記事更新日:2024年05月21日 | 初回公開日:2024年05月07日
用語集 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 採用成功事例アルバイト採用率の平均は35%以上であれば良好とされています。採用率は、全ての応募者の内採用を行った人数の割合です。そのため、10人の応募があった中から2人の採用を決めた場合には、採用率は2割となります(採用人数2人÷応募者10人×100)。採用率は業界によっても大きく変わってきますが、35%以上あればアルバイトの採用としては成功だといえます。採用率が15%を切っている場合には、採用を見直すべきだとされています。
アルバイト採用率に関連する指標に、応募率があります。応募率とはネット上での求人や店頭に掲示されているアルバイト募集のポスターを見て、実際に応募してくる確率の事を言います。応募率は、「応募数÷閲覧数×100」で計算することが可能です。広告掲載を行っていてもターゲット層となる人たちの目に触れなければ意味がありません。応募率は掲載方法や募集しているお店の業界によっても異なる為、平均や他社と比較してもあまり意味がないとされています。
面接参加率もアルバイト採用率に関連する指標です。面接参加率とは、実際に求人を見て応募してきた人が、面接に参加する確率です。アルバイトの場合は応募率が高いからと言って、採用率が高くなるとは言えません。アルバイトの場合は応募があったとしても、面接までに連絡が取れなくなる場合や当日ドタキャンされることが少なくないからです。アルバイトは複数の求人に同時に応募している事が多く、採用が早い所に決めてしまうため辞退や音信不通が起きやすくなります。
アルバイト採用率が下がるのは、応募から面接の間に辞退されるからです。応募したにもかかわらず面接を行う前に辞退されてしまうのは、応募した際の企業の担当者の態度が悪い・対応が遅いなどの理由が考えられます。アルバイトを探している人は、一つだけでなく複数の求人に応募している事が殆どです。そのため、応募に対しての連絡が早い所から面接の日程を決めている事も多く、連絡が遅い所などは面接日程の調整に進めない場合があります。
アルバイト採用率は面接設定から面接までの間に辞退されることもあるため、下がることもあります。面接の日程を決めていたとしても、応募してから面接までに期間が空いている場合は他者の選考が進む場合があります。また他社の選考が進んでいなくても、時間が空いてしまう事で応募者の熱が冷めてしまい辞退されるといった場合も考えられます。アルバイトの採用をスムーズに行っている企業では、応募の当日もしくは翌日に面接を実施している事が多い傾向です。
面接実施から採用までの間に辞退されることによって、アルバイト採用率が下がることがあります。早めに面接を実施しても、採用するまでに離脱されてしまう可能性もあります。これは面接の実施まではスムーズに進んでも、採用連絡を受けるまでの期間が長すぎて他社が先に決まってしまうといった場合です。また面接時に面接官や対応者の対応に不満を感じた場合にも辞退されてしまいます。採用したい人材であれば、すぐに採用の連絡を行う事がお勧めです。
アルバイトの採用率を上げる方法は、自社の採用率を把握することです。先述したように、アルバイトの採用率が35%を超えていれば採用活動としては成功といえます。もし自社の採用率が35%以下の場合は、何かしらの改善を行った方がいいでしょう。しかし採用は業界や職種によっても難易度が異なり、掲載している媒体によっても変動が大きいので一概には言えません。但し改善を行っていく上では現状の採用率を把握しておくことが重要です。
アルバイトの採用率を上げるためには、採用計画を立てるようにしましょう。急にアルバイトが辞めてしまい、人員補充するために急遽採用活動を行わなければならない場合も出てくるはずですが、採用率を上げるには事前に計画を立てておくことが大切です。採用計画書には、いつまでに何人採用するのかや人材に求めるポイント・採用コストなどを盛り込むようにしましょう。この段階で他社と差別化できる部分も明確にしておくことも重要です。
アルバイトの採用率は、採用目的を訴求することで高めることが出来ます。アルバイトの採用は、欠員募集や事業拡大による人員増員など採用目的が異なります。採用目的によって訴求すべき内容も異なるため、目的に沿った訴求内容にする必要があります。欠員募集の場合は前任者と同じようなスキルを持った人から応募が来るように要件をまとめなければなりません。また学生や主婦など採用したい層に合った求人媒体を使う事も大切です。
採用現場の責任の所在を明確にすることも、アルバイトの採用率を上げる方法です。ブラックバイトという言葉があるように、アルバイトで雇用されているにも関わらず、正社員と同じような業務を任されたり責任者のような仕事を任されたりといった事例も少なくありません。面接に来ている人も、そういった環境ではないのか不安に感じている場合があります。アルバイトの採用率を上げるためには、担当してもらう業務や内容をしっかりと伝え現場の責任の所在を明確にしておくことも大切です。
応募率を上げるためには、求人広告を見直しましょう。求人を掲載しても応募がない場合は、応募に繋がるキーワードが足りていない可能性があります。ターゲットにしている人たちが、どういったキーワードで求人検索しているのかを考え、原稿に織り込むようにしましょう。同業他社がどういったキーワードを使っているのかを参考にするのも方法の一つです。検索しそうなワードを織り込むことで、希望している層からの応募に繋げる事が出来ます。求人から応募に繋がらない場合は、内容や使っているワードを見直すようにしましょう。
応募率を上げるには、仕事内容を分かりやすく書くことが大切です。コンビニや飲食店の場合は日常生活でよく目にしている事も多いため、大体の仕事内容は想像することが出来ます。しかし雑貨店や本屋など裏方業務は目に触れる事がなく、知らない人も多いはずです。興味を持ってもらっても具体的な仕事内容を記載していないと、応募に繋がりづらくなります。また「棚卸作業があります」なども、学生から見ると想像が難しい単語になるため、なるべく分かりやすい言葉を使って求人広告を作るようにしましょう。
給与の見直しを行うのも、応募率を上げる方法です。ターゲットになる層が検索しそうなキーワードや業務内容を分かりやすく記載しているにも関わらず、中々応募がない場合は他の求人と比べ給料が低い可能性があります。他と比べて給料の設定が低くなっている場合は、時給などを見直すことで応募に繋げる事が出来ます。他にも交通の便が悪いなどが考えられる場合には、交通費支給に変更する事で応募してくれる人が増える可能性もあります。同じエリアや業種と比べて、給料が低くなっていないか確認してみましょう。
面接参加率を上げるには、応募があった際にすぐ面接調整を行うようにしましょう。先述したように、アルバイトを探している人たちは一つの求人だけでなく複数の求人に同時に応募している場合が殆どです。そのため、複数の応募先から選んでもらうためにも応募があったらすぐに面接日程の調整や、応募に対してのリアクションをすることが大切です。時間が空いてしまうと熱意ややる気が下がってしまい辞退に繋がります。アルバイト採用は迅速に対応することを心がけるようにしましょう。
アルバイトの採用コストを抑えるには、学校に求人掲載してもらうという方法があります。大学や専門学校の学内掲示板にお店の求人広告を掲載してもらう事で、広告掲載費用を掛けることなく採用活動を行うことが出来ます。学校に掲載しておくことで、多くの学生に求人を見てもらう事ができるだけでなく求人を見ていない人にも見た人からの情報で広まっていく事も期待できます。積極的にアルバイト求人を掲載している学校もあるため、掲載コストを抑えたい場合は検討してみましょう。
アルバイト採用のコスト削減には、SNS活用がお勧めです。新卒や中途採用でもSNSを活用した採用手法が広まってきています。若年層の人たちは、インターネットでアルバイトの募集を探している場合が殆どであるため、店頭に求人を掲載するよりもSNSで求人を書けた方が効果的に採用活動を行えます。またSNSはアカウントの作成や投稿などに時間はかかりますが、求人サイトなどと違って運用コストが掛かることはありません。SNSでは短い動画などもアップ出来るため、より詳しくお店の状況を知ってもらえます。
リファラル採用を行うのも、アルバイト採用コストを抑える方法です。リファラル採用は、今働いているアルバイトの人に知り合いや友人を紹介してもらう採用方法です。リファラル採用を使う事で、実際に働いている人からお店の雰囲気や仕事内容などを伝えてもらい、採用後に想像との乖離を少なくすることが出来ます。また働いている人から紹介してもらう事で、採用コストを全くかけずに新しい人材を採用することが可能です。アルバイトのリファラル採用は無料の場合が多いですが、謝礼を払う事で複数の人材採用も可能になります。
アルバイトの採用率が下がる理由や、採用・応募に繋げる方法などについて解説しました。アルバイトの採用を行うには、まず自社の採用率について把握することが大切です。採用率はエリアや業種などで変わってくるため、平均と比較しても参考にならない場合もあります。しかし自社がどれくらいの採用率なのかを知ることによって、採用率を上げるための工夫を行うことが出来ます。辞退者が多いフェーズを理解することによって改善するための方法も明確にすることが可能です。アルバイトの採用率を上げて採用活動を改善していきましょう。
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