記事更新日:2019年05月15日 | 初回公開日:2018年05月28日
人事・労務お役立ち情報モチベーションマネジメントとは、社員がやる気になるような動機付けを行っていくことです。社員のモチベーションを高め、行動を起こさせるまでを管理(マネジメント)することを指します。企業におけるモチベーションマネジメントは、組織自体の人材育成マネジメントの側面があります。それだけでなく、上司の部下マネジメントにもあてはめて行っていくものです。
モチベーションは皆さんご存知のように上がったり、下がったりするものです。まず、モチベーションが何によって起こるのかを考えてみます。人のモチベーションの要因は、大きく分けて二つの種類があります。外的要因と内的要因です。この内と外の基準はもちろん人です。
外的要因は、自分の外側から働きかけるものです。つまり、何か外側のものがきっかけとなって起こるモチベーションです。
具体的にどんなものがあるかというと、報酬もその一つです。報酬は本人にとっては、嬉しい要因ですが、義務的な要因もあります。強制や懲罰が存在しているため、従うため、避けるために行動するといったものです。その他、昇進・昇格、評価、人間関係、承認、称賛などもあてはまるでしょう。
モチベーションマネジメントとして取り入れる場合、汎用性が高いことや比較的早期に効果につながりやすいのが特徴です。ただ、あくまで外側からの働きかけなので、持続性がない(際限がない)ことがデメリットです。
内的要因は、自分の内側から湧き起こるものです。つまり、自分の心理や思考がきっかけとなって起こるモチベーションです。
具体的にどんなものがあるかというと、自己の向上心、成長意欲、他者への貢献意欲などが挙げられます。好奇心、興味や関心によって動機づけられることもあるでしょう。仕事の達成感や充実感も内的要因となり、それを求めて仕事に励むという行動も生まれます。
組織でのモチベーションマネジメントでは、外的要因と内的要因の両方をうまく活用していきます。どちらか一方では、うまくいきにくいでしょう。
社員が自らモチベーションを湧き起こすきっかけを提供する必要があります。社員が達成感や充実感、貢献していることを実感できるような策を講じることが有効です。
・とくに上司など周りからのポジティブな声かけ
・社員の希望や意見を取り入れながら、それが実現できるような体制を整える
・各社員の目標を「やや背伸びで届く」目標値に設定する
・社員の興味や能力を見極め、目指したくなるようなキャリアパスを用意する
・振り返りの機会を提供し、成長を自他ともに認め合う
・各仕事、作業、動きの一つ一つの目的の明確化と共有
社員のモチベーションを上げる外的マネジメントとしては、目的になるようなものを提供することです。最たるものはお金かもしれません。しかし、報酬、もしくは強制力による働き方に偏らないように注意することが大切です。
・働きやすさや健康を含め、仕事の能力向上につながる制度を充実させる
・常に制度を見直し、必要とされている改善を図っていく
・人事評価の公平性と納得度が高くなるよう見直す
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