記事更新日:2022年02月17日 | 初回公開日:2022年02月16日
ビザ(在留資格) 外国人留学生の採用 グローバル用語解説 ビザ(在留資格)について永住権とは、外国人が日本で在留期間の制限なく滞在できる権利のことです。日本に長期滞在している外国人は、「在留資格」を取得して日本に滞在しています。その在留資格のひとつである永住権は在留資格の中で最も取得する難易度が高い資格です。一方で、永住権を取得することができれば無期限の日本滞在や就労の自由などが認められます。そのため多くの外国人が最終的に永住権の取得を目指しており、永住権を取得して日本に在留する外国人は年々増えています。
永住権の申請をしても、申請が許可される確率は5割程度です。永住権は日本に在留する外国人の多くが取得を目指している在留資格ですが、取得できる難易度は高いです。理由は、永住権を取得することで就労の自由や無期限の在留期間更新などの権利も獲得することができるためです。多くの特権を手にできる永住権を出入国管理局が安易に付与することはなく、多くの厳しい審査要件が設けられています。申請の際には日本で生活するうえで求められる納税などの義務履行は勿論ですが、それ以外にも審査官を納得させる要素をアピールすることが重要です。
永住権の申請回数に上限はありません。そのため、一度不許可を受けた場合でも再度の申請を繰り返すことが認められています。永住権を獲得するためには多くの要件を満たす必要があり、審査期間も他の在留資格と比べて長いのが特徴です。そのため一度目の申請で審査を通過することは稀で、複数回の申請を経て永住権を獲得することも珍しくありません。また複数回の申請を行っている内に、日本での在留歴や職歴、所得も上がるため結果的に審査を通過する可能性は高くなっていく傾向があります。
永住権を申請するためには、素行が良好であることが求められます。具体的には、日本での犯罪歴があると永住権を申請することが難しくなります。外国人に適応される入管法だけでなく日本の法律全てに抵触していないことが求められるため、法律を遵守して素行不良とならないように気を付ける必要があります。また反日的な活動に参加しているなど、日本の国益を害するとみなされる場合も、審査結果に悪い影響を及ぼす可能性が高くなります。
永住権を取得するためには、独立して生計を立てる資産もしくは技能を有することが求められます。永住権を取得した後は在留期間の更新頻度なども少なくなるため、出入国管理局が在留状況などについて把握できる機会も減ることになります。そのため外国人が永住権を取得した後に金銭面や納税義務などの問題を起こすことの無いように、厳しい確認事項が用意されています。申請する外国人に潤沢な資産をもつ扶養者がおり、日本での生活について援助を受けられる場合などの場合はプラスの要素とみなされます。
永住権を取得できる外国人は、日本に利益になると認められる人材である必要があります。他の在留資格と比べて永住権を取得した外国人にはさまざまな特権が付与されるため、日本政府も簡単には永住権の許可を出しません。日本に有益な活動に従事している場合や、納税額が多い場合などは永住権を早期取得できる可能性が高いです。また永住権の申請をする前の在留資格も重要で、日本人の配偶者がいるケースなどは永住権を獲得するハードルが低い傾向があります。
永住権の審査期間は、さまざまな条件によって異なります。永住権の申請をする際に、入国管理局へ提出する資料は個々に内容が異なるためです。提出した書類の内容によっては、確認に多くの時間がかかるため審査期間が長くなる傾向があり、外国語の資料の場合はさらに審査期間が長くなるでしょう。永住権の申請の際に全ての必要書類が揃っていない場合は、書類の追加提出を求められます。また、書類の内容についてさらに詳しい説明書の提出を指示されることもあります。
永住権の標準審査処理期間は、4ヶ月程度とされています。あくまでも、4ヶ月は標準審査期間であるため、申請した書類の内容などによっても期間は大きく変動します。4ヶ月の審査期間で永住権を取得できるケースは、最低限の要件は満たしており、加えて日本の利益になる人材であることが明確な場合が多いです。そのため審査期間を短縮するためには、義務的要件を満たすのは勿論のこと、プラス評価をされるようなアピールをすることが必要と言えます。
永住権の審査期間は、半年から1年程かかることが多いです。よほどのアピール要素が無い場合は、永住権を付与する合理的な理由を確認するために時間がかかるため、審査期間が長期化する可能性が高いです。さらに申請の際に提出した書類が海外で発行されている場合は、その真偽なども確認されるためさらに審査期間が伸びる傾向があります。また永住権の申請をするのに回数制限は設けられていませんが、前回申請時の審査内容は、次回以降の審査に影響をします。そのため、書類の内容に不備が無いように、事前確認を確実にして申請を行うようにしましょう。
永住権の審査状況については、基本的に非公開とされています。永住権の申請をする際には受理票が発行され、受理票に記載された申請番号を参照することで審査についての大まかな進行状況の照会は認められています。一方で、永住権を取得できる見込や審査の内容など、審査状況の詳細については教えてもらうことができません。また追加書類や提出書類について審査官が確認したい事項がある場合は、申請した外国人に直接問い合わせが来ることもあります。
永住権を申請する際には、申請書類の不備に気を付ける必要があります。永住権の申請のためには膨大な数の申請書類を提出することが求められますが、不備があると不許可や審査遅延の原因になります。申請書類に不備がある場合には、申請した外国人本人に書類の追加や修正依頼の連絡が来ることがあります。追加書類の準備や修正をしている間は審査が中断してしまうため、審査期間は遅れることになります。審査期間を必要以上に延ばさないためにも、書類の不備については特に事前確認を徹底して不備の無いようにしましょう。
永住権を申請する際には、身元保証人の条件に注意しなければなりません。永住権を申請する外国人は、1人以上の身元保証人を選出することが求められます。また、身元保証人となる人物は、日本人または永住者に限られること、一定の収入があることなどが求められます。そのため、永住権を申請する前に、余裕をもって身元保証人を選出しておく必要があります。身元保証人には、住民票や所得証明ができる書類などの提出も必須となるため、必要書類についても前もって依頼しておきましょう。
永住権の審査中は、転職をするべきではありません。永住権の審査過程において、現職の職業での収入や勤続年数は重要な審査項目です。審査中に転職をしてしまうと、審査にマイナスの影響を与える可能性が高いです。日本での生活を安定して送る基盤を有するという観点からも、審査期間中の転職は審査官に良い印象を与えないのは容易に想像がつきます。永住権の審査は長期化することも多いため、申請の際には今後1年間程度は在職を続けられる見込みの下で申請を進めるようにしましょう。
永住権の申請では、有利となることは積極的にアピールした方が審査結果で許可が出る可能性が高まります。特別なスキルなどがある外国人である場合は、日本政府が積極的に在留させたいと考えるためです。例えばスポーツなどの分野で世界レベルの成果をもつ外国人であれば、申請の際に積極的にアピールすることで申請が有利に進むでしょう。一方でアピールできることが少ない場合には、審査期間の長期化や複数回の申請が必要な場合も多いようです。外国人本人がもつ資格や高い日本語能力の証明なども好印象に繋がるため、プラスと考えられることについては積極的にアピールするようにしましょう。
永住権の申請をする際には、経験のある行政書士へ相談するのもひとつの方法です。永住権の申請をする際に本人だけの力で書類の作成や準備をすると、かなりの労力がかかってしまいます。行政書士に依頼すると一定の費用が発生しますが、審査を円滑に行うためには必要な経費といえるでしょう。行政書士の中でも永住権の申請実績が豊富な行政書士に依頼をすることで、審査通過率は高くなります。外国人が自身で申請書類の作成や必要書類の収集を行うのは難しいため、現在の在留資格の期限前に余裕をもって準備しましょう。
本記事では、永住権を取得する際の手続きにかかる期間や、審査の際のポイントなどを紹介しました。永住権の申請では、提出する書類やアピールできる内容などによって審査結果が大きく変わってきます。また申請書類に不足がある場合は審査の遅延、虚偽が見つかった場合は不許可などに繋がります。提出する情報の些細な内容が、審査結果に大きく影響する場合もある点については注意してください。永住権の申請をする前には余裕をもって準備を始め、良い審査結果が得られるように万全の状態で申請することが肝心です。
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