記事更新日:2020年06月22日 | 初回公開日:2018年04月09日
人事・労務お役立ち情報 グローバル経済ビジネス環境や労働環境の変化が著しさを増す中、人事評価制度の在り方を見直す企業が増えています。人事評価制度の傾向、企業の人事評価を支える評価システムや人事評価の社員納得度の高い大手企業をご紹介します。制度導入の際には評価者教育についてもお伝えします。
人事評価制度は、従業員の貢献度、業績や能力を評価し、適正賃金や適切な人事処遇などに反映させるための仕組みです。人を育てる目的があるという認識の上に施行されることが重要です。
評価制度といってもさまざまな種類があり、各企業の方針によって決定します。
年功序列型の企業が少なくなり、評価の内容がより複雑化しています。昔の評価基準では、適切に評価できないことも多く、会社の評価制度に不満を抱く従業員も少なくありません。このため人事評価制度を見直す企業が増え、中には廃止している企業もあります。これは近年、世界的に見られる現象となっています。
現代のビジネス環境や自社の業務形態にフィットした適切な評価制度の制定が必要です。適切に運用されれば、企業にも従業員にもメリットのあるものです。
公平な評価を行なっていくには、個々の従業員を評価するための多面的で詳細な情報が必要となるでしょう。それらを収集し、分析し、評価に辿り着くまでには多くの工数と時間を要します。
それを一元的に蓄積し、データ化して評価判断をしやすくするシステムも続々と登場しています。システムの導入により、説明責任も果たしやすくなり、評価の透明性を保つことができます。多種多様なシステムが出回っていますが、ここで、そのうちの2つを紹介します。
目標管理、人事評価、360度評価、社員情報管理、社員意識調査などにも対応し、WEB上で一元管理できるクラウドシステムです。各項目も簡単にカスタマイズできるので、企業によりフィットした制度の導入とシステム反映が可能です。
http://www.cydas.com/products/mbo-cloud/
人事評価にかかる工数を大幅に削減し、社員の目標に対するPDCAも的確に回せるクラウドシステムです。個々の社員の目標と成果を評価システムに連動させ、適正で効率的な評価が可能になります。目標管理、コンピテンシー評価にも対応しています。評価制度を適切に改善することも容易に行えます。
人事評価制度を取り入れている大手企業で、社員の納得度が高いという評価を得ている企業の一覧です。
プルデンシャル生命保険株式会社 | 日本マイクロソフト株式会社 |
スターバックスコーヒージャパン株式会社 | Apple Japan合同会社 |
ギャップジャパン株式会社 | 大和証券株式会社 |
株式会社リクルートホールディングス | 東京海上日動火災保険株式会社 |
トヨタ自動車株式会社 | サミット株式会社 |
株式会社オリエンタルランド | 株式会社マルハン |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | 株式会社ベネッセコーポレーション |
株式会社電通 | 三菱商事株式会社 |
ソニー生命保険株式会社 | 野村証券株式会社 |
NECソリューションイノベータ株式会社 | アクセンチュア株式会社 |
システムを活用したとしても、最終的に評価するのは人であり、評価されるのも人です。どの立場であっても、評価制度の内容を理解しておくことが必要です。人事評価制度の導入は、独自の基準を明確にすることから始めます。そして、できればすべての社員に対して、人事評価制度の研修を実施することが大切です。
この理解が、評価を公平に行うことを助け、その公平性を証明することにもなります。何より、評価基準が浸透していれば、経営目標や従業員に求められることが明確になり、従業員の働きと企業の期待を一致させられるのです。
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