記事更新日:2019年03月22日 | 初回公開日:2018年05月24日
人事・労務お役立ち情報採用活動は、目的ありきで進めます。採用の目的をはっきりさせておくことが、最初に必要なこととなります。
なぜ、その採用をしなければならないのか。
なぜ、そのポジションを採用するのか。
なぜ、中途ではなく新卒の採用なのか。
なぜ、今この採用が必要なのか。
もしあなたが採用の初心者であれば、これは、自分では見えないことがあるかもしれません。自己判断ではなく、ぜひ、上司や先輩などに確認したりして、経営幹部層レベルのからのその採用の目的まで把握するようにしてください。おそらく、確認前に持っていなかった視点が得られるはずです。
目的をどう捉えているかで新卒の採用活動のこの後の活動の仕方が変わってくるのです。目的を明確に的確に認識していないと、その新卒採用をうまく進めていくことができません。何のための新卒採用なのかを、いつ、どこで聞かれても明確に答えられるくらいになっておきましょう。
企業には求める人物像がありますが、実際の採用に入ると、求人ごとに人物像の設定が必要です。くれぐれも「良い人材」「優秀な人材」で留めてはいけません。つまり、自社のそのポジションに携わる者として、自社がどのような人材を求めているかを明確にするということです。
採用の初心者が意識すべきことは、主観を入れないことです。
「自分が思う」自社に合う人。
「自分が思う」そのポジションに適任と思う人。
あなたの主観と、企業の求める人が一致しているとは限りません。主観で判断することを回避するために、明確な欲しい人材像が必要なのです。自社にとって優秀な人材といっても、営業職と事務職では求めるスキルも人柄も異なるはずです。
たとえば、基本的な項目としては、専攻や必要な資格(レベルまで明確に)、年齢や性別などがあるでしょう。必要なスキルがあれば、その習熟度のレベルも明確化します。たとえば、Excelであれば表計算ができるレベル、基本的な関数が使える、マクロを理解して活用できるなどといったことです。ここで、コミュニケーション能力の高い人、明るい人、主体的に動ける人、好奇心旺盛な人、積極的な人など概念的なものでは不十分です。自社では、どんなときにどのような行動や捉え方のできる人が、コミュニケーション能力が高いのか、自主性があるのか、どのような場面で行動できることが自社にとっての積極性なのかを定義して、段階分け(できれば数値化)しておきます。
そして、その判断は、面接での質疑応答の中で見極めていくことになります。とくに新卒の採用では、学歴や資格などの表面的な情報しか集まりません。おそらく、同じようなスペックの学生が集まっていて、選考の区別がつけにくいはずです。ですから、求める人柄や個性を明確に定義しておくことが大切なのです。
採用担当者は、企業の顔です。採用担当者のイメージがそのまま新卒の学生やその保護者の企業イメージにもなります。また、ベテランの採用担当者だと応募者は心強く感じますし、信頼も起こりやすいです。新人の担当者の場合、心もとなさを感じさせることもあるかもしれません。
たとえ、新人でも、個人としてではなく、企業の採用担当としての自信と責任をもって対応していきましょう。企業として信頼を置いてもらうためのアピールはしっかり行います。採用の目的や人物像イメージをしっかり把握することも役立ってくるはずです。新卒の採用では、保護者に対するフォローも行うようにして安心感を与え、信頼につなげていきましょう。
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