コーポレートブランディングとは【メリットや手順、企業の成功事例をわかりやすく解説します】

記事更新日:2024年05月07日 初回公開日:2024年05月07日

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消費者に自社の商品やサービスを長く選んでもらい続けるために、様々な工夫を行いブランディングを実施しています。昨今では商品やサービスに対してのブランディングだけでなく、採用や企業運営に対してブランディングを導入している企業も少なくありません。その中でも企業ブランディング(コーポレートブランディング)は、企業のブランド価値を向上させ同業他社との差別化を図れる重要な経営戦略として注目されています。今回はコーポレートブランディングについて解説しますので、経営者の方は参考にしてみてください。

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コーポレートブランディングとは

企業のブランド価値を高めるための活動

コーポレートブランディングとは、企業のブランド価値を高めるための活動です。ブランディングとは、消費者や取引先だけでなく従業員に対しても商品やサービスなどを「その企業ならでは」と認識させ、他社との差別化を図る取り組みです。コーポレートブランディングで重要なことは、他社とは異なる自社ならではの存在価値を明確にして発信していくことです。企業としての存在価値は、企業理念を下にしている場合もありますが「ミッション・ビジョン・バリュー」を意識して作られることが多い傾向にあります。

コーポレートブランディングとプロダクトブランディングの違い

プロダクトブランディングは製品を対象としている

コーポレートブランディングと似た言葉にプロダクトブランディングがあります。プロダクトブランディングは、製品を対象としています。コーポレートブランディングには、具体的な商品やサービスがある訳ではありません。企業のブランディングでは、「企業理念を軸とした企業のアイデンティティとサスティナビリティ」をステークホルダーに知ってもらうことが大切です。そのために、コーポレートブランディングはステークホルダー全員に企業のミッションなどに共感してもらい、応援してもらうための広報活動と言えます。

コーポレートブランディングの目的

消費者や取引先の認知度を上げる

コーポレートブランディングの目的は、消費者や取引先の認知度を上げることです。コーポレートブランディングを成功させることができれば、多くの人に企業の存在を知ってもらうことができます。企業が行う活動に対しての理解が進んでいくことにより、商品やサービスに対しても安心感を与えることが可能です。安心感が取引先や消費者に広まっていくことで、競合他社の製品よりも選ばれやすくなり価格競争からから脱却が可能となります。

企業体質を改善する

コーポレートブランディングには、企業体質を改善する目的もあります。コーポレートブランディングと聞くと、社外活動が多いように感じますがコーポレートブランディングにはインナーブランディングも含まれています。インナーブランディングとは、働いている従業員に向けたブランディングです。ミッションやビジョンが従業員全員に浸透し理解されることで、企業への愛着や業務のやりがいに繋がっていきます。これによって、離職率の低下なども見込めるようになります。

コーポレートブランディングを進める手順

必要性を社員に理解してもらう

コーポレートブランディングを行うためには、必要性を従業員に理解してもらうことが大切です。ブランディングを効果的に行うためには、企業全体で改革を行う必要があります。コーポレートブランディングを実施することに対して、社内全体の理解が得られていないと現状維持を望む従業員と対立してしまう可能性もあります。意見が対立してしまうとブランディングはうまく行きません。コーポレートブランディングでは、経営層だけでなく一般従業員も対象となるため早い段階で必要性を理解してもらうことが大切です。

推進のための組織をつくる

コーポレートブランディングを行うには、推進していくための組織づくりを行いましょう。コーポレートブランディングは、企業の今後を左右する重要な取り組みです。そのため、兼務などで行うのではなくブランディングを行う専用の組織を作ることが重要です。組織の編成を行う際には、責任者を経営陣の中から選ぶことで方向性などを間違うことなく実施することができます。推進を行っていく上で最初から人数が多いと推進に時間がかかってしまうため、最初は10人以下の少人数で行いましょう。

経営者等の意志と顧客のニーズを把握する

コーポレートブランディングを進めるために欠かせないのが、経営者などの意志と顧客のニーズを把握することです。ブランディングを成功させるには、経営層の意志が必要不可欠です。経営者だけではなく、創業者やオーナーなどの企業の歴史や文化に関する想いを理解した上で企業として何を目指すのかを決めていくことが重要です。しかしコーポレートブランディングは社内だけでなく、顧客のニーズに対する理解も欠かせません。企業の目指すべきブランドとして何を求めているのか、意向調査などを行いましょう。

ありたい姿を言語化する

コーポレートブランディングはありたい姿を言語化することも重要です。コーポレートブランディングを行っていく上で最も重要になるのは、競合他社との差別化です。競合他社と似たようなものではなく、明確に異なる独自のポジションを定める必要があります。競合他社との差別化を図るためには、ブランドの仮想の人格(ブランドパーソナリティ)の設定が効果的です。差別ができる製品やサービスを踏まえたうえで、企業としてのブランドとして有りたい姿を言語化し明確にしていきましょう。

アイデンティティを表現するガイドラインを定める

コーポレートブランディングを行う上で、アイデンティティを表現するガイドラインを定めておきましょう。企業のブランドイメージを定めた後は、表現する方法についても明確にする必要があります。昨今では、店頭だけでなくインターネットなどを用いて様々な場所でブランドらしさをアピールする場所が存在しています。どの場所でアピールを行うとしても、一貫性を保つためのガイドラインを設定しておくことが大切です。ブランドイメージに合う文章や視覚表現など具体的に定めておくことで一貫性を保つことができます。

社内外に向けたコミュニケーション施策を実行する

社内外に向けたコミュニケーション施策を実行することも、コーポレートブランディングを行う上で必要です。先述したような準備をしっかりと終えて初めて、社内外に対してのコミュニケーション施策の実行に移ります。企業が行っていく活動すべてが、企業のブランドイメージに繋がっていくため、一貫した姿勢で実行していくことが大切です。企業活動が乖離していないかどうかは、木々見直しなどを行い確認する必要があります。掲げたアイデンティティを広く知ってもらうためにも、コミュニケーション施策は重要です。

効果測定をした上で改善を繰り返す

効果測定をした上で改善を繰り返していくことで、コーポレートブランディングの質を高めることができます。コーポレートブランディングは、一度実施したら終わりではありません。企業のブランド価値を高めていくためには、絶えず評価を行い改善を繰り返していくことが必要不可欠です。効果測定を行う際には、理解度や共感度・継続性などの観点から分析を行うことで何が不足しているのかを可視化することができます。効果的にコーポレートブランディングを行うためには、改善が大切です。

コーポレートブランディングのメリット

マーケティングをする上での効果

コーポレートブランディングのメリットは、マーケティングをする上での効果が出る点です。コーポレートブランディングを行うことで、社会において企業の信頼性が高まることで取引先や顧客からの自社の商品やサービスに安心感を持ってもらうことが出来ます。ステークホルダーに安心感を得てもらうことで、自社の製品を販売しやすい環境を構築することが可能です。環境問題やコンプライアンスへの取り組みなどの企業姿勢を元に、購入する製品を判断している消費者も少なくありません。

出資者への効果

企業活動を行っていく上では、新規事業の立ち上げや運転資金の確保を行うなど資金調達が必要になってくる場面が多く発生します。その際には、出資を募ったり融資をを受けたりすることが必要不可欠です。出資や融資を受ける場合には財務状況や事業計画、商品やサービスの内容を元にして判断されます。更にコーポレートブランディングを行っていれば、信頼性や将来性を銀行や投資家から感じてもらうことができ、資金調達を優位に進めることも可能になります。

人材採用における効果

コーポレートブランディングはマーケティングや資金繰りの面だけでなく、人材採用においても効果を発揮します。採用ブランディングは、この企業で働きたいと思ってもらうことです。採用市場における売り手市場が長く続いていることや、働き方改革によって給料が高いだけでは人材を確保することは出来なくなっています。金額面ではなく、業務へのやりがいや価値観の共有・カルチャーにあうかなどの面で働きたいと思ってもらう必要があります。コーポレートブランディングを行うことで、人が集まりやすくなります。

従業員への効果

優秀な人材を採用できたとしても、その能力を発揮することができる環境が整っていなければ意味がありません。採用市場において売り手市場が長く続いていることや、働き方改革などにより高い給料を支払えば人材を確保することが出来る時代ではなくなりました。そのため、仕事のやりがいなどを感じることのできる「社会貢献活動を行っている企業」で働きたいと考えている人も増えています。コーポレートブランディングを行うことで、従業員が企業にポジティブな印象を持ちモチベーション向上が見込めます。

コーポレートブランディングの成功事例

ニベア

コーポレートブランディングに成功したのは、ニベアです。ニベアは1911年に販売されたスキンケア商品を扱っているブランドです。ブランドイメージを「信頼・愛情・やさしさ」と決め、そのイメージに合うようにミッドナイトブルーをイメージカラーに設定しました。100年以上経った今でも、このブランドイメージカラーは変わっていません。家族や大切な人を守るクリームとして訴求したことにより、3世代に渡って愛用されるブランドに成長しています。

ヤッホーブルーイング

コーポレートブランディングを実施しているのは、ヤッホーブルーイングです。ヤッホーブルーイングは、「よなよなエール」などのクラフトビールを手掛けているビール製造会社です。ヤッホーブルーイングが行ったコーポレートブランディングは、企業風土を社内外に周知するために「定時退社協会」を立ち上げました。定時退社を行い、ゆっくりビールを楽しむ時間を作る活動です。この取り組みは、従業員に楽しく働いてほしいという企業風土を広めることにも成功しています。

Red Bull(レッドブル)

Red Bullでも、コーポレートブランディングを実施しています。Red Bullはエナジードリンクを手掛けている飲料メーカーです。Red Bullのブランドに繋げてもらえるように、「Red Bull翼を授ける」というフレーズを繰り返し訴求しています。疲労回復や成分を訴求しているものが多い中でRed Bullではエネルギーを与えるというブランドイメージに力を入れています。エネルギーチャージにはRed Bullというイメージを確立させ、年代を問わず広く認知されています。

まとめ

コーポレートブランディングで企業の価値を高めよう

コーポレートブランディングを実施する目的や、実施する際の手順などについて解説しました。コーポレートブランディングは、商品やサービスだけでなく企業としてのブランド価値を高める取り組みです。コーポレートブランディングを行うことで、従業員の定着や新しい人材の確保・販売機会の創出など企業にとって様々なメリットがあります。コーポレートブランディングで企業の体質を改善することで、将来的に経営の安定も図れます。コーポレートブランディングを導入し、企業価値を高めていきましょう。

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