バイトをばっくれたらどうなるのか【給料の支払いなどその後の対応について解説します】

記事更新日:2022年11月30日 初回公開日:2022年11月30日

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アルバイトをしていると、一度は「行きたくない」「ばっくれたい」と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。アルバイト先の人間関係に悩んでいる場合は勿論ですが、特に理由があるわけではないけれどつまらないから辞めたいと考えている人もいるでしょう。今回はアルバイトをばっくれるとどういったことが起こるのか、などについて解説していきます。アルバイトをばっくれてしまった人や、これからばっくれようとしている人は参考にしてみてください。

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バイトばっくれとは

アルバイトを無断欠勤してそのまま退職すること

バイトばっくれとは、アルバイトを無断欠勤してそのまま退職することです。「バイトが面白くない」「バイトになぜか行きたくない」と言った気持ちから、連絡もせず衝動的に辞めてしまう人もいます。また、社員ではないのだからアルバイト1人位急に居なくなっても平気だろうという安易な考えから、無断欠勤をする人もいるのではないでしょうか。アルバイトだからといって、全く責任を問われないとも言い切れません。バイトばっくれにも責任は付いてきます。

バイトをばっくれた時に起こること

アルバイト先から連絡が来る

バイトをばっくれた際には、アルバイト先からまず連絡が来ます。アルバイト先は安否確認等を行う必要があるため、無断欠勤をした場合には必ず電話もしくはメールで連絡を行います。安否の確認だけでなくその後就業を継続できるのか、辞める場合には欠員補充や今までの給与の支払いや制服の返却など様々な事を決めなければならない為連絡は欠かせません。ばっくれて辞めようと考えている人からすると、気が重く出たくないかもしれませんがお店や会社には欠かせない対応です。

連絡を無視し続けると親へ連絡が行くこともある

アルバイト先の連絡を無視し続けると、親へ連絡が行くこともあります。普段の勤務態度に問題がなく、無断欠勤が初めてで本人と連絡が全く取れない状況になると、お店側は安否確認等が出来ないため緊急連絡先へ連絡します。職場の人間関係等が悪くストレスなどを感じ、電話に出ることも辛く親にフォローをお願いしたい場合などを除き、電話を無視し続けると様々な人に迷惑が掛かります。アルバイト先から掛かってきた電話には出るようにしましょう。

損害賠償を請求される可能性もある

バイトをばっくれた時には、損害賠償を請求される可能性もあります。アルバイトとして働いている人は、軽い気持ちでばっくれようと考えている人が殆どではないでしょうか。しかしアルバイトが無断欠勤をしてそのまま退職を行うと、民法709条の「不法行為」に当たる可能性もあり該当した場合損害賠償請求される恐れがあります。実際に請求されるケースは多くありませんが、請求対象になる認識は持っておく必要があります。制服などを返却していない場合には、実費請求されることもあり注意が必要です。

バイトをばっくれた時の対処法

電話が来たら必ず出て謝罪する

バイトをばっくれた時の対処法は、電話が来たら必ず出て謝罪しましょう。ばっくれてしまった後は、「お店の人からの電話に出たくない」「気まずい」と感じる人が多いのではないでしょうか。しかしお店側も確認しなければならないことがある為、電話が来たら必ず出るようにしましょう。そしてしっかりと電話に出て謝罪をすることで、最低限の誠意を示すことが可能です。謝罪をした後はばっくれてしまった理由を嘘をつくことなく、正直に説明することが大切です。

メールで連絡が来た場合も電話で折り返す方が良い

メールで連絡が来た場合でも、バイトをばっくれている場合には電話で折り返すことが大切です。お店によっては、業務の連絡や確認をメールやLINEで行っている場合もあります。その為欠勤の確認もメールやLINEで来ることがありますが、そのまま返信するのではなく電話をかけて自分の口で説明することで誠意を示すことが可能です。ばっくれて辞めようと考えている場合にも、しっかりと自分の言葉で説明するようにしましょう。

アルバイトを続けるか辞めるか意思を伝える

バイトをばっくれた時には、アルバイトを続けるか辞めるのか意思を伝えなければなりません。アルバイト先から掛かってきた電話に出て、ばっくれた理由を説明した後にはお店の人から今後どうするのかを確認されます。継続したい場合には、次のシフトが入っていれば出勤する旨を伝え、シフトが決まっていない場合は店長やお店の人と相談して決めましょう。そのままやめようと考えている場合は、しっかりと退職の意思を伝えましょう。

バイトをばっくれた後にすべきこと

貸与物を返却する

バイトをばっくれた後にすることは、貸与物の返却です。バイト先によって異なりますが、制服やロッカーの鍵等お店から借りている物がある場合はすべて返却しておきましょう。返さずにそのままにしてしまうと、横領罪に問われてしまう可能性もあります。横領罪にはならなくても、返却していないものの代金を給料から天引きされる恐れもある為、貸与物は確認してしっかりと返却することが大切です。制服はそのまま返却せず、クリーニングに出してから返却するようにしましょう。

健康保険証を返却する

健康保険証の返却も、バイトをばっくれた後は必ず行うようにしましょう。働く時間によって、アルバイト先で社会保障に加入し、健康保険証を付与されている場合もあります。その際は健康保険証を必ずお店に返却しましょう。返却しなければ会社に迷惑をかけるだけでなく、次に保険に加入する時の手続きがややこしくなってしまいます。また有効な健康保険証を持っていない場合、保険対象外となる為医療費を全額負担しなければならないということも発生します。不利益を被らないためにも、きちんと健康保険証は返却しましょう。

バイトをばっくれた時の給料

退職前までに働いた分は支払われる

バイトをばっくれた時の給料は、退職前までに働いていた分は支払われます。ばっくれた際に1番気になるのが、今まで働いた分の給料が支払われるのかという点ではないでしょうか。法律上、働いた分の給料を受け取ることは「労働者の権利」として認められているため、ばっくれを理由に給料が支払われないということはありません。もしばっくれを理由として給料が支払われないことがあれば、法律違反となる為労働基準監督署などに相談しましょう。

支払われない場合は自分から連絡する

バイトをばっくれて、給料が支払われない場合は自分から連絡しましょう。職種などによって、アルバイトにばっくれをされてしまうことが多い場合には、対応になれている為何も言わなくても働いた分の給料を振り込んでくれるお店もあります。しかし給料振込のやり取りを行う前に、ばっくれを行った場合は現金で受け取りを行う必要が出てきます。お店側から働いた分の給料について、何の連絡もない場合には給料をどう受け取ればよいのかをこちらから確認しなければなりません。

場合によっては減給される

バイトをばっくれた時は、場合によっては減給される恐れがあります。バイト先の就業規則によっては、無断欠勤や退職に対して罰則などを設けている事があります。記載されている内容によっては、働いた分の給料から天引きされることもあるため確認しておきましょう。就業規則によっては言及されますが、国が定めている労働基準法によって罰則の上限は決まりがあります。あまりにも常識的ではない額の罰金等は、違法です。求められても支払う必要はありません。

バイトをばっくれるデメリット

他の従業員に迷惑がかかり信頼を失う

バイトをばっくれるデメリットは、他の従業員に迷惑がかかり信用を失うことです。無断欠勤をされると、元々予定していたシフトで回すことが出来なくなってしまう為他のバイトや従業員がカバーしなければなりません。代わりに出勤出来る人を探す手間が増えるだけではなく、もし補充が出来なかった場合にはお店にいる従業員だけで対応が必要となります。1人位いなくても平気だろうと軽い気持ちでばっくれてしまうと、多くの人に迷惑がかかり今まで築いてきた関係性も崩れてしまいます。

逃げ癖がついて社会で働きづらくなる

逃げ癖がついてしまい社会で働き辛くなるのも、バイトをばっくれるデメリットです。アルバイト先の人間関係や仕事が想像していたものと違い、深く考えずにばっくれをしてしまうと次同じような状況になった時に「逃げる」という選択肢を取るようになります。学生の時はアルバイトなので影響は少ないですが、社会人になって逃げ癖が付いてしまっていると仕事を続けることが難しくなってしまいます。仕事を転々と変えてしまうと、キャリアの選択肢がどんどん限定されていきます。

バイト先のお店に行きづらくなる

バイトをばっくれると、バイト先のお店に行きづらくなります。アルバイトは、自分が行き慣れているお店や憧れていたお店を選ぶ人が多いのではないでしょうか。せっかくアルバイトが決まり、好きだったお店で働けてもばっくれをしてしまうと、一緒に働いていた人と顔を合わせるのが気まずくなりかねません。円満にバイトを辞めていれば、気まずさも感じない為辞めた後もお店に行くことは出来ます。しかし迷惑をかけて辞めているため、ばっくれた後は以前と同じようにお店に行くのは難しくなってしまいます。

円満にバイトを辞める方法

辞める日の1ヶ月以上前に伝える

円満にバイトを辞めるには、辞める日の1か月以上前に伝えましょう。バイト先によって、就業規則に契約期間の定めがある場合とない場合があります。お店にルールが決められている場合には、それに従うようにしましょう。明確に期間が決められていない場合でも、2週間前に退職の意思を伝えておけば法律上問題になることはありません。しかしシフト制のお店は2週間前では、シフトの組み直し等が発生する場合もあるためバイトを辞めようと考えている時はなるべく早めに伝えるようにしましょう。

責任者に直接話す

責任者に直接話すのも、円満にバイトを辞める方法です。バイトリーダー制度があるお店もありますが、バイトリーダーや同僚に退職の意思を示したとしても雇用契約解除の権限等は持っていません。またお店の責任者以外の人に伝えていたとしても、しっかりと連携が取れていない場合は退職の意思が伝わっておらずスムーズに辞められない、というようなトラブルにもなりかねません。そういったトラブルを避けるためにも、しっかりと責任者に自分で退職の意思を伝えるようにしましょう。

理由をしっかりと伝える

円満にバイトを辞めるためには、理由をしっかりと伝えましょう。辞めたいと考えた理由がネガティブなものであったとしても、思ってることをそのまま伝えるのではなく前向きで相手が納得するような理由を伝えることが大切です。ネガティブな理由を伝えてしまうとお互いに嫌な思いを残してしまいます。また理由もなく辞めたいと伝えるよりも、正当な理由を伝えて辞める方が後腐れもなく円満に辞めることが出来ます。電話やメールで済ませず、しっかりと自分の言葉で伝えましょう。。

まとめ

バイトをばっくれた時はできる限りの誠意を見せよう

バイトをばっくれた際の対処法や、デメリットについて解説しました。バイトのばっくれは、誰でも1度は実行しようと考えたことがある、もしくは実行したことがあるかもしれません。しこりなく辞めるためには、事前にしっかりとした連絡を行い円満に退職することが望ましいです。しかしばっくれてしまった場合には、その後しっかりと対応を行うことが大切です。できる限りの誠意を見せ、迷惑を掛けないような対応を心がけましょう。

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