるような、「入社後異動することはありませんか?」等と言った質問をしたい場合は、表現を変えて行いましょう。

年収交渉は慎重に行う

オファー面談の場であっても、年収交渉は慎重に行いましょう。年収交渉は、一番難易度が高い項目です。あまりしつこく年収交渉を行ってしまうと、会社に合わないと判断され内定取り消しに繋がってしまう可能性もあります。企業は社内にいる他の従業員と公平性を保てる金額を提示しています。毎回交渉に応じてしまうと、社員によって年収がバラバラになり不満を感じる人も出てくるというリスクが否めません。上手くいくか保証はありませんが、年収交渉自体は行えるので複数内定があり他社と大きく差が開いている場合には、その旨を伝えるのも方法の一つです。

辞退する場合は早めに連絡をする

オファー面談後辞退する場合には、早めに連絡する必要があります。オファー面談を行い、どうしても折り合いがつけられない事があり内定を辞退しようと考えている場合には、出来るだけ早く断りの連絡を入れましょう。オファー面談を行っている時点で、企業側としては入社者として認識しており選考を終了させている場合もあります。辞退されたことで、また選考を行わなければならない為決めたらすぐに連絡しなければなりません。辞退を伝える際もメールではなく、電話で誠意をもって伝えるようにしましょう。

まとめ

万全の準備をしてオファー面談に臨みましょう

オファー面談に参加する場合の注意事項や、準備しておくとよい事等について解説しました。オファー面談は、求職者の不安や疑問を解消する為の場としても活用されています。その為、選考中に感じた疑問点などはオファー面談で担当者に確認し、少しでも不安を解消しましょう。但しオファー面談は通常30分-1時間と時間が決まっているため、準備をせずに臨むとあっという間に時間が過ぎてしまいます。質問したいことを事前にしっかりと決めておくことが大切です。万全の準備をしてオファー面談に臨むようにしましょう。

【無料】就労ビザ取得のためのチェックリストがダウンロードできます!

就労ビザ取得のためのチェックリストダウンロードバナー

グローバル採用ナビ編集部では外国人の採用や今後雇い入れをご検討されている皆様にとって便利な「就労ビザ取得のためのチェックリスト」をご用意いたしました。また、在留資格認定申請書のファイル(EXCEL形式)もこちらよりダウンロード可能です。

こちらのチェックリストはこのような方におススメです!


  1. 外国人採用を考えているがビザの申請が心配。
  2. 高卒の外国人は就労ビザの申請できるの?
  3. どのような外国人を採用すれば就労ビザが下りるの?
  4. ビザ申請のために何を気を付ければいいの?
  5. 過去に外国人のビザ申請をしたが不受理になってしまった…
  6. 外国人材を活用して企業の業績アップを図りたい方。
  7. 一目で分かるこんな就労ビザ取得のチェックリストが欲しかった!


他社での事例やビザ申請の際に不受理にならないようにまずは押さえておきたい就労ビザ取得のためのポイントを5つにまとめた解説付きの資料です。

就労ビザ取得のためのチェックリスト(無料)のダウンロードはこちらから!

ページトップへ戻る
ダウンロードはこちら
ダウンロードはこちら