記事更新日:2022年10月03日 | 初回公開日:2022年09月13日
用語集 グローバル用語解説 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報web面接とは、インターネットを介して行われる面接のことです。新型感染症が流行したタイミングで、対面によるコミュニケーションを避けるために広まりました。ZoomやGoogleMeetをはじめとするビデオ通話ツールを活用して、お互いが好きな場所にいながら面接を行うことができます。面接会場の準備をする必要はありませんが、ネット環境やマイク、カメラといった周辺環境はお互い事前に整えておく必要があります。
web面接のメリットとして、居住地を問わず面接を行えるということが挙げられます。面接会場へ足を運ぶ必要がないため、応募者がどこにいても面接を行うことができます。来社して面接を行う場合に比べて、スケジュールを確保しやすくなるでしょう。さらに交通費や宿泊費などがかからないというのは、企業にとってもコスト削減につながります。また全国のどこにいる人材に対しても面接を実施できることから、採用活動におけるターゲットの幅を広げることも可能です。
優秀な人材を採用できる可能性が広がるということも、web面接を実施することのメリットです。先述の通りweb面接は求職者がどこに住んでいても実施できるため、優秀な人材がいれば積極的にアプローチしやすくなります。求職者側にも気軽に興味を持ってもらいやすく、幅広い層の人材からの応募が見込めるでしょう。人材不足が懸念されている近年において、web面接は採用の機会を広げるという点においても効果的な手法ということになります。
web面接を効果的に導入することができれば、採用コストを抑えることもできます。一般的な採用活動にかかるおもなコストとして、遠方から面接を受けにくる応募者の交通費や宿泊費などが挙げられます。これらはweb面接の実施によって負担の必要がなくなるため、企業にとっては金銭的なコストの削減につながるでしょう。さらにweb面接であればパソコン一台で空いた時間を利用して実施できるため、面接にかかる時間的なコストも最小限に抑えることができます。
面接の精度を向上させられるということも、web面接の実施によるメリットといえるでしょう。その理由として考えられているのが、web面接では非言語的な要素を汲み取ることが難しくなるということです。例えば大きなボディランゲージや対面での振る舞い方などは、web面接の画面上で判断することは難しいでしょう。しかし非言語での情報量が減少することで、応募者の話している内容にフォーカスを当てるようになります。対面での振る舞いによる印象からではなく本質的な部分を見極められるという点で、面接の精度を向上させられるでしょう。
web面接のデメリットとして、通信障害などが原因で途切れてしまうということが考えられます。社内のネットワーク環境に問題がないか、入念にチェックしておきましょう。同様に応募者側にも、ネットワーク環境の確認をお願いしておく必要があります。トラブルが生じると応募者側も困惑してしまうため、web面談が切断されてしまった際の対応方法などはあらかじめ明確にしておく必要があります。不測の事態における対応の仕方によって、応募者の企業に対する印象が変化する可能性もあります。
通信機械に問題が生じてしまう可能性があるということも、web面談におけるデメリットといえるでしょう。 ネットワーク環境だけではなく、PCなど使用している機器そのものに不具合が生じる可能性もあります。カメラやマイクなどの機器が正しく動作していないと、お互いの印象が伝わりづらくなってしまうので注意しましょう。こちらもネットワーク環境と同様に、応募者側にも事前に動作確認をお願いしておく必要があるでしょう。
web面接をスムーズに進めるためには、通信環境を事前にしっかりと確認しておく必要があります。先述の通り、web面接においては安定したネットワーク環境を用意しておくことが非常に重要となります。特に面接官や応募者が複数人同時に参加する場合には、回線の不具合などが生じる可能性が高くなります。事前に同じ状況を想定してシミュレーションを行なっておくなど、万全の体制でweb面接の本番に臨めるようにしましょう。
参加する際の服装を指定しておくことも、web面接においては重要なポイントです。対面の場合とは異なり、web面接はほとんどの応募者が自宅で受けることになります。企業側からの指定が曖昧だと、どのような服装で臨めばいいか分かりづらいでしょう。面接という場ですので、服装はスーツを指定するのが一般的だと考えられます。一方で、カジュアルな社風をアピールしている場合には私服での参加を指定するなど、応募者と面接官が対等な立場で面接を行えるようにしましょう。
web面接を実施する際には、面接を受ける場所を推奨しておきましょう。雑音などが入ってしまうと音声が聞き取りづらくなってしまうため、お互いに注意が必要です。応募者には、静かな場所で面接を受けてもらうようにしましょう。企業の内部に関する情報を共有する場合も想定して、応募者以外がいる環境での実施も避ける必要があります。どこでも実施できるのがウェブ面接のメリットでしたが、お互いに最低限のマナーを守った場所で実施しましょう。
web面接を受ける場所を指定するだけではなく、背景に関する規定も併せて定めておくといいでしょう。面接中の背景に余計なものが写り込まないように、注意を促しておく必要があります。基本的には応募者側もマナーに気を付けていますので、何も装飾のない壁などを背景にして参加する場合がほとんどです。しかしweb面接に関する知識があまりない学生などのことも想定して、あらかじめこちらからも背景の指定をしておきましょう。
web面接においては、必要に応じてアイコンの指定も行いましょう。特に設定していない人が多いですが、自分の趣味などに関するアイコンを設定している人もいるでしょう。アイコンを面接の判断材料にするというわけではありませんが、場合によっては印象を左右するかもしれません。例えば面接時にビデオ通話で顔を確認できないという事情があれば、アイコンは顔写真に設定してもらうといいでしょう。細かい部分までマナーに気を遣っている場合が多いですので、なるべくこちらから指定する方が応募者にとっても負担が少ないでしょう。
web面接では企業側もマナーに気をつけて実施することで、お互いに好印象を与えることができます。例えばweb面接の開始時には、面接官が開始時刻に遅れることのないように入室しておく必要があります。面接では応募者が企業のことを評価する場でもありますので、当然マナーには気を付けなければなりません。webでの実施になったからといって気が緩んでしまわないように、対面での実施と同様に気を引き締めて行いましょう。
web面接を行うツールとして、広く知られているのがZoomです。Zoomを使用するメリットとして、接続が安定しているというこが挙げられます。さらに、面倒なアカウント設定をする必要なく会議に参加できるという気軽さも魅力です。Web面接において、複雑な操作によるトラブルや接続環境の悪化はなるべく避けたいところです。有料プランでは利用人数や使用時間の制限をなくすことができるため、用途に応じて有料プランも検討してみるといいでしょう。
Microsoft社のSkypeも、web面接を行うことのできるツールのひとつです。Skypeでは各アカウントにIDが割り振られるため、web面接前にもツール上でメッセージのやり取りをすることが可能です。応募者のIDをそれぞれ把握しておかなければなりませんので、web面談を開始するのに少し手間がかかってしまう点はデメリットです。事前にアカウント作成やアプリのインストールが必要とされる場合もあ理ますが、以前から世界中で知られている知名度の高いツールです。
Google社が提供しているGoogleMeetも、多くの企業でweb面談に使用されているツールです。専用のアプリケーションをインストールする必要はなく、webブラウザ上でweb面談を行えるのがメリットです。Google内でのコミュニケーションを円滑にすることを目的として開発されたサービスであるため、gmailやスプレッドシートなどと連携しやすいのも特徴です。必要最低限の機能と、セキュリティ性能を重視するのであればGoogleMeetが適しているでしょう。
ジンジャーミーティングを、web面接のツールとして使用している企業もあります。ジンジャーミーティングは一般的なミーティングツールと同様に、画面共有や録画の機能も備わっています。さらにミーティングの終了後には任意のアンケートを表示することができるため、必要に応じて応募者からフィードバックを得ることも可能です。24時間365日問い合わせが可能な窓口も用意されているため、運用における不安も軽減することができるでしょう。
web面接を実施する際に注意すべきポイントやツールの種類などについて、お分かりいただけたでしょうか。web面接に慣れていない学生などを相手に実施する場合は特に、トラブルが起きないように注意する必要があります。対面時に比べると相手の印象を感じ取ることが難しいため、企業側もなるべく自社の魅力をうまく発信できるように工夫しましょう。web面接を効果的に実施することによって、企業の採用活動を活発化させていきましょう。
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