優秀な部下が腐るのはなぜ?【優秀な部下を使いこなせないと感じる上司の方のためにいくつかのポイントを紹介します】

記事更新日:2024年05月15日 初回公開日:2024年05月15日

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長年企業は人材不足が課題になっている中、優秀な人材を採用したいと考えている企業も多いはずです。しかし実際に優秀な人材を採用できたとしても、部下が自分より優秀であるために接し方に悩んでいるという上司の方も少なくありません。優秀な部下に対しての接し方が分からずに、放置しすぎてしまうと部下が腐ってしまうという事も考えられます。いくら優秀な部下でも上司の関わり方次第でモチベーションは変わってきます。優秀な部下が腐ってしまう原因について解説していきますので、優秀な部下を持つ上司の方は参考にしてみてください。

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優秀な部下が腐る原因

正当に評価されていないと感じる

優秀な部下が腐る原因は、正当に評価されていないと感じているからです。自分が行っている業務に対して正当な評価が得られていないと感じると、部下は不満をためて行きます。仕事に対しての評価を得られないと、業務に対してのモチベーションを維持することが出来ません。目標が伝えられていない場合や、業務に対してのフィードバックを受けることが出来ない環境ではストレスが溜まっていきます。実力主義を取り入れる企業が多い中で、年功序列や部下の手柄を横取りする上司がいる企業ではやる気を失います。

部下のレベルと仕事内容が合っていない

優秀な部下は、部下のレベルと仕事内容があっていない場合に腐る可能性が高くなります。優秀な人材に簡単な事務作業やルーティン業務ばかりを依頼すると、能力を発揮することが出来ずにやる気を失います。反対にスキルや能力にあっていない難易度が高すぎるものばかりを依頼すると、業務で達成感を感じることが出来ずにストレスを感じやすくなってしまいます。レベル配分や業務量の配分を間違うと、部下が腐る原因になりかねません。

モチベーションが落ちている

モチベーションが低下している場合も、優秀な部下が腐る原因となります。優秀な人材は業績や成果を出すために常に自分のスキルを磨く努力を行っています。しかし何かしらの理由で業務に対してのモチベーションが低下してしまった場合は、業務への興味を失ってしまう可能性があります。モチベーション低下は、業務の生産性が低下してしまうだけでなく離職に繋がってしまうかもしれません。業務がつまらない場合もモチベーション低下に繋がります。

優秀な部下が腐る上司側の原因

高圧的な態度が習慣化している

優秀な部下が腐ってしまうのは上司側に高圧的な態度が習慣化していることが考えられます。上司から高圧的な態度を取られると、部下は萎縮してしまい十分に能力を発揮できません。それだけではなく常に高圧的な態度を取っている上司に対して、不満や不信感を抱く部下も出てきます。指導として、間違いを指摘するなどは時には必要です。しかし高圧的な態度が状態化してしまっている場合は、部下を腐らせてしまう原因となります。コミュニケーション不足にも陥り、良好な人間関係が構築できません。

自信のない振る舞いをしている

優秀な部下が腐ってしまう上司側の原因は、自身のない振る舞いをしているからです。上司自身が自分の考えや行動に自身を持てていない場合、優秀な部下からの質問に的確な回答を返せず答えを濁してしまいます。更に自身のなさから自分の行動を攻めてしまうと、リーダーシップが十分に発揮されません。上司自身の自信のなさから、相手の顔色を伺ってしまうと部下からそういった行動を見透かされてしまう事も考えられます。自身のない上司の行動が部下をくさられてしまいます。

理不尽なことをフォローできていない

理不尽なことをフォロー出来ていない場合も、優秀な部下が腐ってしまう上司側の原因です。社会で働いていると、大なり小なり理不尽な場面に遭遇してしまうことがあります。理不尽な状況をなくすことは不可能ですが、理不尽な環境になってしまった場合に上司が全くフォローしてくれていないと、部下からの信頼が失われます。理不尽なことが起こった際にフォローしてくれない上司のもとでは、優秀な部下が腐ってしまう原因になります。

優秀な部下を適度に放置するメリット

自ら効率良く仕事をこなす

優秀な部下を適度に放置するメリットは、自ら効率よく仕事をこなせる点です。主体性がない従業員であれば、上司からコミュニケーションを取り業務の進め方などを一緒に決める必要があります。しかし優秀な人材は細かい指示を行わずとも、自分で効率的な進め方を見つけることが出来ます。細かい指示をすることで、仕事がやりづらいと感じてしまう人もいるため適度に放置してもらいたいと考えている人も多く注意や指示が少なくて済む事が多い傾向にあります。

のびのびと仕事に取り組む

優秀な部下を適度に放置することで、のびのび仕事に取り組めるようになります。企業の中で働いていると、自分の思い描いている通りに実行できないことのほうが増えていきます。画期的な考えや革新的な事を思いついても、企業の方針により採用してもらえないということもあります。採用してもらえないだけでなく、自分の意志と反したやり方で実施しなければならない事も少なくありません。優秀な部下は放置してもらうことで思い通りの進め方ができ、モチベーションも高まります。

責任感を持てる

優秀な部下は適度に放置して、責任感を持ってもらうことが大切です。業務の進め方に対して、やり方のすべてを上司が指示してしまうと自分で考えることを辞める指示待ち人間が出来上がります。自分で考えずとも上司が指示をしてくれるため、責任を持って業務に取り組むという姿勢がなくなっていきます。優秀な人材ほど、自分で考えて業務を進めていきたいと考えている人が多い傾向です。放置して部下に判断してもらうことで、責任感を持って仕事に取り組んでもらうことが出来ます。

優秀な部下を放置するデメリット

転職が視野に入る

優秀な部下を放置してしまうと、転職してしまう可能性もあります。優秀な人材は常にキャリアアップや自分のスキルを磨くことを考えています。目標となる人の元で働きたいと考えている人も多く、放置して自由に業務をやれていても尊敬できる人がいないと感じれば、転職を考える可能性もあります。優秀な人材を放置することでメリットももちろんありますが、放置しすぎてしまうとスキルアップに繋がる助言などは得られないと感じ今の場所に居続ける必要がないと考えるようになります。

上司への態度が大きくなる可能性がある

優秀な部下を放置したことで、上司への態度が大きくなる可能性があります。優秀な部下に業務を任せて指示やアドバイスを行わない状態が続くと、部下の態度が段々大きくなっていく事が考えられます。これは1人で業務を行っていることにより、「この業務は自分が携わっていることで成り立っているのだ」と感じるようになります。こういった思考になると、アドバイスをくれない上司に対して尊敬するという事がなくなります。徐々に上司を下に見ている態度を取り、自分に不利な状況になった時など言うことを聞かない部下が出来上がります。

不安や孤独を感じることがある

優秀な部下でも放置することで、不安や孤独を感じてしまうことがあります。優秀な人材であっても、上司が目をかけてくれているかどうかは気になります。優秀であるため、上司が指示やアドバイスをせずとも業務を進めることは可能です。しかし同僚には目をかけているのに、自分は目をかけられていないと感じると不安や孤独を感じる事もあります。のびのびと業務に携わり責任感を持ってもらうためとはいえ、放置しすぎると大切にされていないと感じモチベーションの低下に繋がります。

優秀な部下を腐らせないためのポイント

納得感のある評価基準を設定する

優秀な部下腐らせないためのポイントは、納得感のある評価基準を設定するようにしましょう。正当な評価をされていると感じれば、業務に対してのモチベーション維持にもなります。評価基準が単純にタスクをこなした量やスキルによる評価ではない場合は、どういった貢献を行えば評価されるのかをしっかりと部下に説明することが大切です。いくら評価基準を設定していても、部下が納得できていなければ意味がありません。公平な評価や定期的なフィードバックを行うことで、部下を腐らせないようにすることが出来ます。

伝えるべきことを分かりやすく伝える

優秀な部下を腐らせないためには、伝えるべきことをわかりやすく伝えることを心がけましょう。いくら優秀な人材であったとしても、全くミスをしない人はいません。もし部下がミスをしてしまった場合や、自分のほうが部下より劣っていると感じた場合であっても指摘や改善策はしっかりと伝えるべきです。ただし指摘を行う際には、感情的にならず悪かった部分をしっかりと伝えるようにしましょう。指摘ばかりしていては部下のやる気を削いでしまうため、評価している事も言葉にして伝えることが重要です。

能力や特性に合わせて仕事を任せる

優秀な部下を腐らせないようにするには、能力や特性に合わせて仕事を任せましょう。能力に合わせて適切な業務を割り振るには、部下一人ひとりの特性などを把握しておく必要があり上司としての手腕が試されます。能力や特性に合わせて業務を任せるために、普段から部下とコミュニケーションを欠かさず業務をどれくらいこなせるかを把握しておく必要があります。全く業務を割り振らずに上司が一人で業務を抱え込むよりも、業務を任せた方が部下のモチベーションも高まります。

すぐに特別扱いしない

すぐに特別扱いしないことも、優秀な部下を腐らせないためのポイントです。仕事ができる部下かどうかはすぐに判断できるかもしれません。しかし優秀であると判断してすぐに放置したり特別な仕事を任せたりしないようにしましょう。すぐに特別扱いしてしまうと、その人に対してあまり気を配らなくなってしまい優秀な人材のモチベーションを下げてしまう可能性もあります。また優秀であっても、色々教わりたいと考えている人もいれば特別扱いされることを好まない人もいます。ある程度目をかけることも必要です。

話をしっかりと聞く

話をしっかりと聞いて、優秀な部下を腐らせないように気をつけましょう。優秀な部下が腐ってしまう前には、必ず何かしらの前兆があるはずです。普段からしっかりとコミュニケーションが取れていれば、部下から不満に感じていることや不安に思っていること・やりたいことなどを話してくれるようになります。部下から相談などを受けた際には、可能な限り向き合って話を聞く時間を作るようにしましょう。自分の意志を上司が汲み取ってくれているということがわかれば、部下が腐ることはありません。

まとめ

優秀な部下を腐らせない工夫をしよう

優秀な部下が腐ってしまう原因や、部下を腐らせないためのポイントなどについて解説しました。優秀な部下に対して上司としてどう対応すべきか悩むこともあるかもしれません。そういった場合でも、自身を持って対応することが大切です。また優秀だからといって、放置しすぎてしまうとモチベーションが低下し部下が腐ってしまう可能性もあります。普段からコミュニケーションをしっかりと取り、正当な評価を心がける必要があります。優秀な部下を腐らせてしまわないよう、工夫を行っていきましょう。

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