記事更新日:2020年06月07日 | 初回公開日:2017年09月27日
外国人採用・雇用 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 グローバル経済 外国人留学生の採用現在日本では少子化に伴い労働力の減少が起きています。それによって求人数は増加していますが、外国人ではビザの関係もあり就業が難しい仕事も多々あります。今回は、外国人が日本で就職活動を成功させるために考えるべきことをまとめました。
日本の職業採用は、他の外国とは異なり、一斉採用や人物重視で採用する傾向があります。一方で、海外であれば、過去の能力や学歴、研究内容に適しているなど、人物重視の日本と比べて個人の能力を採用基準としています。また、日本では新卒者と既卒者を採用時に区別することもあり、外国人からは不思議な光景に見えるはずです。
日本での新卒者採用は、学業卒業年を対象として一斉に多くの学生を採ります。企業理念や将来のビジョンが企業とマッチングしているかなど、長期的に働いてくれる人なのかを判断します。
また、既卒者の場合では、職歴もなく能力すら未知数の新卒者とは違い、過去の職歴や実績を採用基準に加味して、即戦力で働ける人材を求めています。
そして、新卒者と既卒者で共通していることは、会社として一緒に働けるかどうかです。能力が長けていたり、学歴が優れていても性格に問題があれば、会社に入ったとしても問題を起こさないとは言えません。
まずは、日本の採用文化を十分に把握することで、長い将来自分自身が働けるかどうかを念頭に置くことが重要であり、外国人本人が日本で働きたいと思えなければ、企業も欲しがることはありません。
外国人留学生が、日本の就職活動で失敗する一例として、在留資格であるビザの延長を忘れたり、内定後にビザが降りないケースがあります。
そこで、外国人留学生が就職活動で失敗しないためにも、就職活動が始まる前に一度、入国管理局に問い合わせてみましょう。
また、就職活動中でもビザの申請が必要となります。
該当する人は、「大学を卒業した外国人」と「専門課程を卒業した外国人」が在留資格を得られます。全ての外国人留学生が該当する訳ではなく、専門学校または大学を卒業した証明書等を提出しなければならないため、卒業できなければ在留資格を得られません。
卒業をしても学校からの推薦状も提出書類に必要なため、ビザ申請時には、多くの資料を用意しなければなりません。
参考:法務省(特定活動9)
外国人留学生で日本の就職活動に成功した人は、就職活動のプロである就職サイトを利用しています。日本の学生も、リクナビやマイナビといった就職サイトを利用して、希望の企業や自分にあった企業を見つけます。
留学生に合わせた個人面談やイベントを実施しており、外国人留学生向けの就職サイトについて知らない学生も多いので、日本での就職で他の人に差をつけるためにも利用することをおすすめします。
主な留学生向け就職サイトは、新卒者向けと転職者向けの2つになります。
新卒者向けでは、アルバイトから正社員の幅広い求人情報を掲載する「NINJA」が、新卒者でも融通が効きやすいサイトとして有名です。アジア圏の人材紹介を特に力を入れている就職サイトですが、他にもブラジルやアフリカといった近年発達が目立つ諸外国も企業の紹介をしてくれます。
転職サイトでは、転職求人数日本一を誇る「DODA 」がおすすめです。外資系を中心とした海外では大手と呼ばれる企業を紹介できるコネクションは、安定した経済力を考えている外国人留学生にもスキルアップだけでなく、給与面に関しても将来が安泰した生活を見込めます。
また、外国人留学生向けの就職活動イベントも日本で就職する方法の一つでもあり、毎月のように実施しているため、直接日本の企業情勢や求人には掲載されない企業を見つけることができます。
日本で就職活動を考えている外国人留学生は、まずは、ビザの確認をしてください。内定をいただいてもビザが降りないケースがあり、企業にとっても大ダメージを食らうことがあります。うまくいかない場合であれば、一度、就職活動のプロであるアドバイザーに相談してもらうことで、自分1人では見えなかった自己分析を明確化してくれたり、能力が活かせられる企業を紹介してくれます。
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