記事更新日:2020年06月05日 | 初回公開日:2017年09月27日
外国人採用・雇用 外国人留学生の採用 グローバル用語解説 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 グローバル経済 ビザ(在留資格)について日本で働きたい外国人は年々増える一方です。日本政府が外国人留学生の受け入れを強化した結果、日本で働く外国人の人数は、数年前と比べて大幅に増加しています。
2016(平成28)年10月時点で日本の外国人就労者人口は、1,083,769人。前年同時比で175,873人(19.4%)増加するほど、多くの外国人が日本で働いています。(※1)
外国人が労働者として日本に来る中、果たして日本が嫌いで日本で働く人はいるのでしょうか。年々増える外国人労働者は、自ら好んで来ている人は大多数でしょう。ではなぜ、日本が好きで働こうと思ったのか?
アニメ好きでもっと日本を知りたくて働きに来た人もいれば、日本に留学をした後、もっと日本が好きになり働こうと心境が変わる人など、好きから働くに変わる人が中にはいます。
日本人でも外国で働く人の中に、その国の何かが好きで働く人がいますよね。それと一緒で、働く理由の一つとして、好きがきっかけで日本で働く外国人も当てはめることができます。
参考:(※1)厚生労働省(「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成28年10月末現在))より
誰しも抱いている目標はありますよね。趣味であったり、家族をもつ人も様々ありますが、それを成し遂げるには、お金が必要となります。働かざる者食うべからずという言葉の通り、働かない人は食べ物すらいただけない。
外国人が日本で働く理由の一つとして、目標がない人はいません。先ほど述べたように食べるために日本に来る人もいます。例えば、母国では働き口がない人や家族を養うために日本に働きに来る人がそうです。実際に日本で働く外国人は、50%以上が中国やフィリピン、ベトナムなどアジア圏から来ています。母国より給与が高く、お金を目標に日本で働きます。
他にもIT産業が優れている日本で、プログラミングやIT関連のITスキルを身につけ、将来、独立や母国でも働くために日本に働きにくる外国人もいます。
外国人経営の中華料理店やカレー屋の多さが物語るように、目的を持って日本で働く外国人は多いです。
日本の治安の良さは、世界一安全と評されるほど日本は暮らしやすい環境にあります。海外に行ったことがある人ならわかりますが、日本がいかに平和なのかを改めて実感します。
清潔でゴミがほとんど落ちていない道路や24時間営業しているコンビニをみて、生活で不便と感じさせません。一方で、日本で就労する外国人の大半を占めるアジア圏では、地域や町によっては生活水準が低いこともあります。日本の住みやすさに働きたいと思わせるのでしょう。
その他にも生活面が優れているだけでなく、夜道を1人で歩いていても安全であったり、物を盗むまれる心配がないなど、被害に遭わない治安の良さに惹かれる人もいます。
しかし、「治安の良さ」の反面で悪い評価として、凶悪な事件や不可解な事件が取り沙汰されるなど、他国にはない事件に不安を抱く点が目立ちます。
それぞれの理由は異なっても日本で働きたい外国人は増えているようです。受け入れる企業側からの支援やサポートも必要となってきます。人材不足が深刻化する中、外国人人材にもできるだけ長く、活躍してもらうのが理想です。希望して日本で働くことを決めた外国人人材の期待を裏切らない体制で迎え、より働きやすい環境を提供しましょう。外国人人材に働きやすさを提供するためにどんな取り組みが有効になるのでしょうか。
日本は企業や組織の在り方が独特な国として知られています。すでに、外国人人材を雇用するなど自社がグローバル体制をとる中で、現状の制度や風土が適切かどうかを再検討してみてください。自社の将来像やグローバルスタンダードを把握し、変革すべきところを見極めて実施していくことは働きやすさの提供に有効な策だと思われます。
入社当初のフォロー担当者、研修内容、メンターなどの受け入れ体制を十分に整えておくことは欠かせません。また、外国人人材にとって、日本での日常生活に慣れるまでは大変なはずです。
日本人なら簡単で当たり前のことも外国人になるとハードルが高いこともあります。とくに住居の賃貸契約などが大きな課題となる外国人は多いので、企業が用意するというのも一つの支援策になるでしょう。
外国人が日本で働きたい理由は、人によって異なります。
「日本の何かが好きで働きたい」「出稼ぎや日本の給与が高くて働きたい」「治安の良さが優れているから働きたい」の3つの理由に大きく分かれますが、どれも日本で働きたいことは一緒です。
それぞれ理由が違っても日本で働きたい外国人が、より長く働きたいと思える環境を今後必要になるでしょう。
少子高齢化が進む日本は、労働人口の減少が深刻な問題となっています。今後も日本で働く外国人は増加するでしょう。そこで、海外から労働者を雇うことで労働市場を保ちます。
近い将来、多くの労働者が海外から派遣され、グローバル化が進むことは間違いないでしょう。そして、あらかじめに外国人に対する環境を整えておけば、受け入れもしやすくなります。
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