記事更新日:2020年07月30日 | 初回公開日:2020年07月20日
人事・労務お役立ち情報 採用・求人のトレンドリモートワークエンジニアとはリモートワークで働くエンジニアのことを指します。そもそもリモートワークとは会社ではなく、自宅などの自分の好きな場所で仕事をすることができる働き方のこと。リモートワークという働き方はまだまだ日本では少数ですが、IT業界では他の業界に比べてリモートワークの導入が進んでいます。在宅での働くことができると言っても、週に何度か会社に出向かないといけない職種もあります。しかしリモートワークエンジニアは比較的フルリモートで勤務できることも多い職種。このことからもリモートワークエンジニアは需要も高く、働く際の自由度も高い職と言えるかもしれません。
リモートワークエンジニアはパソコンとネット環境があれば仕事をすることができます。エンジニアとしての仕事をするのはもちろん、会社とやりとりをするためにもパソコンは必須となります。会社とやりとりをする際にはパソコンでZoomやTeamsを使用してテレビ会議を行ったり、ChatworkやSlackなどを使ってチャットでやりとりをしている企業も多いかもしれません。また企業とのやりとりや業務を進めるうえでネット環境の整備も必須となります。効率良く業務を進めるためにも、Wi-Fiは速度制限にかかりにくいプランを選ぶことも大切でしょう。
コロナウイルスの感染拡大により、日本でもリモートワークでの働き方が注目されるようになりました。緊急事態宣言発令後、企業は政府からリモートワークでの働き方を推奨されるようになりました。しかし実際にリモートで仕事をしていた労働者は全国で35.5パーセント、首都圏では52.2パーセントのみ。業種によってはコロナウイルスが猛威を振るっているのにもかかわらず、仕事柄リモートで働くことができなかった人も多くいました。このことからも何かあった時に自分を守りつつも、仕事を続けられるリモートワークの働き方が注目されるようになったと言えるでしょう。
リモートワークエンジニアが注目されるようになった理由の一つに、日本のエンジニア不足によってエンジニアの働き方が変わってきた点があげられるでしょう。時代の移り変わりとともにITが国民にとって身近なものになりました。実際に現在では通販サイトやネットバンクなど様々な業界でネットを使ったサービスも拡大しています。しかしIT業界で働く人口は毎年減少傾向にあり、日本ではエンジニア不足が深刻化しています。またIT業界で働く人たちの高齢化も問題に。需要が高いのにもかかわらず働き手が少ないエンジニア不足を解消するために、自由な働き方ができるリモートワークエンジニアが注目されるようになったと言えるでしょう。
リモートワークエンジニアとして働くと移動に時間がかからない分、時間を最大限に活用できる点がメリットと言えるでしょう。毎朝満員電車に揺られながら通勤したり、予期せぬ渋滞に巻き込まれないために早く出勤している人もいるかもしれません。リモートワークエンジニアとして働くと、自分が仕事をする場所を自分自身で決めることができます。自宅で仕事をすることにすれば移動時間もかからず、これまで通勤に使っていた時間を自分の時間として活用することができます。通勤時にストレスを感じながら職場に向かっていた人には、リモートワークエンジニアはおすすめでしょう。
リモートワークエンジニアとして家で仕事をすると、育児や家事との両立もしやすくなります。育児や家事をしつつも家計費を稼ぐために仕事をしたいと思っている人もいるでしょう。でも子供がまだ小さい場合や、急な体調不良などを考えると、なかなか外で働くのは難しいと感じている人もいるかもしれません。リモートワークエンジニアとして働くと働く場所を選ばないので、家で育児や家事をしながら仕事をすることも可能です。できるだけ子どもの傍で居たい、家事と仕事を両立できるような仕事をしたいと考えている人にもリモートワークエンジニアはおすすめです。
リモートワークエンジニアとして働くと、自分の部屋で作業することが出来るのでストレスが溜まりにくい点もメリットと言えるでしょう。会社で作業していても誰かの目線を気にしてしまい、集中できないと悩んでいる人もいるかもしれません。また会社での人付き合いに精神的に疲れてしまったという人もいるでしょう。リモートワークエンジニアは自宅で仕事をすることができるので、誰かの目線を気にしながら作業をしたり、人間関係に苦しむことも少なくなります。精神的な負担から会社で働きたくないと考えている人にも、リモートワークエンジニアはおすすめの働き方かもしれません。
リモートワークエンジニアとして働く際のデメリットは、時間を管理されないため生活リズムが崩れやすくなってしまう点でしょう。これまで会社に通勤していた人の場合、会社に行く時間に合わせて起床就寝していたかもしれません。しかしリモートワークエンジニアは就労時間を決められていないことも多く、自分で仕事に割く時間を確保する必要があります。自分自身で仕事と自由な時間とを管理をできるようになりますが、計画的に仕事をこなし自己管理ができないと生活リズムを崩す原因になってしまいます。計画性のある人や自分に厳しくできる人にはリモートワークエンジニアとしての働き方はおすすめかもしれません。
リモートワークエンジニアとして働く際のデメリットは、コミュニケーション不足に陥りやすい点でしょう。会社に通勤し社員と会話をしながら仕事をするのが一般的な働き方かもしれません。しかしリモートワークは自宅などで一人で行う作業が多くなります。そのため日常的に社員と会話をすることもなく、コミュニケーション不足に陥りやすいでしょう。コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく取り入れられたリモートワーク中に孤独感を感じた、鬱のような症状が出たという意見も実際にあげられました。逆に言うとコミュニケーションをとることを重要視しない人にとっては、リモートワークエンジニアはおすすめの働き方と言えるかもしれません。
リモートワークエンジニアになるためには、スペックの高いパソコンとネット環境が必要になります。先ほどもお話ししたようにパソコンとネット環境があればリモートワークエンジニアとして働くことは可能です。しかし業務を効率的に行うためにもスペックの高いパソコンや大容量のネット環境があるといいかもしれません。iOSアプリの開発をしたい場合はWindowsではなくMacのパソコンを選ぶといいでしょう。他にもCPUやストレージ、メモリなどにも注意してパソコンを選びましょう。エンジニアとしてどのような業務を行いたいと考えているかによっても、必要となるパソコンのスペックは変わってくるかもしれません。
リモートワークエンジニアとして働く際はプログラミングスキルが必須です。通常の働き方の場合は分からない部分があれば社内で周りの社員を頼ることができるでしょう。しかしリモートワークエンジニアは自宅などで作業するため頼れる人はすぐ近くにはいません。このことからもプログラミングスキルを十分に学んでおくことによって自分に自信を持つことができ、業務も効率よく遂行することが可能でしょう。プログラミングにはHTMLやJavascript、PHP、Rubyなど様々な種類の言語が存在します。最近ではプログラミング学習ができるサイトなども多くあるので、隙間時間に自分のスキルを磨くのもいいかもしれません。
WEBエンジニア企業へ就職したい場合は求人サイトを活用するといいでしょう。リモートワークエンジニアとして働きたい場合は、求人サイトでリモートワーク可のWEBエンジニア求人を探しましょう。リモートワークエンジニアの雇用形態は様々で、正社員として働く方法や契約社員、業務委託として仕事を請け負う方法などもあります。自分がどのような雇用形態で働きたいかも考えた上で求人を探すといいかもしれません。また一般的な求人サイトではなく、IT業界の求人に特化したサイトやリモートワーク求人を集めた求人サイトを利用するのもいいかもしれません。
オリクション株式会社ではリモートワークエンジニアを募集しています。オリクション株式会社はインターネット広告を制作している会社。オリクション株式会社のリモートワークエンジニアの業務内容としては、自社の通販サイトや求人サイトの開発、WordPressサイトの構築、PHPを使用した開発などがあるようです。オリクション株式会社のリモートワークエンジニアの特徴は月収の高さと昇給の多さ。月給は40万円以上、昇給は年4回もあるので自分のスキルに自信がある人には特におすすめです。また在宅手当が月5000円出るところも他の企業にはない魅力的なポイントでしょう。
シックス・アパート株式会社ではリモートワークエンジニアを募集しています。シックス・アパート株式会社はインターネットのビジネス利用を促進するサービスや製品を提供している会社。また総務省主催の『テレワーク先駆者百選』では総務大臣賞を受賞するほど、リモートワークでの働き方が進んでいる企業です。シックス・アパート株式会社では現在ソフトウェア開発エンジニア、フロントエンドエンジニア、アプリ開発エンジニアを募集しています。約30名の社員がいるので、他のリモートワーカーと交流を持ちたいと考えている人にもおすすめの企業かもしれません。
株式会社ぐるなびではリモートワークエンジニアを募集しています。株式会社ぐるなびは飲食店の情報を収集し掲載している『ぐるなび』の運営や、飲食店の経営などの支援サービスを行っている会社。ぐるなびのフロントエンドエンジニアはリモートワークで働くことができます。一部個人情報を扱う業務に限り出社をする必要はありますが、それ以外は基本的に在宅でのお仕事。完全リモートではなく、適度に会社の人とも交流を持ちたいと考えている人には株式会社ぐるなびはおすすめかもしれません。HTML5やCSS、Javascript等を利用した開発経験がある人が応募条件となっています。
リモートワークエンジニアは時間に縛られることなく、エンジニアとして働くことができます。リモートワークエンジニアとして働くとなると、初めは仕事と自分の時間との境目が曖昧になり、なかなか仕事に集中できないこともあるでしょう。またプログラミングに関する十分な知識も必要になります。しかし毎日会社に通うのが難しい人や在宅で仕事をしたいと考えている人、また副業を考えている人にもリモートワークエンジニアという働き方はおすすめです。自由な働き方がしたいと考えている人は、リモートワークエンジニアになってみてはいかがでしょうか。
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