ポテンシャルが高い人の特徴は【ポテンシャルが低い人との比較を交えて解説します】

記事更新日:2023年10月13日 初回公開日:2023年10月13日

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「ポテンシャル採用」や「ポテンシャルの高い人」などは、ビジネスシーンでは人に期待する表現として頻繁に使われます。感覚的に使われる場合も多く、実際に表面的な振る舞いでポテンシャルがあるか判断しづらい場合もあるでしょう。ポテンシャルが高い人とは、具体的にどのような人物が該当するのでしょうか。本記事では、ポテンシャルの高い人に必要な能力や特徴、社員のポテンシャルの引き出し方などを紹介します。社員の強みを伸ばせるよう教育を見直したい方や、後輩の育成に役立てたい方は、是非参考にしてみてください。

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ポテンシャルとは

潜在能力や将来の可能性を表す語としてビジネスシーンで使われている

ポテンシャルとは、ビジネスシーンで潜在能力や将来の可能性などを意味する言葉として使われています。現状では発揮されていなくても、実現の可能性を秘めていると判断される場合が多いです。今後の活躍を見込んで採用する「ポテンシャル採用」が良い例です。自身でも気づかない能力であることも多く、周りの環境や人間関係、経験によって引き出されることもあります。同じような表現方法として「素質がある」などという言い方もできるでしょう。

ポテンシャルを構成する能力

分析力

ポテンシャルを構成する能力とされる分析力は、物事の状態や事象に対する問題点の抽出や原因の特定をする能力です。物事を表面上で捉えるのではなく、様々な角度で客観的に捉えることで根本的な解決策に繋げることができます。手元にある情報の中から構成要素を分解していく情報処理能力が同時に求められます。的確かつ網羅的な課題の特定ができるため、トラブルに直面した時にも解決策を導き出すことに長けていると言えるでしょう。

思考力

ポテンシャルにおける思考力とは、物事に対して自身の経験や知識をもとに考えて判断する能力です。自己中心的に考えるのではなく、他者や物事との関係性を含めて深く考え、精査することがポイントです。思考力に長けていると、問題の本質を見抜いて適切な改善策を見出すことや変化の激しい顧客ニーズに敏感になるため、柔軟な対応力に繋がります。思考力があると相手の気持ちを理解したコミュニケーションもできるため、社内の円滑な人間関係や商談での交渉力の発揮も期待できるでしょう。

実行力

実行力は、設定した目標の達成に向けて真摯に取り組み、やり遂げる能力です。自ら行動できるという点で、主体性にも関わるポイントと言えるでしょう。実行することは簡単なように見えて、意外と目標の達成を諦めてしまうこともあります。自身の達成できる範囲を見極め、実際に達成まで繋げることが大切です。実行力には単に行動するだけではなく、現状の整理や目標達成までの計画も含めた立案能力や戦略性も欠かせない要素と言えます。

客観性

客観性とは、物事や事象を第三者視点で俯瞰して捉える能力です。自分の知識や経験に頼るのではなく、数字や他者の反応、現場の状況など事実を裏付けする状況を把握することが大切です。主観的になってしまうと偏った判断になり、根本的な解決に繋がらないこともあります。また、物事に対して客観視するだけではなく、自分を客観的に捉えることも大切です。自分を客観視することで感情のコントロールや冷静な判断力にも活かすことができます。

成長意欲

成長意欲は、自分の現状に慢心せずさらに能力を向上するために努める能力です。与えられたタスクを着実にこなすのはもちろん、仕事のクオリティを高めていくための工夫や学ぶ姿勢を持っている人と言えるでしょう。常に社会が変化していく中で成長意欲に欠けていると、常に同じ立ち位置で止まったまま環境に追いつけなくなってしまいます。また、成長意欲のある人材は、逐一指導をしなくても主体的に学ぶ姿勢があるため、成長スピードの速さも期待できるでしょう。

責任感

責任感は、自身の業務や役割を最後まで誠実にやり遂げる能力です。ただし、表面上でやったことにするのだけでは責任感とは言えません。トラブルや不手際が発生した際には何が問題だったか考えることや、聞かれた際には根拠を持って答えられることが大切です。責任感に欠ける人材は安心して仕事を任せられないため、ビジネスにおいては必要不可欠な要素になります。自身の仕事のみでなく、組織全体の問題に対して当事者意識も一つの責任感です。組織を牽引できる存在として活躍が期待できる能力と言えます。

ポテンシャルが高い人の共通点

向上心があって定期的に自己分析をしている

ポテンシャルの高い人は向上心が高く、定期的に自己分析を行っている傾向にあります。自己分析を行うことで、自分の現状や課題を洗い出し、次からの業務に活かすことが可能です。自身で効果測定しながら改善が繰り返されるため、積み重ねれば大きな成長に繋がります。特に会社に指示されるわけでもなく自己分析を行うことは、成長意欲や向上心があってこそできることでしょう。そのため自主的に成長でき、自身のポテンシャルも引き出しやすくなります。

計画性に加えて行動力もある

ポテンシャルの高い人は計画性と行動力を併せ持ち、実際に達成していく特徴があります。失敗することがあってもできるまで繰り返すことで、潜在的な能力が引き出されることに繋がるためです。いくら計画が綿密に行われても、行動が伴わないと意味がありません。行動した過程や結果から学びがあるからこそ、成長やポテンシャルに繋がると言えるでしょう。ただ自分の現状に合った行動が必要なので、計画の段階で自分の現状を良く把握しておく必要があります。

積極性が高い

積極性が高い人はポテンシャルが高いと言えます。積極性のある人は行動する回数が多いため、そのぶんチャンスをつかみやすく学びを得やすいです。そのため自分のポテンシャルを引き出しやすくなるでしょう。例えば、社内イベントのスタッフを募集があるとき、積極性のある人で関心があれば応募することが多いでしょう。このような機会を経て自分の新たな可能性に気がつくことや、現場に持ち帰って活かせる学びを得ることができます。

人間性が高い

人間性の高い人はポテンシャルも高い傾向にあります。人間性とはスキルや経験、知識とは別に、人との関わり方や仕事する姿勢の誠実さなど人柄の部分が大きいです。人間性の高い人材は周りのサポートやチャンスの機会を受けやすく、ポテンシャルを発揮する機会を与えられることが多いと言えるでしょう。高い人間力に必要なのは、長所や短所を含めた自己理解や他者への思いやり、仕事への信念です。高い人間性というベースがあってこそ、ポテンシャルを発揮できる人材になると期待できます。

基本的にポジティブな思考ができる

ポジティブな思考でいる人は、ポテンシャルの発揮に繋がります。仕事に失敗することがあっても、次は成功するために何ができるかという前向きな姿勢に繋がるためです。失敗したことを引きずって何もできないままでは成長が停滞し、ポテンシャルが潰れてしまうこともあるでしょう。失敗したことの振り返りや自信を持てないことへの事前準備は大切ですが、失敗を学びと捉える思考を持ち、行動を続けることが大切です。ポジティブな姿勢が周りに伝われば、新しい業務のチャンスやサポートしてもらえることもあります。

ポテンシャルが低い人の共通点

積極的に動かない

ポテンシャルの低い人は基本的に受動的で、積極的に動かない特徴があります。他人に判断を委ね、自ら考えて動けないためです。指示待ちの姿勢で与えられた業務をただこなすだけでは、積極性はもちろん、自分はどうすべきか考える思考力にも欠けます。積極性がないと行動の数も減るため得られる経験も減り、いざというときに自分一人で対応することが難しくなるでしょう。自分で考えて行動に移し、失敗から学んでいく姿勢がないと自分のポテンシャルを引き出すことが困難になります。

考え方が悲観的

悲観的な人はポテンシャルが低くなる傾向にあります。悲観的になると常に最悪の事態を想定してしまい、無難な行動しかできないためです。業務を行う上で慎重さは大切ですが、悲観して当たり障りない判断しかできないと環境の変化に対応しきれないことやチャンスを逃すことに繋がります。例えば、新しい役割をやってみないかと提案されたとき、「失敗がこわいから」と断ってしまうことなどです。自身のミスを恐れて行動を起こせないため、ポテンシャルを引き出せず成長も滞ってしまうでしょう。

責任を他に押し付ける

ポテンシャルの低い人は責任感に欠け、自分の抱える問題を環境や他人のせいにする特徴があります。他責であることで自分の問題点に気がつけず、改善できないためです。自分と向き合うより他人に責任を押し付けるほうが精神的に負担が少ないでしょう。しかし、自分の問題点を認識して解決しないと、いつまでも成長できずポテンシャルも潰れてしまいます。また、他責思考であれば周囲からも「愚痴の多い人」という印象になり、信頼が落ちて新しいチャンスを逃がしやすいです。

社員のポテンシャルを引き出すポイント

目標を設定してもらう

社員のポテンシャルを引き出すためには、目標設定が重要なポイントとなります。社員本人が描く理想像を明確にし、それに向けて計画・実行することで新しい能力を引き出すことに繋がるためです。ただ目標に向けて闇雲に取り組むのではなく、具体的なプロセスを明確にすることも大切です。また、目標は習熟度に合った、達成できるレベルである必要があります。高すぎると達成できずにモチベーションダウンにつながり、低いと成長に繋がらないため、目標管理においても注意が必要です。

適性を活かした教育研修による支援を行う

社員のポテンシャルは人それぞれなので、適性を活かした教育研修による支援が効果的です。同じ教育研修を行っても、社員それぞれのポテンシャルによって与える効果は異なるためです。早い段階で社員の強みを明らかにし、強みを伸ばせる教育を進めることでポテンシャルを引き出すことに繋がります。そのためには適性検査も有効ですし、企業に蓄積されたノウハウを共有することも社員をサポートする手段の一つです。社員のポテンシャルを引き出す環境を構築していくことで、個々の強みを発揮できる組織になります。

まとめ

ポテンシャルが高い人材を見極めよう

ポテンシャルが高い人の特徴や社員のポテンシャルを引き出す方法を紹介しました。ポテンシャルの高さは本人の人柄や仕事への姿勢によるものも多いですが、職場風土によって引き出しやすくなることがわかります。ポテンシャルを引き出すことで、社員が個性を活かして働きやすくなるでしょう。組織力の強化に繋がり、ビジネスの環境の変化にも柔軟に対応できます。本記事で解説した内容を参考に自社の社員の特性やポテンシャルを見極め、適切な目標設定や教育に繋げましょう。

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