記事更新日:2020年06月06日 | 初回公開日:2018年04月16日
人事・労務お役立ち情報 採用・求人のトレンド 用語集現在の労働者の若手層は、ゆとり世代、さとり世代と呼ばれる人たちです。それぞれの就職についての考え方をみてみましょう。
ゆとり世代(さとり世代)は、だいたい、1987~1996年生まれで、ゆとり教育の環境の中で育ってきた人を指します。初期の1987年の新卒入社が2010年なので、すでに企業の中堅レベルという人もいます。2018年に卒業した大学生は、1995年生まれです。
ゆとり世代は、それ以前の世代に比べ、企業の事業内容や在り方云々より、自分自身や会社の人に対する意識が強めです。企業には自分の成長やキャリアを求める傾向が高いです。ゆとり教育は、集団より個性をとことん尊重した教育だったことも一因かもしれません。
良い面としては、「柔軟な発想力を持っている」「デジタルに強い」「慎重派」「堅実派」などが挙げられます。あまり良くない評価としては、「自主性がない」「打たれ弱い」「早い結果や進行を求める」などがあるようです。
ゆとり世代、さとり世代を企業で教育する際に、どうすれば新入社員のモチベーションを上げることができるのでしょうか。
成長意欲は高い世代です。身に付けたいスキルや知りたいことを、聞き出し研修や教育体制の中にうまく盛り込むことができたら、モチベーションを上げられるかもしれないですね。企業に貢献するとか、企業を成長させたいという意欲は薄めですが、個人の成長、社会での市場価値を高める要素を求める世代です。効果的なスキルアップとともに、企業に対するエンゲージメントも向上する期待も持てるのではないでしょうか。
積極的という言葉とは遠いかもしれませんが、言われたことはきちんとこなします。失敗を恐れる傾向があります。詳しい説明、マニュアルの準備、きちんとした情報を得られる機会を提供していくことが有効かもしれません。気を落とすことなく習得していってくれるのではないでしょうか。
新人育成の3つの手法として、OJT、Off-JT、自己啓発について説明していきます。いずれの方法でも、育成計画を細かく立てた上で実施されることをおすすめします。
現場を体感しながら仕事を覚えていくOJTですが、新人教育が同行する上司や先輩に委ねられることになります。ゆとり世代の教育は一筋縄でいかないもののようです。とくにゆとり世代以外が担当すると指導に悪戦苦闘となるようです。全体やグループ研修と組み合わせながら進めていく方法も検討してみましょう。見聞きして真似ていくことが結果的に、彼らが魅力を感じるクリエイティビティの創出に有効なことを伝えておくのも有効です。
ゆとり世代(さとり世代)は、OJTよりもOff-JTを好む傾向があるようです。座学によって、勉強した、学んだという実感を得やすい世代なのだそうです。現場だと教えられたという感覚が得にくいようで、極端な場合「それは聞いていません」となることもあるということです。まず、体系的に学び頭の中で知識を整理したり、つなげたりして、現場に適用していくのが、彼らの習得しやすい流れ、もしくは学びのスタイルのようです。
自己啓発系の学びは、ゆとり世代(さとり世代)の得意分野。この方法を充実させることで、この世代にはモチベーション喚起としても有効でしょう。自分のペースで行なえる反面、人との接点を必要としないものも多いです。他のOJTやOff-JTとの並行をおすすめします。
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