率先力とは【率先力のある人材の特徴や育て方について解説】

記事更新日:2023年03月23日 初回公開日:2023年03月23日

グローバル用語解説 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 採用成功事例
組織のチームリーダーにはさまざまな能力が求められますが、チームの先頭に立って主体的な姿勢で課題に取り組む率先力もそのひとつです。優れた率先力を持つリーダーがいれば、組織全体の生産性向上などにもつながるでしょう。この記事では率先力のある人材の特徴や、率先力を身につけてもらうためのポイントなどについて詳しく解説します。社員の主体性を伸ばしていきたいと考えている研修担当者の方に役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。

就労ビザ取得のためのチェックリストをダウンロードする

率先力とは

自ら考えて行動する能力

率先力とは、自ら考えて行動する能力のことです。ビジネスにおいては積極的に行動して意思決定を行い、課題解決へと導く力を指します。すべてのビジネスマンに必要とされる能力ですが、組織やチームのトップに立つ人材は特に身につけておくべき能力といえるでしょう。近年では社会環境が大きく変化しており、常に主体的な姿勢で意思決定などを行なっていくことが必要とされています。企業としても生産性を最大限に向上させるために、優れた率先力を持つ人材を確保することが重要とがなるでしょう。

組織のリーダーに求められる

率先力は、組織のリーダーに求められる重要な能力のうちのひとつです。チームがさまざな課題へと直面した際に、失敗を恐れず主体的に取り組むことのできるリーダーは非常に心強い存在となります。率先力があることでメンバーからの信頼も得ることができ、チーム全体にいい影響を及ぼすことができるでしょう。したがって、リーダーや管理職となる人材を獲得・育成するためにはまず、率先力がある人材の特徴について把握しておく必要があるでしょう。

率先力がある人の特徴

明確なビジョンを持っている

率先力のある人の特徴として、明確なビジョンや目標を持っているということが挙げられます。自身の目指しているところがはっきりしていることによって、目標に対して積極的に行動を起こすことができます。また、ビジョンや目標を達成するためであれば、多少の困難も強い精神力で乗り越えることができるでしょう。企業において率先力の高い人材を育てるためには、ビジョンや目標を正しく共有していくことが重要となってくるでしょう。

主体性がある

主体性があるということも、率先力がある人の特徴です。主体性があるというのは、自らの意思に基づいて判断を行い、実際の行動へと移すことができるということです。率先力のある人材は上司から下される指示を待ってそれに従うだけではなく、自分自身の力で考えながら行動に移そうとします。自分が何をするべきなのかについて常によく考えることができているため、メンバーをはじめとする周囲の状況についてもしっかりと把握することができるでしょう。

責任感が強い

率先力がある人は、業務に対する責任感が強いという特徴があります。先述の通り、率先力のある人材は周囲からの指示だけに頼らず、必要なことを自分で考えて業務を行います。そのため自身の判断で行動することも多く、目標を達成するうえでは必然的に責任感が必求められることになります。自分勝手にやりたいことをやるのではなく、結果につなげるために強い責任感を持ちながら行動に移せる人材が、率先力の高い人材だといえるでしょう。

ポジティブに捉える

率先力がある人は、物事をポジティブに考える傾向にあります。ポジティブという言葉から、少し楽観的な性格をイメージする方もいるのではないでしょうか。ビジネスにおける率先力を左右するポジティブ思考は、単なる楽観的な性格を指すわけではありません。課題を達成するために必要なことや考慮すべきリスクなどを正しく見積もった上で、自信を持っている状態のことを指します。ポジティブな人材がメンバーを引っ張ることで周囲にもいい影響を与えられるため、率先力を伸ばす上では欠かせないポイントといえるでしょう。

リスクマネジメントができる

適切なリスクマネジメントができるということも、率先力と関係があるでしょう。率先力でメンバーを引っ張っていこうとするあまり、無茶な計画を立ててしまう場合もあります。より高いレベルで率先力を発揮するためには、考えられるリスクについてしっかりと把握した上で行動へ移すということが必要とされるでしょう。一方で、先述の通りポジティブに捉えることも重要となります。考えられるリスクが許容範囲である場合には自信を持って取り組む姿勢が、率先力のある人材の特徴といえるでしょう。

好奇心が旺盛である

率先力がある人は、好奇心が旺盛である場合が多いです。主体的に物事を進めていくにあたって、好奇心は欠かせない要素といえるでしょう。自身が経験したことのない課題や業務に直面した際にも、好奇心を発揮することで周囲を引っ張っていくことができます。好奇心が強い人材は常に新しいことに挑戦し続ける姿勢を持っているため、業務に必要とされるスキルの習得も早い傾向にあります。好奇心は入社後にも身につけてもらうことができるため、普段のコミュニケーションなどで好奇心が向上するようなやり取りを心がけましょう。

率先力が無い人の特徴

向上心が無い

率先力が無い人の特徴として、向上心が無いということが挙げられます。明確な目標やビジョンがないため、現状にある程度満足してしまっている場合がほとんどです。率先力を発揮して動くことに対してリスクを感じてしまい、結果的に現状を変えようとしないという思考になってしまいます。多少の不満を抱えているのにも関わらず、目標がないことで率先力が発揮できないのは非常にもったいないです。率先力を伸ばすために、目標設定からもう一度行いましょう。

他人のせいにしてしまう

他人のせいにしてしまう他責思考であるということも、率先力が無い人の特徴です。他責思考は、率先力とは真逆の思考とも捉えられるでしょう。意思決定の責任やその結果について、周囲の人間に全て委ねてしまう考え方です。このような人材は率先力が無いだけではなく、うまくいかなかった時に周りのせいにしてしまう傾向があります。トラブルなどが起こった際に他責志向の人材がいると、メンバーの雰囲気は悪くなってしまうでしょう。リーダーに向いていないのはもちろんですが、なるべくすぐに改善しましょう。

マイナス思考である

率先力が無い人は、マイナス思考である場合が多いです。過去に大きな失敗を犯してしまった経験などから、消極的でマイナス思考になってしまう場合が多いです。失敗することに対して必要以上に恐れてしまうと、なかなか行動を起こすことができません。失敗してしまった場合のことを想定することは大切ですが、慎重になりすぎないように心がけましょう。率先力を高めていくためにまずは、何事に対してもポジティブな視点で捉えるようにしましょう。

受動的である

何事に対しても受動的である人は、率先力が無いといえるでしょう。いつも上司からの指示を待っていて、言われたことだけをこなすことを考えているような人材です。そのような姿勢では新しいことに挑戦する機会が減るだけではなく、スキルなどに関しても伸び悩んでしまうでしょう。将来のキャリアを考えていく上でも受動的で率先力の無い人材は市場価値が下がっていく恐れがあるため、自ら業務に取り組んでいく姿勢を忘れないようにしましょう。

優先順位がつけられない

率先力が無い人は、優先順位をうまくつけられない傾向にあります。常にたくさんのタスクに追われていては、率先力を発揮することができません。与えられた業務の中で適切な優先順位をつけることで、行動へと移すスピードを上げることができるでしょう。時間は誰に対しても有限であるため、限られた時間を最大限に活用できる人が率先力を発揮できるでしょう。忙しい中でも優先順位をつけて動くということが、率先力を身につける上で重要となります。

率先力のある人材を育てるポイント

目標を明確にする

率先力のある人材を育てるポイントとして、目標を明確にすることが大切です。先述の通り、目標やビジョンが明確に定まっていない人材は主体性がなく、率先力を発揮できない場合が多いです。そこで企業としてはメンバーひとりひとりの掲げる目標についてともに考える必要があるでしょう。経験や能力に応じて、適切な目標設定のサポートをすることが率先力を身につけさせる第一歩となります。周囲からの指示をただ待っているだけのメンバーがいる場合は、すぐにでも目標設定を行うようにしましょう。

挑戦の機会を与える

挑戦の機会を与えるということも、率先力のある人材を育てるポイントのひとつです。先述の通り、率先力を発揮するためにはこれから起こりうる失敗について恐れすぎないということが重要となります。挑戦の機会を何度も与えて成功体験を積み重ねることで、不安を払拭することにつながります。挑戦がうまくいかなかったとしても、同じ失敗を繰り返さないように一つの経験として糧にしていけばよいのです。常に前向きな気持ちを持って行動することで、周囲を巻き込むことのできる人材となるでしょう。

失敗をサポートする環境を整える

失敗をサポートする環境を整えることで、率先力のある人材が育ちやすくなります。挑戦の機会を与えられたからといって、そのどれもが必ず成功するとは限りません。失敗してしまうことによって、精神的に大きなダメージを負ってしまうケースも考えられるでしょう。そのような苦い経験から、次の挑戦へとなかなか踏み出せなくなってしまうことも珍しくありません。もし失敗してしまった場合にも、上司をはじめとする周囲の人間がしっかりサポートする環境を整える必要があるでしょう。そのような体制をとることによって、必要以上に失敗を恐れることなく率先力を発揮できるようになるでしょう。

まとめ

率先力でチームを引っ張れる人材を育てましょう

率先力の重要性や伸ばしていくためのポイントについて、お分かりいただけたでしょうか。物事を自分の力で考えて、主体的に動くことのできる人材は組織において非常に重要な役割を担います。全てのメンバーがそのような率先力を持っていることが理想の状態ですが、そうでないメンバーがいるのも当然です。率先力をすぐにでも発揮できそうな人材の特徴を認識しておいて、採用活動や社内の教育などに役立てるのが重要となります。組織の中で率先力を発揮できるロールモデルを多数確保することができれば、自然と周囲の能力も伸びていくでしょう。失敗を全体でカバーできるような体制を整えることで、率先力のある人材を育てていきましょう。

外国人・グローバル人材の採用をお考えの企業様へ

事例

「日本語+英語+さらに語学が堪能な社員の採用」「海外の展示会でプレゼンが出来る人材」「海外向けサービスのローカライズ出来る人材」「海外向けWebサイト構築・集客」など、日本語も堪能で優秀な人材へのお問い合わせが当社に相次いでいます。

他社の外国人採用成功事例はこちらからご覧ください。

【無料】就労ビザ取得のためのチェックリストがダウンロードできます!

就労ビザ取得のためのチェックリストダウンロードバナー

グローバル採用ナビ編集部では外国人の採用や今後雇い入れをご検討されている皆様にとって便利な「就労ビザ取得のためのチェックリスト」をご用意いたしました。また、在留資格認定申請書のファイル(EXCEL形式)もこちらよりダウンロード可能です。

こちらのチェックリストはこのような方におススメです!


  1. 外国人採用を考えているがビザの申請が心配。
  2. 高卒の外国人は就労ビザの申請できるの?
  3. どのような外国人を採用すれば就労ビザが下りるの?
  4. ビザ申請のために何を気を付ければいいの?
  5. 過去に外国人のビザ申請をしたが不受理になってしまった…
  6. 外国人材を活用して企業の業績アップを図りたい方。
  7. 一目で分かるこんな就労ビザ取得のチェックリストが欲しかった!


他社での事例やビザ申請の際に不受理にならないようにまずは押さえておきたい就労ビザ取得のためのポイントを5つにまとめた解説付きの資料です。

就労ビザ取得のためのチェックリスト(無料)のダウンロードはこちらから!

ページトップへ戻る
ダウンロードはこちら
ダウンロードはこちら