パルスサーベイとは?【メリットや実施のポイントを理解して組織の意識調査を改善しましょう】

記事更新日:2021年08月25日 初回公開日:2021年08月25日

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企業の課題点を発見して社員の満足度を向上させるために、社員に対して定期的な意識調査や満足度調査を行うことはとても有効な手段です。一般的には1年から数ヶ月に一度くらいの頻度で実施されることが多いようですが、この記事ではその実施頻度をさらに高めた「パルスサーベイ」について解説します。社員に向けて新たな意識調査の導入を検討されている、もしくは現在自社で行っている意識調査の効果が思うように得られていないという企業の方はぜひご一読ください。

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パルスサーベイとは

高頻度で行う社員の意識調査

パルスサーベイとは、社員に対する意識調査を短いスパンで行う手法のことです。パルスは日本語で「脈拍」を意味しており、パルスサーベイは脈拍と同様に高頻度で計測することからこのように呼ばれています。企業において行われる一般的な意識調査が数ヶ月から1年に一度の頻度であるのに対して、パルスサーベイは1週間から1ヶ月に一度の頻度で行われます。一度あたりの調査は比較的短時間で実施する必要があるので、社員に対する質問の項目なども一般的な社員調査とは異なる部分もあります。

パルスサーベイの目的

調査にかけるコストを抑える

パルスサーベイを実施する主な目的の一つとして、調査にかかるコストを抑えるということが挙げられます。一般的な意識調査を専門の企業に依頼して実施した場合、数十万円以上のコストがかかってしまうこと予想されます。それに対してパルスサーベイは質問の項目が少ないということもあり、自社で作成・実施することが可能なので大幅にコストが削減できます。意識調査に多くの費用をかけたくないという企業は特に導入してみると良いかもしれません。

社員のエンゲージメントを把握する

社員のエンゲージメントを企業側が正確に把握するというのも、パルスサーベイを実施する大きな目的です。エンゲージメントというのは社員の企業に対する愛着心のことであり、これが高ければ高いほど社員は企業に対して思い入れが強いといえます。したがって、より良い企業を目指すためには社員のエンゲージメントを高めることが非常に重要となるでしょう。パルスサーベイの実施によって高頻度で社員の意見を聞くことができるため、より正確に社員のエンゲージメントを把握できるのです。

パルスサーベイのメリット

常に最新の状況を把握できる

パルスサーベイを実施することによって、常に社内の状況について最新の情報を取得することができます。日々の業務に追われていると、身近なところで発生している小さな課題に気づけないということも考えられます。また、もし課題に気づいていたとしてもそれを誰にどのように報告すればいいのか分からないという社員もいるでしょう。実施頻度の高いパルスサーベイによって、そのような細かい課題を誰でも逐一報告することが出来ます。

施策の前後に行うことでその効果を検証できる

企業が何らかの施策を実施したとき、それによって得られた効果を正しく検証するということは非常に重要です。パルスサーベイはそのような場面においても役立ちます。例えば企業が新しい制度を導入した際にその前後でパルスサーベイを行うと、制度の導入によってどのような変化があったのかを検証できるでしょう。頻繁に新しい制度や施策を取り入れているという企業でしたら、パルスサーベイは特にその効果を発揮することになります。

課題を早期発見できる

パルスサーベイは高頻度で実施することによって、企業や社員が抱えている課題をいち早く発見することができます。たとえどんなに小さな課題でも、そのまま放置しておくと後に大きなトラブルに繋がってしまうという可能性もあります。パルスサーベイによってそれらの課題を早期発見し、さらに早い段階で対処することが可能になるのです。トラブルを未然に防ぐための予防策としても、パルスサーベイはとても有効であるといえるでしょう。

社員の満足度を上げられる

パルスサーベイは課題の早期発見と早期解決につながるため、社員の満足度も向上させることができます。一般的に社員は企業や職場の環境について、何かしらの不満や不安を抱えていることが多いです。しかし高頻度での調査を行なっていないと、それらのひとつひとつを把握して即座に対応することは難しいでしょう。パルスサーベイの実施と課題への素早い対応によって、社員は自分の声がしっかりと反映されていると感じるので必然的に満足度は向上します。

パルスサーベイのデメリット

課題を短期間で改善する必要がある

パルスサーベイは高頻度で様々な課題を把握することが出来る一方で、それらに対して素早い対応が求められます。せっかく問題点を報告したのにもかかわらず全く改善される気配がないと、回答した社員のモチベーションは下がってしまうでしょう。すべての課題に対して今すぐに対応できなくても、調査が一方的なものになってしまわないように社員へのフィードバックも同時に行うようにしましょう。また課題の規模感などに応じて、パルスサーベイを実施する頻度も調整してみるといいでしょう。

頻度が高すぎると社員の負担が増える

パルスサーベイを実施する頻度があまりにも高すぎると、回答する社員側の負担も必然的に大きくなってしまいます。一回あたりの質問数は少ないといっても、その回数が増えると煩わしく感じる社員もでてくるでしょう。その結果として毎回の回答が面倒になり、効果的な調査結果が得られなくなってしまうことも考えられます。社員の満足度を向上させるためのパルスサーベイによって社員の負担が増えてしまわないように、回答の内容に応じて適切な間隔を設けて実施するようにしましょう。

パルスサーベイの質問項目

満足度に関する項目

パルスサーベイを実施する際には、企業に対する満足度についての質問項目を必ず設けるようにしましょう。具体的な質問項目の例としては、「自分の意見がしっかりと尊重されているか」などの質問が効果的です。自分の意見がどれだけ反映されるかということは、社員が働きやすさを感じる大きなポイントです。どれだけ働きやすさを感じているかが、企業に対する満足度にも比例するでしょう。その他にも、企業に対してどのような印象を持っているのかについて把握できるような質問項目を設けることを心がけてみてください。

業務内容に関する項目

普段の業務内容についての質問項目も必ず設けるようにしましょう。現在取り組んでいる業務において不安に感じていることや、改善してほしいと思っていることを把握するための質問です。現在進行形で発生している課題ということになりますので、これらの質問から得られる回答は最も優先して素早く対応・改善する必要があるでしょう。より具体的な回答が得られるように、一問一答形式だけでなく社員が自由に記述できるようにするような形式をとるなどの工夫をしてみるといいかもしれません。

企業のビジョンに関する項目

企業のビジョンに関する質問項目を設けることも、パルスサーベイによって大きな効果をもたらすことにつながります。そもそも社員が企業のビジョンや経営理念などをきちんと理解した上で働けているかということを調査するのが、この質問の目的です。したがって、「企業のビジョンや理念について理解しているか」というような質問項目を設けるといいでしょう。パルスサーベイは高頻度で実施するため、社員全員に会社のビジョンを浸透させるのに最適な方法の一つです。

パルスサーベイを効果的に行うポイント

運用にかかる人的コストを配慮する

パルスサーベイは一般的な意識調査に比べて実施する回数が大幅に増えるため、それを運用するための人的なコストを考慮する必要があります。さらにパルスサーベイは専門企業に依頼するのではなく社内で作成・実施するのが一般的であるため、結果の分析なども自社で行うことになるでしょう。継続的に運用していくことになりますので、日頃の業務に支障をきたさないように運用に携わる人材を決定するようにしましょう。さらに、これまでの調査結果をいつでも確認できるような仕組みもあわせて作っておく必要があります。

適切な期間を空けて実施する

パルスサーベイは高頻度で行われるのが特徴ですが、適切な期間を空けて実施するようにしましょう。実施する間隔が長すぎると、一般的な意識調査とほとんど変わらなくなってしまうのでパルスサーベイの効果が充分に得られません。かといって、実施する間隔を極端に短くしてしまうと社員の負担が増えると同時に調査自体がマンネリ化してしまいます。頻繁に調査を行うのが目的ではなくその結果を分析して社内環境を向上させることが目的ですので、必要以上に実施して業務の邪魔にならないように注意しましょう。

専用のツールを用いて実施する

パルスサーベイの効果を最大限に発揮するために、専用のツールを使って調査を行うのも一つの手段です。質問の項目や調査によって得られた結果の分析など、その全てを自社で行うのは難しいという企業もあるでしょう。ツールを使用することによってパルスサーベイに関する業務を効率化し、正しい調査結果を得やすくなります。ある程度のコストは発生しますが、確実に効果的な調査を行いたいという企業は導入してみるといいでしょう。

パルスサーベイの事例

ソフトバンク

ソフトバンクは、実際にパルスサーベイを導入している企業の一つです。「社員の最新かつひとりひとりの状態を可視化したい」という要望のもと、社内で1からパルスサーベイの開発を行いました。ソフトバンクのパルスサーベイは「仕事」「生活」「健康」のカテゴリーなどを含む13の設問から構成されています。月末にメールで一斉送信され、2営業日後には結果を閲覧できるシステムをとっています。結果が比較的すぐに閲覧できることから、社員の関心も得られるでしょう。

アディダス

大手スポーツアパレルブランドのアディダスも、パルスサーベイを実施しています。米国企業の提供している専用ツールを用いて、「PeoplePulse」というプログラムを実施しています。導入したきっかけは、顧客に対する満足度調査と同じように社員への理解度を高めたいという課題からでした。アディダスで実施されているパルスサーベイは5分程度で回答が完了し、即時に集計結果を確認できます。こちらの事例からも、回答からフィードバックまでのサイクルを短くすることが導入のポイントであることがわかります。

まとめ

パルスサーベイを実施して課題の早期解決に役立てましょう

パルスサーベイを実施するメリット、導入する際のポイントについてお分かりいただけたでしょうか。社員の満足度を正確に把握して、向上させることは企業への定着率を上げるために非常に重要です。より最新の状況を理解するために、パルスサーベイは最適な方法といえるでしょう。企業や社員の抱えている問題は様々ですので、企業にマッチした意識調査を行うことが大切です。社員への意識調査の実施に課題を抱えているという企業の方は、パルスサーベイの導入を一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

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