目標やスローガンの意義とは?【企業が掲げるスローガンをご紹介します】

記事更新日:2023年06月13日 初回公開日:2023年06月13日

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個人や企業は目標を持つことで、仕事へのモチベーションを上げる効果を受け、業績アップなどに繋げることができます。同様に企業ではスローガンを掲げることで、社員の意識を同じ方向に向けることで、企業としての能力向上を目指すことができるでしょう。また、スローガンは外部に対して企業の考えを伝える言葉でもあります。短い言葉でありながらも、企業の理念を発信できるとともに、企業の認知度を大きくアップする効果のある言葉です。ここでは、目標とスローガンの違いや、目標およびスローガンの立案方法などについて詳しく解説致します。

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目標とは

達成すべき結果や成果を具体的に示す指標のこと

目標とは、達成すべき結果や成果を具体的に示した指標のことで、個人やグループでもそれぞれで持てるものです。漠然とした言葉で「頑張ろう」などというものではなく、物販であれば「販売数○○個」などと、指標を数字で表すこともあります。企業においては、部門ごとに目標を立てることがほとんどです。目標達成に向けて個人に目標を分担させ、個々の目標を定めます。個々が目標を達成する事で、グループおよび組織の目標達成へと繋がる指標が大きな目標です。

スローガンとは

企業理念や目的を簡潔に表したもの

スローガンとは企業が掲げるキャッチコピーとも言えるようなものであり、企業理念や目的を簡潔に表したものです。スローガンを直訳すると「標語」となりますが、会社が掲げる標語は企業を連想させる合言葉のような意味を持ちます。またスローガンとは会社の顔にもなる重要な言葉です。それだけに一般の人々に分かりやすくて浸透しやすい、シンプルかつ簡潔な短い言葉であっても企業をイメージしやすいことが重要な条件になります。

目標とスローガンの違いとは

掲げる人が個人か企業かの違い

目標とスローガンの違いは、掲げる人が個人か企業かの違いと言い換えることができます。とくにスローガンは個人で掲げることはありません。スローガンは目標達成に向けたメッセージでもあり、企業が社員を鼓舞したり社外に向けて起業の理念などをアピールしたりするものです。対する目標は個人や企業に関わらず掲げるもので、組織では小さなグループから企業全体まで、それぞれの立場で目標を掲げることで企業の躍進に貢献します。

目標を立てるメリット

社員のモチベーションが上がる

目標を立てる企業のメリットは、具体的な目標を持つことで社員のモチベーションが上がり、売り上げや生産量アップに繋げられることです。具体的な販売数や生産数を目標に設定することで、社員は日々の生産数や販売数に置き換えることができます。より具体的な目標を持つことによって、目標達成に向けた社員のモチベーションが上がり、目標達成もより現実味を帯びるものになります。個々が目標を達成することで、グループ全体の目標達成にも繋がる大きな効果を持つものです。

社員のスキルアップに繋がる

企業では、社員が期限を決めて目標を設定することでスキルアップに繋げられるのは大きなメリットです。期限を設けて目標達成を目指すことにより、計画性を持って日々の業務にあたることになります。単に時間と作業を消化する仕事の仕方では社員のスキルアップは個々に委ねられるだけです。しかし個人に目標を持たせることで、効率よく確実に日々の目標達成に向かうことになり、社員のスキルは間違いなく上がり、ランクアップしても変わらない効果が期待できます。

目標達成の道順が明確になる

具体的な目標を立てることは、目標達成までの道順を明確にしてくれます。目標達成に必要な日々の作業や、目標達成に不可欠なことも明らかにすることは、目標達成への近道です。闇雲に目標達成を目指したところで、道順や段取りを間違えてしまえば遠回りすることにもなります。具体的な目標を立て目標達成までの道のりをじっくりと考えることで、効率良く目標達成に近づくことになり、更なるステップアップへの道順も明らかになるでしょう。

目標設定の手法

SMARTの法則を使う

目標設定の手法として「SMARTの法則」は有名です。SMARTの法則とは、目標の作り方を英語の頭文字をとって「SMART」と表しています。SはSpecificで「具体的」、MはMeasurableで「計測可能」、AはAchievableで「達成可能な」、RはRelevantで「関連性」、TはTime-boundで「期限が明確である」という意味です。目標作成にはこの5つの要素を取り込むことで、効果的で実現可能な最も高い目標が立てられるとして長く使われています。

ベーシック法を用いる

基礎的な目標設定の手法として有名なのは「ベーシック法」です。ベーシック法は、「目標項目」「達成基準」「期限設定」「達成計画」の4段階で構成されています。ベーシック法では、抽象的な目標を具体的に実行できる目標に置き換えることにより、大きな目標達成に繋げることができる有効な手法です。ベーシックと言いながらも、目標の本質を見直したり、スタートから見るゴールをはっきりと自覚することで目標設定が上手くできます。

スローガンを立てるメリット

社内外問わず企業理念を浸透させることができる

スローガンを立てる大きなメリットは、社内外問わず企業理念を浸透させることができることです。短く分かりすい言葉やリズミカルで口ずさみやすい言葉によって企業の思いを伝えられる効果は非常に大きく、外部に企業の思い描いた理想や考え方を発信できます。企業とスローガンの関係性が分かりやすいほど外部の理解も深く、認知されることが多くなります。認知されることによりブランドイメージにもなり、組織の運営に関わる相乗効果も期待できるでしょう。

企業名の認知に繋がる

企業が掲げるスローガンが前述のように理解しやすく覚えやすいものであれば、外部の人たちも口にするようになり、企業名の認知に繋がります。スローガンは企業のロゴのような働きを持つものでもあり、スローガンを聞いただけで企業をイメージするでしょう。テレビのCMなどで耳にするようなスローガンは、キャッチコピーのようですが、企業の理念を伝える立派なスローガンと言えるものです。企業の認知度が高くなればイメージもアップし、売り上げ増にも繋がります。

社員の意識改革に繋がる

スローガンを立てるメリットは、内部の社員の意識改革に繋げる効果です。大企業などが掲げるスローガンは、上記のような企業認知度や企業理念を外部に発信する効果も期待できます。しかし、中小企業の多くは社員のモチベーションアップなどのためにスローガンを掲げることが殆どと言ってよいでしょう。企業が目標とすることを効果的に達成させるために、従業員が率先して行動するするようなスローガンを掲げることにより、個々の意識改革とモチベーションアップに繋げられます。

かっこいいスローガンを作るポイント

覚えやすく印象に残る言葉を選ぶ

かっこいいスローガンを作るポイントは、覚えやすく印象に残る言葉を選ぶことです。素敵なスローガンは企業の合言葉やキャッチコピーになり得ます。短いフレーズでありながらも企業を連想させるに足る言葉であり、また言ってみたくなるものが、かっこいいスローガンです。特別な言葉を使う必要はなく、逆に普段から慣れ親しんで使う言葉を織り交ぜることで、より共感を得られることもあります。考えさせるような言葉はスローガンには不向きで、言葉から色や物などを直感的にイメージできる言葉がおすすめです。

強制的な言葉は使わない

スローガンを作るにあたって特別な決まり事はありませんが、強制的な言葉は使わないことは大きなポイントになります。スローガンは企業の目標達成などを目指して掲げるものですが、あくまで従業員みずからが進んで行おうという意思が感じられることが大事です。「最低でもいくら」とか「必ずやる」などの強制的な言葉はトップダウンのイメージが強く、従業員のモチベーションを下げることにもなり兼ねません。企業のスローガンは、従業員が望んで行う内容であることと、強制をイメージさせる言葉は避けるようにしましょう。

企業が掲げているスローガンの例

LION

今日を愛する

日用品やヘルスケア用品などの製造および販売を手がけるLIONのスローガンは、「今日を愛する」です。日常の生活に深く関わる商品を開発販売するLIONにピッタリのスローガンと言えます。「今日」を前向きにとらえ、この瞬間を大事にしようという企業の考え方が伝わる言葉です。「今日を愛する」という抽象的な言葉ではありますが、プラスのイメージしか涌いてきません。LIONが1日を大事に積み重ねてきた歴史や、健康であることの大切さなど多様な好印象のイメージを与えるフレーズです。

オリックス

ほかにはないアンサーを。

他業種を展開するオリックスのスローガンは、「ほかにはないアンサーを。」です。投資や生命保険から、環境エネルギーやレンタカーまで幅広い分野の業種を手掛けるオリックスには、顧客満足度にこだわるピッタリのスローガンといえます。いろんなニーズに応えられるのはオリックスだけであるという企業の理念が短い言葉に凝縮されています。他にも「困ったときにはオリックスに」というようなメッセージ性も込められたスローガンであり、顧客第一主義の企業であることが伝わってきます。

ファミリーマート

あなたと、コンビに、ファミリーマート

ファミリーマートのスローガンは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」です。思わず歌い出しそうになってしまう人も多いのではないでしょうか。この文言はコーポレートメッセージであってスローガンではないという意見もありそうです。しかし、顧客である消費者に向けてのメッセージと企業理念が盛り込まれているので、スローガンで間違いありません。とくにファミリーマートが目指す、家族のような豊かさを提供する地域に根差すコンビニを簡単で分かりやすい3つの言葉だけで伝える秀逸なスローガンです。

サントリー

水と生きる

サントリーのスローガンは、「水と生きる」という短く抽象的な言葉ですが、サントリーをイメージするのに十分です。それも自然に優しく美味しい水を使った飲料水やアルコール類を販売しているという好印象を与えます。「水と生きる」としか謳っていないのに、厳選した水を使いこだわりを持って作っていると感じさせることは、企業イメージにピッタリで、かつイメージアップに繋がる最高のスローガンと言えるでしょう。自然環境について考える機会が増えた時代のニーズにマッチしたスローガンと言えます。

まとめ

目標とスローガンで社員のやる気を引き出し企業発展に繋げよう

企業では目標やスローガンを掲げることで、社員のやる気を引き出して企業の発展に繋げることができます。ただし、スローガンは企業側が掲げる抽象的なものであるのに対し、目標は個人から組織までが持ちあわせることができる指針となるものです。具体的な数値などを示した目標と、皆で力を合せて頑張っていこうという抽象的なスローガンを上手く連携させて社員のモチベーションを上げることは、企業の繫栄に大きく貢献することになります。ぜひ明るい未来を目指して、素晴らしい目標とスローガンを掲げて企業の発展に邁進してください。

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