記事更新日:2022年02月16日 | 初回公開日:2022年02月09日
人事・労務お役立ち情報 採用・求人のトレンド 外国人採用・雇用 外国人留学生の採用初めに求人データベースの意味について説明します。求人データベースとは他の人材紹介会社が保有する求人を自社で紹介するサービスのことです。求人データベースは業務の効率化や求職者へのサービス向上を目的として人材紹介会社が利用することが多いですが、採用活動をしている企業も利用することが可能です。採用工数を減らしながら採用活動を行なうことができるので、会社の規模に関わらず多くの企業が導入しています。
次に求人データベースの主な機能を4つ紹介します。1つ目はデータベース機能です。求人データベースでは、各人材紹介会社が保養している求人情報がクラウド上に登録されています。そして、人材紹介会社はこのデータベースを利用して求職者に合った求人を検索します。各求人データベースは多くの人材紹介会社が登録しているので、企業のニーズに合った人材に出会える可能性が高くなります。
2つ目は求人掲載機能です。求人データベースではシステム上で求人票を作成することが出来ます。そこで作成した求人票はそれぞれの人材紹介会社へ公開されます。そして、自社に合った人材が見つかったときは人材紹介会社から紹介を受けることができます。求人票に細かい情報も掲載することで、より自社に合った人材に出会いやすくなります。さらに、求人データベースには複数の人材紹介会社が利用しているので、人材紹介会社の利用を1社に絞るときよりも、多くの人材にアプローチすることが可能です。
3つ目が連絡機能です。求人データベースでは基本的に人材紹介会社との連絡をチャットで行います。チャットはメールや電話などと比べて気軽にコミュニケーションを取ることが出来るので、スムーズに選考を進めることが出来ます。チャットを使うことで複数の人材紹介会社とのやり取りも簡単にできるので、採用担当者の負担を減らすことが可能となります。ただし、連絡は基本的にチャットに限られているので、人材紹介会社とのコミュニケーションの取り方にも注意が必要です。
4つ目はその他の機能です。求人データベースの機能はサービスごとに違いがあります。例えば求人データベースサービスの中には面談の日程調整や選考の進捗を管理できるものがあります。また、人材紹介会社に支払う成果報酬額を自由に設定できるサービスなども出てきています。求人データベースサービスの種類はたくさんあるので、自社に合ったサービスを比較しながら選ぶようにしましょう。
続いて採用活動をしている企業が求人データベースサービスを利用するメリットを4点紹介します。1点目のメリットは人材紹介会社を探す手間が省けることです。人材紹介会社を利用する際に、各企業のサービスを比較したり、契約を行なうのはとても手間がかかります。一方で求人データベースサービスに登録をすれば新たな契約をしなくても複数の人材紹介会社から求職者の紹介を受けることが出来ます。その結果として、人事担当者の採用活動の負担を減らすことが出来るでしょう。
2点目のメリットは複数の人材紹介会社と一括で連絡がとれることです。人材紹介会社を利用する場合、通常であればそれぞれの会社とメールや電話等でやり取りをしなければなりません。特に人材紹介会社を利用している場合は、連絡内容の管理も複雑になってしまいます。しかし求人データベースサービスを利用すれば、すべての会社の連絡をデータベース上のチャット機能で行なうことが可能となります。各会社とスムーズにやり取りが出来るので、今までのメールや電話対応に使っていた時間を他の業務に費やすことができます。
3点目のメリットは、自社に合った人材を見つけやすいことです。求人データベースサービスを利用することで、1つの人材紹介会社を使うよりも、より多くの人材にアプローチすることが出来ます。また、それぞれの求人データベースサービスごとに登録している人材の特徴があります。ですので、まずは採用したい人材の人物像を具体化した上で、求人データベースサービスの利用を検討してみると良いでしょう。ひとつの例として、ある求人データベースでは、IT人材に特化したサービスを提供しているので、IT人材の採用を検討している企業にとっては効率的に採用活動を行なうことが可能です。
4点目のメリットは、採用業務を効率化できることです。複数の人材紹介会社と契約する場合、応募者の選考を会社ごとに管理しなければなりません。そうすると採用担当者の負担が増えてしまうという課題が生まれます。しかし求人データベースサービスを使えば求人票の作成から候補者の情報なども一括管理することが可能です。採用活動における多くの工程をWeb上で完結できるので、業務が効率化されるはずです。ただし各求人データベースによってサービスの内容は異なるので注意が必要です。
一方で、求人データベースサービスの利用はメリットばかりではありません。ここでは主なデメリットを3点紹介します。1点目はサービスの利用コストがかかることです。求人データベースサービスの多くは成果報酬型を採用しているため、採用者の年収の3割程度を支払うことになります。ただし、報酬額を自社で決められるサービスや初期費用が一切かからないサービスなどもあるので、比較をしながら予算に応じて決めるようにすると良いでしょう。
2点目のデメリットは、採用活動で欲しい人材が見つかった際に他社と競合する可能性があることです。求人データベースサービスは多くの人材紹介会社が登録し、求職者の情報を共有しています。そのため、自社に合った人材がいたとしても、他社もその人材の獲得を狙っているというケースも考えられます。特に優秀な人材は競合する可能性もあるので、自社をアピールするための対策が必要になります。
3点目のデメリットは連絡手段が限定されていることです。求人データベースサービスを使用する場合、基本的に人材紹介会社との連絡はサービス内のチャットに限定されています。チャットはメールなどと比較してコミュニケーションのテンポは上がりますが、細かいニュアンスが伝わりづらいという特徴があります。またチャットはコミュニケーションの量が増えると過去のやり取りが流れてしまうので、重要な情報を留めておくための工夫が必要です。
最後に実際に使用されている求人データベースサービスをいくつか比較していきます。1つ目のサービスはagent bankです。agent bankは大手企業から中小企業まで多くの会社が利用しています。月間の選考数はおよそ4400件にものぼります。そしてagent bankでは、企業に紹介した求職者の情報を専門部署で管理しているので、ミスマッチが起こりにくいというメリットがあります。また、求人の依頼後は日程調整から選考管理までの採用業務をすべてオンライン上で完結させることができます。
2つ目のサービスはCrowd Agentです。Crowd Agentは導入企業が6000社を超える国内最大級の求人データベースサービスです。およそ3800名の転職エージェントが登録しているので、「若手人材を採用したい」、「外国人を採用したい」といったそれぞれの企業に合った人材を探すことが可能です。さらに選考に必要な情報も蓄積されていくので、サービスを利用するほど推薦の質は高まっていきます。
3つ目のサービスはJoBinsです。JoBinsには約1600社の人材紹介会社が登録をしています。そして、JoBinsには求人票・人材紹介会社管理、候補者管理、選考管理などの様々な機能が搭載されています。有料プランは月額4万円からで、1年以内に内定者がいなかった場合は利用料の全額返金保証が適用されます。また入社時の紹介手数料も想定年収の2割なので、他社と比べて費用を抑えることができます。他のサービスと比べて、気軽に利用しやすいという理由から多くの企業に支持されています。
最後に紹介するのがLiber Careerです。Liber Careerは若手である20代の採用に力を入れている求人データベースサービスです。このサービスは、完全報酬型となっているので、初期費用や求人掲載料は無料です。そのため、比較的低コストで採用活動を進めることができます。求人情報の更新や日程調整もサービスに含まれているので、採用工数の削減にもつながります。若手人材の採用を検討している企業の方は、是非導入を検討してみてください。
今回は、採用活動の際に活用できる求人データベースについて説明をしてきました。多くの企業が導入している求人データベースについて理解を深めることが出来ましたでしょうか?求人データベースサービスを使用することで採用業務を効率化することができます。ある程度の費用はかかりますが、採用活動の中で多くの利点を得ることができるはずです。採用活動を効率化したい、成功させたいと考えている採用担当者の方は是非求人データベースの利用を検討してみてください。
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