記事更新日:2018年12月17日 | 初回公開日:2018年08月16日
外国人採用・雇用 様々な国の外国人を雇用し多様性を高めることは、イノベーション力や業績の向上に繋がるという調査結果がでています。(外部リンク参照:マッキンゼーの調査、ボストンコンサルティングの調査)
そこで本記事では、日本で働く外国人の中でも意外とマイノリティー(日本で働く全外国人の0.9%)であるイギリス人を採用することによって得られるメリットと、イギリス人を採用する際の注意点を紹介します。
海外の顧客とコミュニケーションをとるときに、イギリス人は英語を母国語として使用するため、ネイティブでしか分からないニュアンスを理解したり丁寧な対応をすることができます。
イギリス人を採用することによってイギリスの文化や伝統、仕事に対する意識などを学ぶことができます。また、イギリスとのコネクションを得ることができます。それにより、イギリスに事業を展開したり、イギリスの企業とのやりとりがスムーズになります。
イギリスにいる8人に1人は他国出身という環境で生まれ育ったイギリス人は、異文化に寛容であり、また、異なるバックグラウンドを持つ人と接することに慣れています。そのた め、イギリス人は文化の違いから生じやすいミスコミュニケーションに上手く対応し業務を遂行することができます。
イギリス人は先を見越した(Proactiveな)行動をするように教育されています。そのため、業務でも先見性を持って受動的ではなく能動的に行動ができます。
イギリスには日本のような、新卒の学生を一斉に採用し、研修で業務に必要な知識を教育するといったシステムがありません。また、イギリスの企業は学生のポテンシャルで採用するのではなく実際の経験やスキルで採用をするかしないか判断します。そのため、イギリス人の学生は大学在学時、積極的に勉強やインターンシップを行い、知識を得ながら経験とスキルを身につけます。そのため、大学を卒業する頃には、即戦力となる人材になることができます。
イギリス人は感情的になることは恥だと考えている人が多いため、どのような状況でも、建設的に話し合いができます。
イギリスでは、他人への配慮をしっかりすることがマナーとされています。
イギリスでの評価指標は、頭の良さや真面目さだけではなく、人間性も含まれています。そのため、イギリス人は人間性が良い人が多いです。
イギリスでは、パブの文化が盛んで、日本と同じようにイギリス人は飲みニケーションを大事にしています。
イギリス人は、仕事とプライベートをしっかりと充実させる国民性があります。そのため、できる限り残業をしないようにするため、仕事の効率性を重視します。
イギリス人は、誰に対しても自分の意見を明確に伝えるように教育されています。意見を述べて対立する訳ではなく、上で述べたようにイギリス人は、謙虚で相手の配慮をすることができるため、ギクシャクした人間関係に発展することがありません。
イギリスは多種多様な人種の人がいるため、性別や宗教、人種に対する差別にとても敏感です。日本で許容されている発言でもイギリス人を不快にさせてしまう可能性もあるため、発言には十分気をつけましょう。
イギリス人は、採用の際に指定された仕事には一生懸命取り組みますが、それ以外の仕事はしないでも良いというのがイギリスの文化であります。そのため、募集時点で業務内容、役割を明確にしておく必要があります。
イギリス人は日本人と異なる言語や文化を持っています。上で述べたようにイギリス人は異文化になれてはいますが、言語や文化の違いによってストレスを感じてしまうケースもあります。日本人の社員が文化の違いに対して気遣いができるような環境を構築しなければなりません。
イギリス人の採用の際に最も気をつけるべきことは、イギリス人の就労ビザのタイプについてです。就労ビザのタイプによっては採用したのに仕事をすることが許されない場合や、帰国せざるおえない状況に陥ってしまいます。
そういった状況を避けるために、就労ビザについて事前に知っておく必要があります。就労ビザの種類については本で働く外国人の就労ビザ。その種類と条件は?をご覧ください。
本記事では、イギリス人を採用するメリットと注意点を紹介しました。イギリス人は能動的に行動する即戦力になる有能な人材です。また、日本人と国民性が似ているところも多く、日本人と良好な人間関係を構築しやすいです。ぜひイギリス人の採用を検討してみてください。
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