人材紹介会社をおすすめ順で比較【メリットやデメリットも解説します】

記事更新日:2022年08月10日 初回公開日:2022年08月09日

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ここ数年で人材採用が厳しくなったと感じていませんか?厳しくなったという声は大手企業からも上がっています。では人材はどこにいるのか?現在の日本の完全失業率は2.8%(2021年)とかなり低い数値となっていて、経済的な意味では良いことですが、職を探している人が少ないとも言えます。現在、多くの人が自分の将来や可能性を考えて、人材紹介会社に登録する傾向にあります。よって採用するためには、自社が求める人材の集まる人材紹介会社を活用することが必要です。この記事では紹介会社を活用するメリットとデメリット、各人材紹介会社の比較をしていきます。

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人材紹介会社とは

転職希望者に企業を紹介する民間企業

人材紹介会社とは,厚生労働省が認可した民間企業です。従来は厚生労働省が設置するハローワークに採用したい企業が登録し、就職を考える人が求人募集から自分に合いそうな会社を選んだり、担当から紹介してもらうというものでした。そこには人が携わることからミスマッチや必要な情報を見逃すなどのヒューマンエラーも考えられます。そのようなエラーを少なくし、理想の人材を見つけるのに最適なのが人材紹介会社となります。人材紹介会社は「欲しい人材」と「自分に合う会社を探している人」をマッチングさせてくれます。マッチングの方法や得意な企業と職を求める人材は各社で異なっています。

人材紹介会社を利用するメリット

採用成功した時のみ料金が発生する

人材紹介は依頼した時点で料金が発生してしまうと勘違いされている方が多いのですが、実は料金は採用成功時にのみ掛かります。よって自社で欲しい人材が見つかるまでいくらでも利用することが出来ます。採用を決定するまでは料金がかからない訳ですから、双方の理解を深めてから採用決定することが出来る点がメリットでしょう。また、自社が求める人材についても一つの業種だけでなく複数の業種を登録することが出来るケースがほとんどですので、同時採用をしたい企業には嬉しいですね。

採用工数を削減できる

採用担当に求められるのはそれぞれの個人の性格はもちろん、業種ごとに必要とされるスキルやコミュニケーション能力などを把握した上で自社と合う人材を見つけなければなりません。しかし人材紹介会社を活用すると採用担当の作業効率が大幅に改善されます。進め方は人材紹介会社の担当と打合せを行い、必要な人材を伝え、登録してもらい、あとは応募を待つだけと簡単です。他には採用担当者自身でサイトへ登録するというコストを抑えるものもあります。

人材紹介会社を利用するデメリット

一人あたりの採用コストが高い

逆にデメリットは採用コストが高いということです。例えば従来採用において一般的だったハローワークでは採用コストは0円だったり、自社独自の採用法でもコストはほぼかからなかったものと比較すると高いと言えます。ただ採用コストを考える上では、募集から採用までの期間とそのコスト、さらには採用が遅れたことによる利益損失まで考慮する必要があります。よって人材紹介会社の活用の際には採用までの期間の長短を意識すると良いでしょう。

採用ノウハウの構築が難しい

自社で必要な人材について選定した上で、どの人材紹介会社を活用するのかを決めることが最初のハードルになります。特に現在は人材紹介会社がかなり多くなっています。テレビCMでよく聞く企業からWEB広告、老舗企業まで、自社に合った人材紹介会社を見つけなくてはなりません。よってまずは自社で必要な人材を明確化させることが重要です。その人材が集まる人材紹介会社を選ぶことでミスマッチや人材が見つからないというリスクを下げることができます。また人材とマッチングした後のフローについても自社で定型化する必要があります。せっかくマッチングしても採用の過程で他社で決めてしまったということがないように迅速な対応が出来る体制を整えましょう。

人材紹介会社の手数料

理論年収の30~35%

人材紹介を活用するメリットはお伝えした通り、採用が成功した際の成功報酬です。ではその手数料はどのくらいが適正なのでしょうか。各社で異なりますが一般的には「採用年収の30〜35%」に設定されています。手数料についてはその会社を利用する前に必ず確認をしておきましょう。多くの場合は最初の取引時は高い手数料料率に設定されており、取引を繰り返す中で手数料料率を下げることも出来る場合があります。また支払いタイミングも会社によって異なりますので確認しましょう。

ミドル・ハイクラス向けの人材紹介会社

Spring転職エージェント

Spring転職エージェントは2022年オリコン顧客満足度調査でハイクラスミドルクラス転職部門で高評企業に選ばれています。登録者へのカウンセリングを行うことでスキルの把握や、適切な企業へのマッチングにおいて高い満足度を得ています。同社は専門職ごとのコンサルタントが在籍しており、採用したい企業側の情報を把握をしたうえで、登録者への充実したサポートを行っています。それによりハイクラスミドルクラスから高い満足を得られています。幹部候補の採用に向いている人材紹介会社です。

doda

dodaは業界最多級の約10万人が求人登録をしているのが強みです。求人登録募集は幅広く行なっているため年収や属性などかなり多様な人材の登録があります。特徴的なのは「はたらき方から探す」という企業情報検索があり、在宅勤務や完全週休2日制、休日数など入社後に採用条件のミスマッチやから離職に繋がるケースを塞ぐことが出来ます。またスカウトメールによる直接登録者の方に声がけが出来る点で自社に合いそうな方との接点を作ることが出来ます。独自の非公開情報も魅力の一つです。

マイナビエージェント

マイナビは40年以上の歴史ある大手人材広告企業で、人材においてのノウハウは業界トップレベルです。現在は20代の登録数が多いのが特徴です。特に新卒や第二新卒においては圧倒的な強さがあります。他社では手数料の点からハイクラスミドルクラスを集める傾向にある中で、20代に特化していると言えます。また同社ではマイナビエージェントと呼ばれるコンサルタントが登録者と企業の両面からマッチングとサポートを行なっています。よって長期的視野で人材確保したい企業におすすめです。

エグゼグティブ型人材紹介会社

ビズリーチ

テレビCMでもお馴染みのビスリーチはハイクラスミドルクラスを得意としています。求人登録時に審査があるため職務経歴やスキルなど知りたい情報が分かりやすいと言えます。登録した人にビズリーチまたは企業からスカウトにより接点を作ります。また登録者は基本無料で利用できますが,有料のタレント会員、ハイクラス会員の月額登録があるのが特徴で、幹部候補を求める企業にはかなり利用しやすいと言えます。同様に企業側もプラチナスカウトという優良のスカウト機能があります。

リクルートエージェント

転職の代名詞といえばリクルート社というイメージが強いかと思いますが、やはり登録者数と転職実績において業界トップと言えます。全国で全業種、全職種を取り揃えていることや、非公開求人の多さなどが強みと言えます。上場企業の利用が多く求人の質が高いのも特徴です。更にリクルートエージェントでしか紹介されないという企業側の独占求人が多数あることから登録者にとって魅力ある人材紹介会社です。特に強い業種は営業系やIT系、通信系エンジニアとこれからのAI時代に入ってからも必要となる人材が揃っています。

パソナキャリア

人材紹介会社の中でパソナキャリアは非公開求人の割合が約80%と他社と比べても多いと言えます。登録する世代は20〜30代が多く、次世代を担う人材を求める企業に合っていると言えます。利用者の声で上がっているのが経歴書や職歴書作成においての担当エージェントによる添削が非常に丁寧でサポートに満足しています。よって転職が初めてで不安を抱えている若年層に人気があるのは頷けます。公開求人数は他社と比較すると少なめと言えますが、企業と登録者をマッチングするノウハウは長年培った実績から安心できると言えます。

ダイレクトリクルーティングに特化した人材紹介会社

Green

多くの企業がIT/WEB人材を必要とする中で採用が難しいとされています。Greenは他社と違ってかなり専門性の高い人材紹介会社でIT系やWEB経験者に特化しています。登録者の80%は20〜30代のエンジニアで、経験やスキルを持っている人が集まります。職種に特化していることでその分野の蓄積したデータから分析、解析したレコメンド機能が企業側にも登録者側にも最適なマッチングに繋がっています。今後デジタル化をしていきたい企業やベンチャー企業などに向いている人材紹介会社です。

Wantedly

Wantedly(ウォンテッドリー)は今までご紹介した人材紹介会社とは異なり働き手のやりがいや環境を重視したマッチングが特徴です。ウォンテッドリーでは登録者と企業の共感採用を重視しており、企業は給与や待遇の記載がNGという徹底ぶりで、企業の理念や社風、方針、働く先輩社員の様子などから自分に合った企業とのマッチングを行います。気になる企業を見つけたら「まずは会って話を聞いてみる」という気軽に接点を持つことを重視しています。また企業からのスカウトも行えますので自社と価値観が合いそうな登録者に直接スカウトを行うことが出来ます。

人材紹介会社を利用して採用を成功させるポイント

欲しい人材に効果的にアピールできるか見極める

ここまでご紹介してきた人材紹介会社にはそれぞれ特徴がありました。欲しい人材について明確にした上でどの人材紹介会社を選んだら良いのかを見定める必要があります。例えば20〜30代の人材採用においては業種や職種によって異なりますが企業の理念や社会貢献を重視する傾向が強くなっていますので、自社における社会貢献度をアピールするのがポイントです。幹部候補のベテランの採用においては生活の安定感や採用時のポジションや入社後の昇格昇給を明確にすることがポイントとなります。またIT系など専門性の高い人材採用では特化した人材紹介会社をおすすめします。

機能やオプションなどを見極める

人材紹介会社を利用は成功報酬となっていることが基本にはなりますが、特別な求人ページ作成、非公開求人を利用、スカウトメール、募集ページのライティング依頼をする際などにオプションとして別途費用がかかる場合があります。採用を急いでいるケースなどは積極的に活用することで人材不足や急な退職の穴埋めをする事が出来ます。各社には担当者や専門のエージェントがいますので自社に合ったプランを用意してもらい、費用対効果を見ながら選択することをおすすめします。

キャンペーンなどを利用する

人材紹介会社では各社で紹介成功時の年収に対する利率が決まっており、その利率を下げることは難しいと言えます。また各社のサイトなどで登録時に無料掲載や有料掲載があります。そこに付帯されるサービスや価格でキャンペーンを行なっている人材紹介会社もあります。最初の利用でまだ使い勝手が分からない企業は、まず無料で利用できる範囲で活用してみてはいかがでしょうか。利用する事で人材紹介会社からキャンペーンや採用率アップの提案をもらいやすくなります。採用コストを抑えたい採用担当社はまず試してみることをおすすめします。

まとめ

人材紹介会社を利用して採用を成功させよう

以前と比較して人材紹介会社の数が増え、得意とする年齢層やキャリア、職業、職種において差別化が出来ています。求人登録をする企業は自社の欲しい人材を明確化し、どの人材紹介会社が自社に合うのかを選ぶことでマッチング率は高まります。また登録する人材紹介会社は1社だけではなく、複数社を活用することもおすすめです。人材紹介会社によっては独自で登録している人とも出会える可能性が高まります。最後に採用コストと採用までの期間などを考慮して活用してください。

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