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英語で幼稚園。メリット・デメリットは?

記事更新日:2017年11月14日 雇用・働く

幼稚園の時点から英語を用いた教育が導入されつつあります。母国語の日本語と並行して教育を進めるのでバイリンガルになりやすい側面がある代わりに母国語の習熟がおろそかになるという指摘もあります。今回はそんな幼稚園での英語教育についてメリット・デメリットを紹介します。

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幼稚園から英語を学ぶメリット

 私立幼稚園を中心に幼稚園での英語教育が拡大しつつあります。幼稚園の差別化という性質も帯びていますが、ニーズとして外国語教育を早期の段階から実施したい家庭が増えていると考えてもよいでしょう。

「こうした英語教育の低年齢化が顕著に表れているのが私立幼稚園です。ベネッセ教育総合研究所の調べによりますと、英語教育を取り入れている割合は、平成19年度に47.6%だったのが昨年度58%まで上昇。初めて半数を超えました。」

(NHKより引用)

 では、具体的なメリットとしてはどのようなものがあるのか見てみましょう。

(1)英語への習熟度の加速

 幼年期から習熟していることによって、英語に触れる時間が長くなるので中等教育や高騰教育から英語を学ぶよりも早く英語に対して習熟することができます。アメリカ合衆国国務省付属機関「Foreign Service Institute」によれば、英語と言語構造がかけ離れている日本人にとって英語は学びにくく、ドイツ語・フランス語話者に比べて約4倍の学習時間が掛かってしまうと言われています。

【参考】Foreign Service Institute:「外国語の研修成果と学習時間に関する資料」(1973年)

Group1:英語と似た言語(ドイツ語、フランス語等)→480時間

Group2:英語とやや異なる言語(ギリシャ語、ヒンズー語等)→720時間

Group3:英語とかなり異なる言語(ロシア語、トルコ語等)→1320時間

Group4:英語と全く異なる言語(日本語、中国語、朝鮮語、アラビア語)→2400時間~2760時間

よって、早期から英語に慣れ親しめば親しむほど、上達度が向上すると言えるでしょう。

(2)多様性、異文化への寛容性・理解

 早期から英語に触れることによって、日本語母語とは違う環境に触れることとなるので、子供の頃から知らぬ知らぬのうちに形成されてしまう危険性のある潜在意識や外国等への差別意識や異文化への恐れをなくすことが可能になります。幼稚園でも初期の教育段階から多文化教育ができることを売りにしている幼稚園も存在するほどです。

【参考】コスモグローバルキッズ幼稚園ホームページ

(3)英語認知力やリスニング力の向上

「就学前幼児の英語力に関する実態調査報告」(東京工科大学調査、2010年)では幼稚園児への就学前の英語教育によって英語に対する認知度が高まっているという結果が出たように、言語脳や認識力が固定されてしまう前に英語に慣れ親しむことによって英語への認識力を高めることができるのです。

【参考:調査結果】

「・就学前の3年間、自宅で学習用通信教材を使って英語学習した子どもたちの英語力は、単語とアルファベットの大文字の音声リスニングによる認知力の面で優れている。」(前出調査より抜粋)

幼稚園から英語を学ぶデメリット

 しかし、幼稚園から英語を学ぶにしてもメリットばかりではありません。メリットの反面にはデメリットも存在するのです。具体的なデメリットを見てみましょう。

(1)日本語・日本文化への未習熟

 認知力やリスニング力で英語に習熟できる反面、我々の母語である日本語に対して触れる時間が短くなってしまうことも事実です。言語は論理思考の基盤ともなるため、2つの言語が未熟なままだと論理的思考が未発達なままとなります。せっかく2か国語が話すことができたとしても、文化や日本的発想への理解が不十分なままとなってしまってはもったいないです。無計画な学習計画や無目的なアクションがこうした事態を招きます。

(2)日本の常識からの逸脱

 いわゆるインターナショナルスクール、プレスクールといった英語のみで育った子供にとって一般の公立小学校・中学校に入学してしまうと、慣習やものの考え方がかけ離れてしまっているため、浮いた存在になる危険性があります。そのままいじめにつながることもあります。

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