25卒の内定解禁日は?【近年の就職活動の動向を交えて解説します】

記事更新日:2024年09月18日 初回公開日:2024年09月18日

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採用市場は長年売り手市場になっており、就職みらい研究所の調べによると2024年9月1日時点で就職内定率は94%を超えていることが分かっています。高い内定率になっていますが、自分が入社したいと思っている企業に入社するためにはしっかりと対策・準備しておくことが大切です。就活では履歴書や筆記試験・面接など対策しなければならないことが多くあるため、内定解禁日や採用解禁日などを把握しておくことも必要です。今回は内定解禁日などについて解説していきますので、25卒・26卒の就活生の人たちは参考にしてみてください。

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内定解禁日とは

企業が正式に学生に内定を出せる日

内定解禁日とは企業が正式に学生に内定を出せる日です。内定とは、企業と学生の間で労働契約が締結されている状態を指しています。そのため、内定解禁日とは企業と学生側の双方が就職活動と採用活動がほぼ完了した状態です。ほぼと記載している通り、学生が入社している状態ではないため、内定承諾した時点で労働契約が締結されていますが内定辞退が出ないわけではありません。内定解禁日で終わりではなく、企業としては内定者フォローを行うことが大切です。

広報活動解禁日とは

内定解禁日と同様に、広報活動解禁日があります。広報活動解禁日とは、求人情報の掲載やエントリーの受付を開始する日です。広報活動解禁日は3月1日と決まっており、3月1日になると殆どの企業が一斉に求人情報を企業HPや採用サイトに掲載するためサイトへのアクセス数が集中します。求人情報の公開だけでなく、エントリーの受付を開始することもあり広報活動解禁日を境に次年度の採用活動が本格化していくと言えます。その日までに準備しておくことも大切です。

採用解禁日とは

内定解禁日と同様に、採用解禁日もあります。採用解禁日とは、採用活動を開始できる日程です。広報活動解禁日に採用活動が本格化していきますが、まだ選考を始めることは出来ません。政府としても広報活動が実質的な選考にならないように注意を呼びかけています。選考活動を開始していいとされているのは6月1日以降です。現行のスケジュールに沿って採用活動を行っている企業は、6月1日以降から筆記試験や面接など学生に対して選考試験を実施します。

2025年卒の内定解禁日

2024年10月1日

2025年卒の内定解禁日は、2024年10月1日です。2025年卒は2023年6月からインターンシップの申込みや参加から始まっています。2024年3月から採用活動が本格化し、企業説明会が多く実施されるようになり筆記試験や面接が始まる企業もあります。経団連から政府主導に変わったため、ルールが変わりそのルールに則っている企業では内々定が6月1日から出されています。リクナビの調査によると、6月1日以前に内々定をもらっている学生が7割と多くいたことがわかっています。

近年の就職活動の動向

採用活動が多様化している

近年の就職活動の動向として、採用活動が多様化していることが挙げられます。従来の採用活動では、求人サイトに求人情報を掲載し企業説明会や選考に進みたい学生のエントリー募集をかけていました。しかしインターネットが普及し、スマホを1人一台持っていることが当たり前になった現在では、求人サイトだけでなく新卒紹介サービスやダイレクトリクルーティング・SNS採用など多岐にわたっています。企業は学生からの応募を待つだけでなく、企業が能動的に動く採用手法が一般的になっています。

採用直結型インターンシップが公認となった

近年の就職活動は、採用直結型インターンシップが公認となりました。新卒採用において、インターンシップは学生の適性などを図る方法として欠かせないものです。25年卒から定義の見直しが実施されました。インターンシップが4つのタイプに分類され、タイプによってインターンシップの実施期間も異なります。従来まではインターンシップに参加した学生の情報を選考に利用することは認められていませんでした。しかし25年卒から正式に採用直結型のインターンが公認されるようになりました。

経団連主導から政府主導になった

経団連手動から政府主導になったのも、近年の就職活動の動向の一つです。現行の就活スケジュールは、先述したように広報活動解禁日や採用解禁日・内定解禁日など日程が規定されています。このスケジュールは2017年卒の採用活動から運用されており、当時は経団連が手動に取り決めを行っていました。2021年卒以降は経団連が指針を策定しないことが決まり、それ以降は従来の指針の日程を踏襲する形で政府主導へと移行しています。しかし強制ではないため、遵守していない企業もあります。

内定解禁日までに就活生が準備しておくこと

自己分析

内定解禁日までに就活生が準備しておくことは、自己分析です。就職活動を行う際に、避けて通ることが出来ないのが自己分析です。自己分析はしっかりと時間を掛けて行うことが大切です。自己分析では、自分の強みや価値観・長所や短所などを客観的に分析します。自己分析をしていない状態で選考に進むと、エントリーシートや面接でしっかりと自己アピールを行うことが出来ません。自分のモチベーションの起源などを探り、やりたい業務や自分に適した職種を明確にしておきましょう。

企業研究

内定解禁日までに就活生は企業研究を行っておきましょう。気になっている企業や業界についてしっかりと研究しておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことが出来ます。企業研究は具体的に、企業の規模や成長性や将来性・主力事業などを調べておきましょう。企業研究をしっかり行っておくことで、選考の中で必ず問われる志望動機も明確に伝えられるはずです。企業研究を行い、自分の志向が定まっていれば手当たり次第に説明会に参加する必要がなくなります。

インターンシップに参加する

内定解禁日までに、インターンシップに参加しておくことも就活生としては大切です。就職活動を始めた時期次第ではありますが、可能な限り気になっている企業のインターンシップには積極的に参加するようにしましょう。インターンシップに参加することで、実際に行う実務の内容や社内の雰囲気・先輩社員がどういった人なのかということを確認することが出来ます。インターンシップに参加して自分がイメージしている雰囲気とのギャップを埋めることが可能です。

応募する業界を絞り込む

応募する業界を内定解禁日までに絞り込んでおきましょう。業界を絞る目的は、選択肢が増えすぎてしまう状況を避けるためです。現状数え切れないほどの企業が国内だけでも存在しています。志望する業界を絞らずに就職活動を行ってしまうと、選択肢が多すぎてどの企業に応募すればいいのか決めきれないということが起こり得ます。数が多いまま勧めてしまうと企業研究を何処から手を付ければいいのかわからず無駄な手間をかけてしまうことも考えられます。そのため、働きたい業界は決めておくことが大切です。

応募する企業を絞り込む

就活生は内定解禁日までに応募する企業を絞り込んでおくことも必要です。応募する業界の絞り込みが終わったら、応募する企業を絞り込みましょう。しかし業界は2〜3個ほどに絞ったほうがいいですが、応募する企業は1つに限定しないようにしましょう。1つに限定してしまうと、もし落ちてしまったときの滑り止めがなくなります。どれだけ入念に準備しても面接官との相性などで選考に落ちてしまう可能性は十分にあります。また応募企業の数を絞ってしまうと、試験や面接の経験が少なくなるため、絞りすぎないようにしましょう。

応募書類を準備する

内定解禁日にスムーズな応募ができるように、応募書類を準備しておきましょう。一般的な応募書類は、履歴書・職務経歴書・送付状の3点が必要です。応募書類を準備する際には、シャーペンではなく万年筆もしくはボールペンを使うようにしましょう。誤字脱字がないように注意し、略語や省略した言葉などは使わないようにすることも意識しておきましょう。応募書類は企業の担当者が最初に確認する書類です。担当者の目に止まり、選考に進めるために大切な書類であるためしっかりと準備して自己アピールにつながるようにしておきましょう。

筆記試験の対策をする

筆記試験の対策も就活生が内定解禁日までに準備しておくとよいでしょう。選考活動では、書類選考と同時にWebテストや筆記試験を実施する企業が多くあります。そのため、適性検査などの対策を行っておくことも重要です。WebテストはSPIやGABといった様々な種類がありますが、志望している企業が通年行っている検査の種類を確認して、参考書などで対策を行っておくといいでしょう。適性検査は問題をどれだけ早く解けるかが重要であるので、問題に慣れておくことが大切です。適性検査で落ちないようにするために、しっかりと対策しておきましょう。

面接対策をする

内定解禁日以降に慌ただしくならないように、面接対策も忘れずに行いましょう。書類選考やWebテストなどと同じく、必ず受けなければならないのが面接です。学生の中には、緊張するため面接に苦手意識を持っている人も多いのではないでしょか。3月以降は複数企業の選考が同時に進むことが多くあります。予想される質問に対しての想定問答を作ることは可能です。しかし当日緊張して考えていた回答を忘れてしまう可能性もあります。面接には慣れが必要です。キャリアセンターや大学の就職課などを活用して対策しましょう。

内定解禁日の前に準備する時のポイント

前準備は採用解禁日前に終わらせておく

内定解禁日の前に準備するときのポイントは、前準備は採用解禁日前に終わらせておくことです。3月1日には一斉に採用選考が開始し、多くの企業で説明会やエントリー受付が始まります。そのタイミングから就活準備を始めると、志望している企業の書類選考やエントリー受付が早めに実施される場合なんの対策も出来ずに受ける状態になります。対策できていないと気持ち的に余裕もなくなり、焦りばかりが先に立ってしまいます。そうなってしまわないように、必要な準備は採用解禁日前までに終わらせておくことが大切です。

大企業と中小企業で準備の仕方が異なることを理解しておく

内定解禁日の前に準備する場合は、大企業と中小企業で準備の仕方が異なることを理解しておきましょう。大企業への応募は大手採用サイトなどを見ると応募することが出来ます。しかし中小企業は大手求人サイトに載ってない場合もあります。求人サイトには採用に費用がかけられる大手や有名企業に偏ってしまうこともあります。中小企業に応募したい場合には、合同説明会や中小企業に特化したサイトを利用する必要があります。志望している企業規模に合わせてしっかりと準備や対策を行っておきましょう。

まとめ

内定解禁日前にしっかりと準備をし内定を勝ち取ろう

内定解禁日や最近の採用動向・内定解禁日までに就活生が準備しておくことなどについて解説しました。就活において3月は殆どの企業で採用活動が本格化する重要な時期です。既に内々定を既に獲得してスムーズに就活を開始している人もいますが、今から始める人にとっては不安や悩みを抱えている人も少なくないはずです。不安な気持ちを抱えたまま就活を進めないためにも、しっかりと準備を行って置くことが大切です。内定解禁日前に準備を万全に行い、内定を勝ち取りましょう。

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