おすすめの労務資格は【労務が資格を取るべき理由や労務資格の選び方を交えて解説します】

記事更新日:2025年01月28日 初回公開日:2025年01月28日

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労務とは、社員の労働に関する業務全般を担う仕事です。いかに働きやすい職場を作るかを考えることが求められます。労務にとって資格を習得することは、キャリアアップを考えるうえで大きな強みになってきます。しかしながら、どのように資格を習得したら良いのか、何の取得を取れば良いのか分からない労務担当も多いのではないでしょうか。今回の記事では、労務が取るべき資格の選び方やおすすめの労務資格について紹介します。自身のキャリアアップを図りたいと考えている労務担当さんはぜひご一読ください。

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労務が資格を取るべき理由

専門性のある職種だから

労務が資格を取るべきなのは、労務という職種に専門性があるからです。労務とは、社員の労働管理に関する業務全般を行い、社員が働きやすい職場を整える仕事です。具体的には、勤怠管理や給与計算、福利厚生、労使関係管理などです。労務は人事の一部ですが、人事が人材に関する業務を担当する一方で、労務は労働に関する業務を担当します。もちろん必ずしも資格を取らなければならないというわけではありません。しかしながら、資格を取ることで得られるメリットは大きいです。

労務が資格を取るメリット

昇給する可能性がある

労務が資格を取るメリットは、昇給する可能性があることです。資格を取得することで、会社から資格手当をもらうことができます。資格を持っているということで、給与アップや昇進に繋がることもあり、結果として昇給する可能性が見込めます。また、資格を取得するうえで、様々な能力が身に付いています。職務に必要なスキルや専門知識などです。こういった高いスキルを持つ社員は、会社の中でも重宝されるでしょう。自身のスキルアップが結果として、昇給に繋がってきます。

労務が取るべき資格の選び方

今の業務に役立つか

労務が取るべき資格を選ぶ際には、今の業務に役立つか考えましょう。せっかく資格を取るのなら、業務に活かせる資格が良いですよね。労務の仕事と言っても、担当業務によって求められるスキルは異なってきます。自分の仕事で活かせる資格は何かをしっかりと考えましょう。今の業務に関する専門知識を持っていれば、会社内でも貴重な人材となります。また、転職活動でも活かせるので、業務に役立つ資格を取っておくことをおすすめします。

目的と合っているか

労務が取るべき資格を選ぶ際には、目的と合っているか確認することも大切です。資格であればなんでも良いというわけではありません。せっかく時間を割いたのに、必要のない資格だったということがないように、資格を取る目的はしっかりと考えておきましょう。どのような能力を身に付けたいのか、何のために資格を取るのか、資格を取る目的を考えることが大切です。労務資格は、比較的取得しやすいものから、難易度が高いものまで多くあります。自分の目的に合わせて取得する資格を選びましょう。

おすすめの労務資格一覧

労務管理士

おすすめの労務資格には、労務管理士があります。労務管理士とは、労働基準法や労務についての専門知識があり、人材や企業の労働管理を適切に行えることを証明する民間の資格です。20歳以上であれば、誰でも受けることができます。民間資格であるため、労務資格の中では比較的取得しやすいと言えるでしょう。労務管理士は、実務経験を重視しています。受験方法には4つ用意されているので、自分の都合に合わせた受験方法を選択しましょう。

ITパスポート

ITパスポートもおすすめの労務資格です。ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明できる資格になります。試験では、ITに関する基礎知識や経営全般、プロジェクトマネジメントなど幅広い問題が出題されます。労務の仕事で必要な労働基準法に関する問題もあります。経済産業省が認定する国家試験なので、取得しておくことで業務に役立つだけでなく、転職の際にも活用できます。通年受験を行っており、合格率も50%なので、ぜひチャレンジしてみてください。

メンタルヘルス・マネジメント検定

労務資格では、メンタルヘルス・マネジメント検定もおすすめです。メンタルヘルス・マネジメント検定とは、メンタルヘルスケアに関する知識や対処法を習得していることを証明するものになります。働く人たちの心の不調の未然防止と活力のある職場づくりを目指すことが、この検定の目的です。メンタルヘルス・マネジメント検定には、ⅠⅡⅢの3種類があります。実務や転職に活かすのであれば、Ⅱがおすすめです。職場のメンタルヘルスケアに役立つので、ぜひ取得しましょう。

ビジネスマネジャー検定

ビジネスマネジャー検定も、おすすめの労務資格になります。ビジネスマネジャー検定とは、あらゆるマネジャーが共通して身に付けておくべき重要な基礎知識を効率的に取得する機会を与えることを目的としています。管理職向けですが、労務初心者にも適した検定になっています。ビジネスマネジャー検定に取り組むことで、多くの管理職が抱く不安や戸惑いを軽減することができます。キャリア開拓の礎にもなるので、転職の際にも有利になります。

給与計算実務能力検定

おすすめの労務資格には、給与計算実務能力検定もあります。給与計算実務能力検定とは、企業・組織に不可欠な給与計算業務について、その知識・実務能力を客観的に判定し、給与計算業務のエキスパートとして認定する検定です。給与計算を業務として担う労務さんには、ぜひ取得しておいてほしい資格になります。級ごとに証明できるスキルが異なってくるので、1級2級を目指して取り組みましょう。1級であれば、労務法令や税務について正しく理解し、社会保険や税務などに関する手続きができることを証明します。

経営心理士資格

経営心理士資格も、おすすめの労務資格です。経営心理士資格とは、心の性質に基づいて、人を育て、売上を伸ばし、組織を拡大させ、業績を伸ばす、またはそのための指導ができるようになるための専門資格のことです。現場を変えることに焦点を当てた実践的な資格であるとされています。経営心理士資格を取ることで、人材育成や売上向上、組織拡大、業績向上を図る能力があることを証明できます。試験形式ではなく、講座受験と課題提出で取得できるで、挑戦しやすいでしょう。

年金アドバイザー

おすすめの労務資格には、年金アドバイザーも入っています。年金アドバイザーとは、年金に関する知識を習得していることを示す資格です。銀行業務検定協会が主催する、民間資格となっています。2級から4級まであり、労務の仕事をしているのであれば、2級を取得することをおすすめします。なお、1級はありません。2級を取得すると、年金・公的保険に関する顧客相談や内部研修・指導に応じるための実践的・専門的知識が身に付いていることを証明します。

社会保険労務士

社会保険労務士も、おすすめの労務資格です。社会保険労務士制度は、社会保険労務士法に基づく制度で、国家資格でもあります。試験では、労働基準法や労働安全衛生法・雇用保険法など全10科目から幅広い問題が出されます。社会保険労務士試験は、例年合格率が6%と、非常に低い合格率になっています。そのため、取得するのは容易ではありません。一方で、難易度が高いからこそ、取得できると貴重な人材として重宝されること間違いなしです。

衛生管理者

おすすめの労務資格には、衛生管理者もあります。衛生管理者とは、事業場の衛生管理や労働者の健康管理を行う専門家のことを指します。労働安全衛生法で定められた国家資格です。50人以上の社員がいる企業では、衛生管理者資格を保持している人が一定数いることが求められます。そこから衛生管理者が選定され、衛生に関する技術的な事項を管理させる必要があります。そのため、衛生管理者資格を持っている人材は、企業にとって重宝される人材となるでしょう。

個人情報保護士

個人情報保護士も、おすすめの労務資格になります。個人情報保護士は、個人情報保護に関する専門知識を保持していることを証明する資格となっています。試験では、個人情報保護法やマイナンバー法、個人情報保護のためのセキュリティ対策全般について問われます。民間の資格となっており、個人情報を適法・適正に利用することができる知識を習得することができます。マイナンバー制度が導入された今、個人情報保護に関する知識を持っておくことは労務業務の上で大切です。

労務資格を取る際の勉強法

オンライン学習

労務資格を取る際には、オンライン学習を活用することをおすすめします。オンライン学習であれば、時間や場所を選ばずに勉強を続けることができます。社会人になると、どうしてもまとまった時間が取りづらいかもしれません。オンライン学習であれば、移動コストがかからずに学習することができるので、忙しい人にとってもおすすめの勉強法です。また、対面の講座に比べて比較的安い価格設定になっていることも魅力の一つでしょう。

書籍

参考書や専門書籍、問題集といった書籍を活用した勉強も、労務資格を取る際の勉強法としておすすめです。書籍であれば持ち運びができるので、いつどこでも好きな時間に勉強することができます。通勤時間の電車の中でも読むことができるので、効率よく学びたい人におすすめです。一方で、書籍だと独学での勉強になります。そのためしっかりとスケジュールを立てて取り組まないと、あっという間に試験の日になってしまったということになりかねません。

試験対策セミナー

試験対策セミナーに通うことも、労務資格を取る際のおすすめの勉強法です。独学で勉強できるか不安という方は、試験対策セミナーに通うことをおすすめします。試験対策セミナーであれば、充実した教材や講師、同じ目標を持つ仲間に出会えるので、モチベーションの維持に繋がります。一方で、他の勉強法に比べてコストが高くなってしまいます。また、時間が決められている場合が多いので、移動を含めたまとまった時間を確保しておく必要があります。メリットデメリットを考慮して、どの勉強法にするか考えることが大切です。

まとめ

労務資格を取得し昇給に繋げよう

今回の記事では、おすすめの労務資格について紹介しました。労務が資格を取ることで、昇給する可能性が高まります。専門性がある職種だからこそ、資格を持っている人は会社内でも重宝されるからです。一方で、労務に関する資格は今回紹介したものだけではありません。そのため、資格を取る目的や今の業務に役立つか否かを考えて、取得する資格を選ぶことが大切です。資格を取得するためには多くの時間を費やすでしょう。取る必要がなかったということがないように、しっかりと目的を考えましょう。

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