記事更新日:2024年07月08日 | 初回公開日:2024年07月08日
用語集 人事・労務お役立ち情報 採用・求人のトレンド社会人としての常識が大切な理由は、円滑なコミュニケーションで仕事を進めるためです。スムーズに業務を進めていくためには、コミュニケーションをしっかりとり信頼関係が構築されていることが重要です。会社では年代やバックグラウンドが異なる上司や先輩、取引先の人と業務ややり取りを行います。学生時代のような友人同士と同じコミュニケーション方法では通用しなくなります。社内で円滑なコミュニケーションを取るためには、最低限のビジネスマナーが必要です。
社会人としての常識を持っておくことで、社員の振る舞いが企業の評価に繋がります。取引先と商談ややり取りを行う際に、社員は企業の看板を背負うことになり個人の振る舞いが会社の振る舞いであると周囲から認識される事が一般的な常識です。社員が独断で実施した不正であっても、所属している企業の社会的な評判が落ちてしまいます。学生気分のままではなく、企業の看板を背負っていることを意識した振る舞いが社会人には求められます。
社会人としての常識に関する新入社員に起きている変化は、ライトなコミュニケーションが中心になっていることです。ライトなコミュニケーションとは、SNSやチャットを活用してコミュニケーションを取る方法です。従来のコミュニケーション手段といえば、対面で行うことが主流でしたが若年層の間では直接対面でコミュニケーションを取る機会は減っています。そのため、社会人としての一般的な知識を身に着けづらい環境と言えます。
従来の価値観と違うのも、社会人としての常識に関する新入社員の変化です。従来であれば、上司の言うことは絶対であった縦社会の常識が最近では通用しなくなっています。理不尽なことを嫌う若者も増えており、上司に従属しなければならないといった考え方がなくなってきています。終身雇用制が崩壊し、転職が当たり前になった昨今の影響と言えます。また無駄なことをなるべく省きたいと考えている人も多く、従来のやり方が浸透しないのも特徴です。
社会人としての常識の基本は、挨拶をしっかりと行うことです。挨拶はビジネスにおいて基本的で重要なマナーです。ハキハキと挨拶をすることで上司や先輩だけでなく、取引先相手にも安心感を与えることができます。安心感を持ってもらえることによって、スムーズに仕事を進めることに繋がります。出社時や退社時にしっかりと挨拶をすることで、コミュニケーションを取るきっかけにもなり社内での人間関係を構築していく上でも重要と言えます。
社会人としての常識になっている基本的な事は、時間を守ることです。社会人としての基本は挨拶だけでなく、遅刻をしないということも大切です。もし遅れてしまう場合などは理由や遅れる時間などをしっかりと連絡しなければなりません。ビジネスにおいて時間を守ることは当たり前であり、時間を守れない人に対しての信頼はほぼないと言えます。そのため、出社時間だけでなく会議の際なども時間に余裕を持って行動することが大切です。
社会人として報連相をきちんとすることも基本的な常識です。業務を行っていく中で、1人で完結する業務は殆どありません。多くの企業ではチームで業務を進めていくため、お互いの進捗を把握しフォローし合える体制が必要です。その際に必要なのが、報告・連絡・相談です。指示された業務の進捗や、完了報告はきちんと指示を受けた人に行いましょう。不明な点を自分で解決しようとすると、大きなミスに繋がる可能性もあるため確認や相談することが大切です。
丁寧なコミュニケーションを心がけることも、社会人としての常識です。丁寧なコミュニケーションを心がけていることで、周りから信頼を得ることができ、スムーズに仕事を進められるようになります。敬語や言葉遣いなどにも気を使い、話をするときは簡潔にわかりやすいように伝えることも大切です。そのため話す内容はあらかじめまとめておき、自分自身でも理解したうえで話すようにしましょう。また話を聞く際はメモを取るなど聞く時の姿勢も気をつけるようにしましょう。
整理整頓を意識することは、社会人としての常識の基本と言えます。デスク周りやPC内などが煩雑になっていると、必要なものがすぐに出せないだけでなく散らかっているため集中力が続かないなどデメリットが沢山あります。仕事ができる人は、身の回りの整理整頓ができています。また整理整頓ができていないと、個人情報や機密情報の流出などにも繋がりかねません。些細なことが大きなトラブルになる可能性もあるため、整理整頓を意識するようにしましょう。
社会人としての常識が不足している人の特徴は、会社特有のルールを守れていない人です。会社にはそれぞれに特有のルールが存在しています。客観的に見ると不思議なルールが設定されている場合もありますが、この会社特有のルールは暗黙の了解として取り扱われています。そのため、暗黙の了解を理解できていなければ他の従業員から何も理解していない人だと認識されてしまう可能性もあります。会社特有のルールはOJTなどで教えてもらえることもあるため、忘れないよう心がけましょう。
社会人としての常識が不足している人は、周囲の雰囲気を読むことができていません。従来に比べて、多様性を受け入れる社会になってきていますが未だに同調圧力といった職場は少なからず存在しています。そのため雰囲気を読めない人は社会人としての常識が不足していると認識されてしまいます。但し理不尽なものだけではなく、状況に応じた振る舞いや発言はその場の雰囲気で感じ取らなければ行けない場面も出てくるため、空気を読めるという能力は求められます。
協調性にかけているのも、社会人としての常識が不足している人の特徴です。グローバル化が進んでいることで、様々なバックグラウンドを持った人が一緒に働けるようになっています。そういった時代背景の中で個性を大事にするという考え方が増えてきていますが、仕事を行っていく上では周りに合わせるということも必要です。周囲と協力することでチームワークを構築し、信頼関係を築いていくことができます。そのため、協調性がない人は常識がないと認識されてしまいやすくなります。
社会人としての常識の中でも新入社員に伝えることは、仕事の責任の大きさです。学生時代のアルバイトであれば、何かミスをしても責められることはなく責任を問われることも殆どありません。しかし社会人として自分が携わっている業務の結果に責任が生じるのは一般常識です。自分の責務を果たさずに放棄した場合は、上司や同僚などに迷惑がかかるだけでなく評価がマイナスになる可能性もあります。社会人として自分が行う仕事の責任をしっかりと認識してもらうことが大切です。
社会人の常識として新入社員に伝えておくことは、ビジネスマナーです。学生時代にはなかったマナーをしっかりと覚えてもらうことも常識として大切です。ビジネスマナーには、正しい敬語の使い方や時間厳守・報連相や整理整頓など基本的なことですが、伝えることで再認識してもらうことが出来るようになります。こういったビジネスマナーは対面やメール・電話など場面に応じて使い分ける必要があるため、マニュアル化して教えるようにしましょう。
身だしなみや服装についても、社会人の常識として新入社員に伝えておくべきことです。節度のある身だしなみは社会人としての基本です。身だしなみや服装が整っているだけで、相手に与える印象が変わります。身だしなみを整えられている人は社内だけでなく取引先の人にも、良い印象を与えることが可能です。現在ではベンチャー企業などで私服で勤務できるところも増えていますが、その場合でもTPOに合わせた服装を選ぶことで身だしなみを整えることができます。
社会人としての常識を新入社員に指導する際には、一人の社会人として扱いましょう。新入社員ですが、社会人であることに違いはありません。そのため学生扱いや下に見るような態度をすることは言語道断です。一人の社会人として相手を尊重する態度で接していなければ、指示を受けた新入社員は納得できず指示を聞かなくなってしまうかもしれません。一般常識を持っていない新入社員がいたとしても、今まで社会人としての一般常識が必要なかったと意識しておくことが重要です。
社会人としての常識を新入社員に指導する場合、自分の意見を一方的に押し付けないように気をつけましょう。新人研修を行う際に、自分の考えや経験を元にして指導をする人がいますが意見を押し付けられても知識として身につくことはありません。新入社員を一人前の社会人にしていくためには、上司が意見を押し付けるのではなく新入社員の考えや思いを尊重する態度が必要です。年齢が離れているとジェネレーションギャップがあるため、押し付けに注意しましょう。
社会人としての常識の基本や、新入社員に伝えるべき内容などについて解説しました。社会人としての常識を新入社員に伝えるには、まず指導する側が若者の価値観や考えを把握し歩み寄ることが大切です。指導者の考えを押し付けるのではなく、新入社員の考えや価値観を尊重する心構えが必要です。そのためにも、お互いにコミュニケーションを取ることは欠かせません。新入社員を尊重しながら、社会人としての常識を新入社員に上手く伝えていきましょう。
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