ヒューマンスキルを上げるには?【種類から具体的な方法まで】

記事更新日:2019年09月12日 初回公開日:2019年09月05日

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近年、多くの企業は実践的なビジネススキルよりも、ヒューマンスキルを重要視する傾向にあります。経営の舵取りを担うトップマネジメントから、現場で実際に業務を行うロワーマネジメントに至るまで、どの階層の人材であってもヒューマンスキルが求められるほどです。ヒューマンスキルの有無が、今後キャリアアップできる人材か、長く第一線で活躍してくれる人材かを見極める上で重要になるといえるでしょう。ヒューマンスキルは、複数の能力に細分化できます。それぞれの能力がどのようなものか、ビジネスの場面でどのように役立つかを見ていきましょう。

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ヒューマンスキルとは

経営学者によって提唱されたスキル

ヒューマンスキルとは、アメリカの経営学者ロバート・カッツによって提唱されたスキルのうちの一つです。他にも、企業の問題の核心をとらえて概念化するコンセプチュアルスキルであったり、現場作業で求められるテクニカルスキルだったりと、三つのスキルが提唱されています。ヒューマンスキルの特徴は、コミュニケーション力であったり、交渉力やリーダーシップであったりと、ビジネスパーソンとしてのスキルが重要視されている点です。人と人、組織と組織の間に立って、ビジネスを円滑に回す上で欠かせないスキルであるといえるでしょう。

人としての成長を表すスキル

ヒューマンスキルは、他のビジネススキルとは異なり、人間性に深く関わっているスキルであるといえるでしょう。人としての成熟度が、ヒューマンスキルの高さに関わってくるといっても過言ではありません。例えば、ヒアリングであったり、説得や交渉であったりと、対外的な活動は内面の成長がベースになくては身に付かないでしょう。人の話を最後まで聞いて、しっかりと理解するといった基本的なことができるだけでも、周囲から一目置かれるはずです。ヒューマンスキルを磨くことで、人間的にもビジネスパーソンとしても成長することが期待できます。

ヒューマンスキルが注目される理由

柔軟な業務遂行を可能にするため

戦後以来、日本人は世界に追いつき追い越すことを目標に、力を合わせて品質の良い商品を大量に生産することで先進国へと成長を遂げました。しかし、21世紀に突入してインターネットや各種メディアが発展するとともに、一人一人の価値観やライフスタイルもバラバラになっています。こうした中で強い組織を作り上げるには、まず部下の話に耳を傾けてじっくりと向き合う姿勢が求められるでしょう。それぞれの部下と信頼関係を構築して、柔軟な業務遂行を行えるヒューマンスキルを持つ人材が求められているのです。

社会の急激な変化に対応するため

現在は、消費増税であったり、米国や中国をはじめとする各国との関係であったり、我が国のビジネスを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。企業としては、最前線の現場で起きている事象を的確に把握する必要があります。また、問題が起こる前に次の一手を打つスピーディーさが求められるのは言うまでもありません。適切な対応策を練るためには、現場に詳しいメンバーからヒアリングを行い、価値ある情報をまとめるヒューマンスキルが重要になるでしょう。

ヒューマンスキルのメリットとデメリット

メリット: 風通しの良い社風を実現

企業が利益を上げるためには、お客様が繰り返し利用していただけるような価値あるコンテンツを作り上げることが必要です。しかし、良質なコンテンツを作り上げるためには、従業員との信頼関係も大切になってくるでしょう。ヒューマンスキルは、定期的なヒアリングであったり、同僚に感謝の気持ちを伝えることであったりと、メンバーとの信頼関係を深めるために欠かせないスキルです。信頼関係があって風通しの良い企業ならば、質の高いコンテンツを提供し、利益を上げることができるでしょう。

メリット: お客様との円滑なコミュニケーション

お客様や取引先とのやり取りにおいては、交渉力やプレゼンテーション能力が求められることは言うまでもありません。しかし、ヒューマンスキルが身に付いていないと、相手の意図をうまく理解できなかったり、自社の考えを正確に伝えることができなかったりといった問題にも繋がります。また、社内でも上司の指示を正確に把握できなかったり、部下への感謝の気持ちが十分に伝わらなかったりする場合もあります。周囲との良い関係を維持し、業務を円滑に進める上で、ヒューマンスキルの有無が大きく関係してくるといえるでしょう。

デメリット:客観的に評価しにくい

ヒューマンスキルは、数値で測定することができないスキルのため、客観的に評価することが難しいスキルでもあります。日常業務でのちょっとした声かけや、スタッフ同士の信頼関係づくりにおいてヒューマンスキルが発揮されますが、それを数値化して評価することは難しいでしょう。トップマネジメントからロワーマネジメントに至るまでどの階層でも必要とされるスキルのため、採用面接の段階でヒューマンスキルを見極めることが重要です。しかし、ヒューマンスキルを見極めるには、採用面接で的確な質問をすることも必要なため、面接官自身もヒューマンスキルを備えていることが大切になるでしょう。

ヒューマンスキルの主な種類の一覧

ヒアリング能力

組織の課題を正確に把握するためには、報告された資料や数値を見るだけでは難しいものです。最前線の現場で働くスタッフから直接話を聞く必要性が出てくるでしょう。こうした場面で重要になるのがヒアリングです。通常の会話では、お互いが言いたいことを言い合うという形になりがちで、話がうまくまとまらないケースがよく見られます。ヒアリングでは、まず相手の話にじっくりと耳を傾け、的確な相槌を打ちながら問題の核心となる情報を汲み取ります。ヒアリング能力は、組織の課題の真因を探る上で必要なヒューマンスキルだといえるでしょう。

交渉力・ネゴシエーション

対話やプレゼンテーションを通して、相手に納得してもらう交渉力も、ヒューマンスキルの一つとされています。特に、営業職の場合は取引先との交渉において、自社にとって少しでも有利になるように話を付ける必要があるため、交渉力は欠かせないスキルです。お客様や取引先に限らずプロジェクトで社内の他部署と連携する際にも、メンバーが働きやすい環境を確保するために交渉力を発揮する場面が出てくるでしょう。トップマネジメントに限らず、現場主任などのロワーマネジメントにも、交渉力を磨くことが求められています。

向上心

より質の高い仕事をするためには、レベルの高い目的を持っていることが重要になります。目的意識を持たずに仕事をしていると、どうしても現状を維持するためだけの仕事になってしまいます。しかし、現状を維持するだけでは成長は見込めませんし、最終的にはレベルが低下してしまうケースも多いでしょう。ビジネスに限らず、人は目的を持つことで高いレベルまで成長できるようになります。これからキャリアアップしていく人材にとって、向上心というヒューマンスキルは欠かせないものとなるでしょう。

ヒューマンスキルを磨く方法

研修を実施する

ヒューマンスキルは、目で見ることのできない抽象的なスキルで、成長しているかどうかを確認しづらいもの。より確実に社員のヒューマンスキルを伸ばしたい場合は、ヒューマンスキルを取り扱った研修に参加させてみてはいかがでしょうか。近年は、ヒューマンスキルの開発センターや、研修を開催している企業や講師も増えています。研修では、自分自身の長所や短所と向き合うことになるため、成長に向けて具体的に努力できるようになる可能性があります。研修に参加させることで、普段の業務ではなかなか伸ばす機会の無いヒューマンスキルを向上させることができるでしょう。

他者への関心を持つ

ヒューマンスキルを磨くには、自分の気持ちや感情を把握しているだけでは不十分です。自分のことだけでなく相手の気持ちや感情を理解し、異なる意見も受け入れてみる姿勢が必要になるでしょう。部下の取った行動に対して感謝の気持ちや率直な意見を伝えることで、相手からの反応をもらって刺激を感じることができます。自己の理解を深めるだけでなく、他者への理解も深めることが、ヒューマンスキルの向上には欠かせません。他のメンバーの良い面も悪い面も受け入れ、お互いに刺激し合うことで、ヒューマンスキルの高い社風を育むことができるでしょう。

相手の話を最後まで聞く

ヒューマンスキルの土台となるのは、聞く・話す・見るといった基本的なことです。中でも、相手の話を最後まで聞くという姿勢は、コミュニケーションを円滑にする上では欠かせないものだといえるでしょう。人は、本来自分の意見を聞いてもらいたいという欲求を持っているため、一方的に自分の話を続けてしまいがちになります。ヒューマンスキルを磨くためには、相手の話を遮らずに最後まで聞き、その本質を理解しようとする姿勢が必要です。相槌を打ちながら相手の意見をしっかりと受け入れることで、より良い信頼関係を構築することができるでしょう。

積極的な行動を促す

日常生活において、ヒューマンスキルを意識した言動を取ることは、ヒューマンスキルを向上させる上で有効な手段です。役職が上がるほど、部下を統率する力やリーダーシップが求められますが、新入社員のうちからリーダーシップを意識した行動を促すようにするのが良いでしょう。チーム内で積極的に行動するようになれば、自ずと統率力やリーダーシップといった力が伸びていくものです。積極的な言動を取ることでチーム内で浮いてしまうことがないような社風づくりを進めることも、社員のヒューマンスキル向上に大きく影響するでしょう。

社員の多様性を認める

現代は、ダイバーシティとも呼ばれるように、さまざまな価値観を持った人材が入り混じっています。かつてのように、トップから一方通行で指示を流すだけでは組織が動きづらくなっているのが現状でしょう。そのため、価値観が多様化していることを認め、個人を尊重しつつ目標達成を実現できるマネジメントが求められています。一人一人の特性を見極めて信頼関係を築くことで、それぞれのヒューマンスキルを向上させることができるでしょう。さまざまな価値観の上にヒューマンスキルを兼ね備えた人材を増やすことが、企業の利益を確保するために不可欠となっているのです。

会議の議事録係を任せる

将来、キャリアアップして自社の主要なポジションに就いてもらいたいと考えている人材には、会議の議事録係を任せてみるのもよいでしょう。人が多く集まる場所では、様々な価値観が混在しており、それらを一つにまとめるのは難しいことです。それぞれの良い所を引き出し、最大限活かすのが理想でしょう。会議場所や日時の設定であったり、書面で相手に効果的に伝える能力であったりと、議事録係として当事者意識を持って携わることで様々な経験を積むことができます。こうした経験の積み重ねが、ヒューマンスキルの向上に大きく影響してくるでしょう。

メンタルタフネスを高める

メンタルタフネスとは、いわゆる精神的な強さのことです。社会人として働く上では、ストレスは避けて通れないものです。特に、キャリアアップして部下を率いる立場になれば、より強いストレスが降りかかってくることでしょう。最近ではストレスに対する耐性が低く、精神的に追い込まれてうつ病を発症するというケースも少なくありません。一人一人が自分の精神状態にまで気を配るために、社内で読書を奨励してみるのも有効です。社員一人一人が精神的に強くなれば、仕事に対するモチベーションも上がり、強い組織の構築に繋がっていくでしょう。

新人からトップマネジメントにまで求められるヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、交渉力やコミュニケーション力といった、周囲とうまく仕事を進めていく上で欠かせないスキルです。人の上に立つ人材にこそ、より強く求められるスキルだといえます。しかし、新入社員でもヒューマンスキルの身に付いている人材であれば、早い時期から主力として活躍してくれることも期待できるでしょう。また、ヒューマンスキルは営業成績のように数値化することができないため、客観的な評価が難しいという側面もあります。ヒューマンスキルを取り扱った研修であったり本だったりと、これらを積極的に活用してヒューマンスキルの高い人材を育成することもできるでしょう。ヒューマンスキルの高い人材が増えることで、時代の変化にも対応できる強い組織づくりを進めることが可能になるのです。

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