求人媒体とは【種類による比較や選ぶ際のポイントについて解説します】

記事更新日:2022年09月08日 初回公開日:2022年09月06日

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インターネットの発達によって企業が人材を獲得する手段は圧倒的に増加しました。企業がインターネット上でWeb広告や自社サイトを用いて求人を募集できるようになったのはもちろんのこと、求職者が採用募集をする企業を気軽に探すこともできるようになりました。こうした求人媒体が増加したがために、自社で採用活動を始めようとした時に何を活用すべきかの判断がなかなか難しくなってきたのではないでしょうか。今回はそれぞれの求人媒体の種類とその特徴の説明を中心に、効率的な企業の採用にあたっての求人媒体の活用方法をご紹介します。人事担当者の方は是非ご一読下さい。

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求人媒体とは

求人情報を掲載し求職者を募る媒体や手段

求人媒体とは、求人情報を掲載し求職者を募る媒体や手段を意味します。つまり、就職先を探している人と人材を募集する企業をつなぐコミュニケーションツールがそれに該当します。ただ、媒体といっても広告などのメディアだけではなく、人材派遣や人材紹介などといったサービスもそれに含まれます。また、ハローワークなど民間主導の他国家主導で行われるものもあります。その他にもいくつか求人媒体は存在し、その種類は多岐にわたっています。

求人媒体が注目される理由

有効求人倍率が増加している

求人媒体が注目される理由として、有効求人倍率が増加していることが考えられます。有効求人倍率とは求人を募集する企業の数と求職者の数の割合のことであり、企業の数が増えるほど有効求人倍率は高くなります。つまり、近年では人材を募集する企業が多く企業間で人材獲得の競争が起きていることを意味します。こうした状況の中で他社に負けずに優秀な人材を求めるために有効な求人媒体の利用が必要です。こうした事情から今求人媒体が注目されています。

即戦力となる人材への期待が高まっている

求人媒体が注目される理由として、即戦力となる人材への期待が高まっているということが考えられます。近年では新卒で入社した社員が生涯一つの会社で働き続けるということが珍しくなってきています。つまり転職者の数が増えてきているということです。中途採用は新卒採用とは異なって求職者のキャリアや実力が重視されます。人事側は転職者の募集に際しては即戦力としてターゲットを絞る必要がでてきます。この時効率的に採用を行うにはやはり求人媒体の活用はかかせません。つまり、近年では求人媒体が転職の増加に伴って増加しているということです。

求人媒体の種類と特徴

Web求人サイト

求人媒体の一つとしてWeb求人サイトが挙げられます。Webでの採用募集は求人媒体の中でも一番規模の大きいものでありその中でさらに種類も多く、是非活用すべき媒体です。また、近年のスマートフォンやネットの普及により、数ある求人媒体の中でも一番求職者が見る機会が多いです。この特徴は一長一短であり、たくさん募集できるというメリットがありますが、その分掲載するライバルも多く広告が埋もれてしまうというリスクも伴います。

紙媒体

求人媒体の種類の一つとして紙媒体が挙げられます。紙媒体はインターネットが普及する以前は主要な求人媒体として用いられており今はやや衰退化してしまいましたが、それでも新聞やチラシなどに掲載される形で多くの人に見られる求人媒体です。特徴としては地域ごとに区切って発行ができるため、特定の地域での採用に長けています。また、新聞の利用者は比較的若年層よりも高齢者層が多く、高齢者層の採用に向いていると言えます。逆に新卒の採用には不向きかもしれません。

ダイレクトリクルーティング

求人媒体の種類の一つとしてダイレクトリクルーティングが挙げられます。ダイレクトリクルーティングとはターゲット層を獲得するために採用側が積極的にアプローチをかけていく手法のことを指します。その特徴から、一斉に多くの人材を見つけることは難しいですが、逆に求人広告では探せない人材の発掘ができる、または人事から直接アプローチをかけるためにミスマッチが起こりにくいという利点が挙げられます。

求人検索エンジン

求人媒体の種類の一つとして求人検索エンジンが挙げられます。求人検索エンジンとは求人版のグーグル検索のようなものであり、求職者はこれを通して勤務地、給与等の条件を絞り込み募集している企業を探すことができます。求人検索エンジンはWeb上の求人情報を網羅しているので、とにかく幅広い企業情報が掲載されています。その利便性から多くの求職者がユーザーが利用しているので大量採用には長けていると言えます。しかし、検索結果を上位表示させるためにコストや時間をかけなければならないのも特徴の一つです。

ハローワーク

求人媒体の一つとしてハローワークが挙げられます。先に述べたようにハローワークは国主導の求人媒体であり、通称公共職業安定所と呼ばれています。公共の媒体であるため基本的には利用する際の費用がかからないのが特徴です。また、地域ごとにハローワークがあり、基本的には地元の求職者が集まるので地域採用に強いと言えます。反面他の求人広告と比較して掲載できる情報が限られる点には注意が必要です。また、選考フローはすべて人事側の負担であることもデメリットの一つです。

人材派遣

求人媒体の一つとして人材派遣が挙げられます。人材派遣とは、派遣会社と雇用契約を結んでいる人、いわゆる派遣スタッフを自社に派遣するといったものです。従業員の補填として適宜派遣スタッフを必要なだけ雇い入れることができるのが特徴的です。雇用にあたり面接などのフローが不必要であり、即戦力になると言えます。反面、長期的な採用には向かない点に注意しておく必要があります。また、責任の所在な派遣会社の間での確認事項が多いことも特徴です。

求人媒体を選ぶ前にすべきこと

採用基準を明確に設定しておく

求人媒体を選ぶ前にすることとして、採用基準を明確にしておくことが挙げられます。具体的には、即戦力人材を採用するか経験の有無を問わずに採用するかやターゲット層の決定などが考えられます。これを明確に設定しておく理由としては、採用基準やターゲットによって効果的な求人媒体が異なってくるためです。採用基準が明確になっていない場合、誤った採用方法をとってしまい無駄なコストがかかってしまうという懸念があります。

採用コストを把握しておく

求人媒体を選ぶ前にすることとして、採用コストを把握しておくことが挙げられます。採用基準を明確にした上で、自社がいくら採用費用を支出できるかを予め考えておくことは非常に重要です。これは金銭面でもそうですが、人的コストについても言えます。求人を募集した上での面接や募集のための会社説明会、スカウトメールの作成や送信にどれだけの人員を割けるかを考えておく必要があります。人を多く活用するのが難しい場合は選考フローもすべて任せられる採用代行を利用するのも一つの手段でしょう。

採用人数や時期を確定しておく

求人媒体を選ぶ前にすべきこととして、採用人数や時期を確定しておくことが挙げられます。つまり、いつまでにどのくらいの人数を採用しなければならないのかの見当をつけておくということです。採用手法や求人媒体の種類によって採用開始から採用までにかかる期間は異なってきます。例えば、ダイレクトリクルーティングでは、これに登録している求職者はそれほど早期に転職したいとは考えていない人の方が多く、参考程度に話を聞いてみたいという人が多いです。つまり選考までの時間は長いです。このように求人媒体を考えておく前に自社の選考時期や緊急性を明確にしておことが重要です。

求人媒体の選ぶ際のポイント

採用ターゲットに適しているか確認する

求人媒体を選ぶ際のポイントとして、採用ターゲットに適しているか確認することが挙げられます。先に述べたように、それぞれの求人媒体には特徴があり特定の職種や地域の採用に強い、または特定の雇用形態の採用に強いなどの特徴があります。前もって定めておいた採用ターゲットにある求人広告がどれだけ合致しているかを確認することでより効果的な採用をすることができます。例えばエンジニアの求職者がよく見るサイトがあるなど、おなじWebサイトの広告の中でも閲覧する層が違うので、各媒体の特徴把握しておく必要があります。

採用課題を改善できるか確認する

求人媒体を選ぶ際のポイントとして、採用課題を改善できるかどうか確認する点が挙げられます。つまり、現在自社で抱えている採用課題を明確にすることが大切です。例えば、採用はうまくいっているが離職率が高い点が問題となっているのなら会社と社員の間にミスマッチが起きている可能性があります。その場合にはミスマッチの少ないリファラル採用やダイレクトリクルーティングが効果手と考えられます。このように自社の問題を求人媒体を利用していかに改善することも非常に重要と言えます。

求人媒体のターゲットごとのおすすめ

中途採用

中途採用をする際の求人媒体のおすすめとしては、リクナビNEXTが挙げられます。リクナビNEXTは会員数が916万人と日本最大手の中途採用取り扱い求人広告です。中途採用の規模感でみれば一番のおすすめであり、幅広い人材を確保することが期待されます。また、人数よりも狭い範囲の人材を採用したいのであればはたらいく。また、女性の採用に強いとらばーゆもおすすめの一つです。その他エンジニアに特化したGreenなども挙げられます。

新卒採用

求人媒体の新卒採用でのおすすめの媒体としては、リクナビやマイナビが挙げられます。いずれも中途採用のおすすめと同様業界の中で最大手の学生の登録数を誇ります。また、積極的に企業側からアプローチをかけるダイレクトリクルーティングとしてはOffer boxがおすすめです。学生の学歴、学部などの経歴を確認した上で説明会の参加や面接へのコンタクトをとることが可能です。同様の新卒求人サービスとしてワンキャリアもおすすめです。ワンキャリアは求人情報の掲載のみならず、合同説明会の企画運営や配信までもサービスとして提供しています。

まとめ

求人媒体の特徴を理解し効率的に人材獲得を目指そう

求人媒体は数多くの種類があり、目的に応じて上手く活用することで効率的に採用活動を行うことができます。そのためにどのような求人広告の種類がありそのメリットやデメリットを把握することが非常に重要です。また、求人媒体を選定する前に前もって企業が必要とする人材像を明確にすることや人材の判断基準、緊急性などを明確にしておくことでより適した求人媒体を活用することができます。是非本記事を参考にして頂き、無駄のない採用活動を行いましょう。

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