記事更新日:2018年10月18日 | 初回公開日:2018年04月06日
人事・労務お役立ち情報営業職は、顧客やクライアントと、常に直接コミュニケーションを取っていく仕事です。顧客との接点の手段は、直接会うことはもちろん、電話やメールでのやり取りなどもあるでしょう。
採用審査においては、面接で直接会って感じる印象や立ち振る舞いも見るべきポイントです。しかし、営業職の場合、その面接前から向いている人かどうかの見極めチャンスはたくさんあります。
たとえば、応募の際やその後にメールのやり取りがあれば、その文面にも営業力は出るものです。また、面接のスケジュール調整などを電話で行なう場合、その話し方からも適性が見えるでしょう。
実際、営業職希望の候補者は、応募企業(自社)に対して営業をかけているようなもの。メールの文面も電話の話し方も、採用となれば、将来自社の顧客が接する営業活動そのものです。自社が求めている営業職の人材イメージに照らし合わせながら、対応されてみるのも有効策だと思います。
営業職は、ほとんどの場合、国家資格のような資格も専門知識も必要としません。営業職に求められるものは、類まれなる営業スキルです。
ただ、営業スキルといっても幅広く、そして資格の有無などで判断できない曖昧さがあります。たとえばコミュニケーション能力や積極性、フットワークの良さなどが挙げられるでしょうか。また、傾聴力、質問力、提案力なども営業では必須のスキルです。いずれも、数値では測りきれない要素ばかりですが、人の判断に頼るのは避けたい部分です。
どの企業にも、営業活動を行なう人はいますが、企業によって営業職の在り方も異なります。自社の考え方に合った人材かどうかを見極める必要もあります。
さて、貴社はどんな人を求めていますか?採用の際には、明確な採用評価基準を設けておく必要があります。とくに、定性的な判断では、採用担当者、もしくは面接官個人の主観的な評価が入りやすくなります。明確な判断基準がないと、本当に企業が必要としている人を採用できない可能性も出てきます。
できるだけ、具体的な基準を設定しておかれることをおすすめします。
営業職採用選考の面接の際に、自社で活躍している敏腕営業マンに同席してもらうのも一手です。そのメリットはたくさんあります。
まず、営業希望者に対し営業として同じ目線での話ができます。良いところや大変なところ、候補者や知っておいたほうがいいと思われることを、自社立場でうまく伝えてくれるのではないでしょうか。候補者からの業務に関する質問にも的確に詳細に回答できます。優秀な営業マンなら説明もわかりやすく頼りになるものです。
そして、自社アピールについては営業マンの右に出る人はいないといっても過言ではありません。何といっても、すべての顧客に自社を上手に売り込んでいるのですから。きっと、いい会社だよ!とメリットばかりの売り込みトークではいけないことも心得ています。押しの強さも調節しながら、巧みなスタンスで効果的に自社の良さを伝えてくれるでしょう。
もし採用後、同じ部署で働くことになるなら、チームメンバーとしての適性や資質の見極めも、部署から離れた人事担当者より精度が高いと考えます。営業職の面接では、自社の営業マンの同席を検討されてみてはいかがでしょうか。
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