KPTとは【具体的な実施方法とポイントについて解説します】

記事更新日:2021年09月08日 初回公開日:2021年06月24日

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プロジェクトを行う上で、問題を分析して次に何を行うかを明確にすることは円滑にプロジェクトを進めていくためにも重要であると言えます。振り返りがうまく行えずに何が問題解決に繋がるのかわからない、そんなことはありませんか。チームで行うプロジェクトの色々な問題を解決できる方法のひとつとして、kpt法があります。kpt法とは振り返りによって仕事やプロジェクトの改善を加速させることができるフレームワークです。今回はkpt法について手順や注意すべきポイントなど、細かく説明していきます。

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kptとは

Keep/Problem/Tryの略

kpt法とはKeep、Problem、Tryの略で、「このまま継続すること」「課題」「解決策」の三つの項目を書き出し、今後どうしていくかを考える振り返り法の一つです。非常にシンプルですが効果のあるフレームワークと言われています。システム開発の業界で使われていたkpt法ですが、現在では主にプロジェクトの振り返りなどの場面で用いられています。kpt法を用いることで、議論が抽象的になってしまうことや、明確な行動目標を策定できないなどの振り返りにおける課題点を解消する事が出来ます。

振り返りによって仕事やプロジェクトの改善を加速するフレームワーク

kpt法は振り返りによって仕事やプロジェクトの改善を加速できるフレームワークです。kpt法を利用することによって前向きに振り返ることができるので、素早くプロジェクトの改善につなげる事が出来ます。「何を続けたいか」「どこを問題として進めるか」「何を次から挑戦として進めていくか」の3要素に分け、振り返りを行います。チームの振り返りを実施することによって職種をまたいだ課題の共有や改善すべきことの明確化が可能になります。

kptとywtの違い

ywt法とは

kpt法とよく似ているのが、ywt法です。ywt法は、「やったこと、わかったこと、つぎやること」の略で、日本で生み出されたフレームワークです。どちらとも前向きに課題解決に繋げる事が出来ますが、ywt法はわかったことであるため、kpt法に比べて優しいイメージで話し合いをすることができます。どうしても問題について話すと少し強い印象を与えてしまうことがあり、前向きに話そうとしてもできない可能性もありますが、ywt法の方が柔らかいニュアンスで話し合いをする事ができます。

kptはywtよりもチーム活動の振り返りに適している

ywt法は主に個人の振り返りとして活用されています。やったことを書きだし、それを元にわかったこと、次にやることを考えていきます。経験してわかったこと、学びを得て次はどう活かすのかを考えていくため、経験と学びを生かして成長に繋げることが中心になっています。そのため、ywt法の方が個人で行うのに優しい振り返りとなっています。一方で、kpt法は主にチームの振り返りとして活用されています。個人でKeepとProblemを書き出し、それをチーム全員に共有することでTryすべきことを考えていきます。kpt法は、チーム全員が問題点を把握しやすくなるため、ywt法よりもチームの振り返りに適しています。

kptの決め方

KeepとProblemを書きだす

kpt法を行うにあたって、まずKeepとProblemを書き出していきます。主に、良かったことと悪かったことについて書いていきます。ここで大事なのは、直感的に書き出していくことです。考えすぎてしまうと書き出せないこともあるので、あまり深く悩まずに思いついたことから書いていくのが大切です。また、自分の意見なのでほかの人と一致する必要はありません。自分の感じたよかったことや悪かったことを書きましょう。

分析する

KeepとProblemを書き出した後はそれぞれについて分析を行います。書き出していると、どうしても主観的な意見になってしまいがちなので、一度客観的に分析をする必要があります。ここでは、より広い視点をもって考えることが大切です。自分自身ではよかったこととして挙げられていることでも、チームとしては課題になる可能性もあります。KeepとProblemで書き出したことは主観的であるということを忘れないことが大切です。

話し合う

自分が書き出したKeepとProblemについてグループで話し合います。自分の感じた考えなのでしっかりとグループに「自分はこう感じた」と伝えることが大切です。話し合うときに相手の意見を聞いたら拍手でもいいので賞讃することも忘れないようにしましょう。明るく話し合いを進め、士気を高めることができます。話し合いの際にはほかの人のProblemに対して批判や個人的に攻撃をすることはやめましょう。チームの誰かが課題だと感じているのであれば、補い合って解決していこうという流れにもっていった方が明るく話し合いが進みます。

Tryすることを決める

分析し、話し合ったことを踏まえて次に試すこと、Tryを決めてきます。その際には「気を付ける」や「がんばる」などといった、抽象的な表現を避けることが大切です。具体的な行動に落とし込むことを意識して決めていきます。Keepから「さらに良くする」ポイントとProblemから「その問題を解決する」ポイントを押さえつつTryを考えていくと具体的なTryが生まれます。そして最後になぜそのTryを行う必要があるのかを考えて決めましょう。

kptのメリット

課題を共有し改善すべきことを明確化できる

kpt法のメリットとして、課題を共有し、改善すべきことを明確化できるという点があります。kpt法は問題点を書き出し客観的に整理する事ができるので、問題の早期解決に繋がります。改善すべきことが明確化され、何が問題だったかを素早く把握する事ができるのが早期解決に繋がる要因になると言えます。また、チームで何が問題であったかを考える為、自分の考えている課題や仲間が考えている課題を把握しあえるメリットもあります。

問題を客観的に整理できる

kpt法では、反省点を頭で考えるだけではなく書き出して考えるので、問題点を可視化することができるというメリットがあります。Problemだけでなく、KeepやTryについても書き出すことで、さまざまな視点から現状に向き合って課題解決に繋げられるでしょう。単純に悪かった点をあげていく反省とは違い、良かったことや挑戦していくことについても考えて書き出していくので今の状況を客観的に整理する事が出来ます。可視化することによって、個人だけでなく、チームとして問題点が明確になります。

全員が問題に向き合う事が出来る

kpt法のメリットは、kpt法を行うと参加者全員が問題に対して同じ方向を向いて話し合う事ができるという点です。企業のプロジェクトチームのような組織でkpt法を実践するときには、ホワイトボードなどを用いて表を作成し、会議を行うように意見を出し合い、書き込むケースもあります。会議によっては、立場上の問題で意見を出す事ができない場合や、意見が違う人との関係を気にしてしまう場合があります。kpt法では、人に対してではなくProblem に対して意見を出していくため全員が気兼ねなく意見を出せるため、Problemに対して向き合えるというメリットが生まれます。

ポジティブな気持ちで行える

kpt法を行う場合のメリットとしてポジティブな気持ちで行えるという点があります。振り返りというのは反省点ばかり挙げてしまうことが多く、どうしても失敗点や良くない所ばかりに目が行ってしまいます。しかし、kpt法では始めにKeepを書き出してから行うので、ポジティブな気持ちで振り返りを行うことができます。最後にTryで終わるため、Tryが成功したときの自分を想像してモチベーションを高められるというメリットもあります。

kptの注意点

何が問題かを把握する

kpt法を行う上で注意しなければいけないことは何が問題かを把握するということです。kpt法を導入したばかりだと、何が問題かを日常的に意識していないことが多いので問題だと思っても忘れてしまうことがあります。解決法としては、何が問題かを把握できていないことをProblemに追加してみる、ということです。そうすることでどんなTryをしたらよいのかを考えるきっかけになり、問題が起きたときに次のkpt法へと繋げられるきっかけとなります。

Keepは良かったことだけを記入しない

Keepは「よかったこと」という意味なので、Keepを挙げるときに、つい「してよかった」「うまく進んでよかった」などの感情を書き出してしまうことが多いと思います。しかし、それではチーム内で賞賛しあうだけで、次につながる要素にはなりにくいと言えるでしょう。Keepを書き出す際に「よかったこと」を書き出すのであれば、「取り組んでよかったこと」を具体的に書き出すことによって、次の振り返りへとつながるポイントとなっていきます。

Problemに対応したTryをしっかり決める

kpt法を行う上で注意することはProblemに対応したTryをしっかり決めるということです。どんなProblemがあるか意識する事ができたのにも関わらず、どうTryに繋げていいのかわからない、という状態に陥ってしまうことがあります。振り返りの習慣がついていないときや慣れていないときに陥る傾向です。グループで行う場合はよく話し合うことで解決に繋がりますが、なぜProblemが発生しているのかということが理解できていないと根本的な解決ができない可能性があります。

頻度を高くする

Problrmに対応するTryを見つけられるようになっても、初めのうちは抽象的な表現が多くなってしまいがちです。何を意識したかなどを考えられるようになる為には、回数を多くして定期的に取り組む必要があります。できた状態とできなかった状態がわからない時は見直して回数を増やしkptに取り組んでいくと、段々と書けるようになります。できた状態とできなかった状態の境目がわかるようになった場合や、いつまでにTry する必要があるのかなどが理解できるようになったら、頻度を落としても問題ないです。

Tryを実施する

Tryを実施することが出来なければ、kpt法を行えたとは言えません。そのためにも、Tryの質と量を考えることが大切です。はじめのうちは簡単に行えるもの且つ量を少なくする、などTryに対しての難易度を下げましょう。徐々にTryの質を上げていくことが大切です。また、単にTryの難易度が高い場合や具体的なアクションを起こせないときにTryをうまく実行できないというケースが生じてしまいます。その時はTryの難易度を下げるだけでなく、Tryが実行できない原因を探しそれに対して改善するTryを立ててみるのも良いかもしれません。

まとめ

kpt法を活用して問題解決へのアプローチをしてみませんか

kpt法に沿って振り返りを行うことによって、課題に対するアプローチや課題の方向性が見え、整理できるようになっていきます。また、日ごろから様々なところに目を向け、良かったことや悪かったことを意識的に見つける習慣ができ、チームの今まで見えていなかった一面が見えるようになるかもしれません。kpt法はソフトウェア業界で浸透していたものですが、現在では様々な企業で使われるようになってきています。プロジェクトを円滑に進めるためにも、kpt法を活用してみませんか。

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