記事更新日:2022年04月07日 | 初回公開日:2022年04月05日
用語集 採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 外国人採用・雇用応募者を採用で見極めるためには、まず人物評価を行いましょう。持っているスキルが高くても、組織に溶け込めなかったり、周りと団結して物事を取り組めなければ、早期退職してしまう可能性が高まります。また、何事にも受け身な行動を取る人物は、会社の発展には貢献しないかもしれません。一方で、自己主張が激しい場合は、自分が好む仕事しかせず会社が任せたい仕事を引き受けない可能性があります。自社に必要な人材はどのような人なのか考えたうえで人物評価を下すとより良いでしょう。
能力判定を行うことも、採用で見極めるポイントです。新卒採用ではまだ実務経験がないため、大学での専攻科目や適性検査などを用いて学力を測り、仕事への適性能力を確認することをおすすめします。また学力査定だけでなく、アルバイト経験も職務能力を判断する材料となるでしょう。アルバイトでのエピソードを掘り下げ、失敗した経験があるか、またそれをどのように乗り越えたかについて質問すると、主体性があるかどうかを確認することができます。
採用で見極めるためには、アピール評価を行うことも効果的です。アピール評価をするためには、自己PRを行ってもらうことが有効的でしょう。自己PRの際に注意すべき点は、応募者が強みとしていることが自社で活きるのかという点です。どれだけ自分に自信があったとしても、会社が求めている人材とマッチしていなければ意味がありません。また、応募者が自己PRをしている時の話し方、表情や姿勢に注目することにも心掛けましょう。
見えにくい特徴を把握することも、応募者を採用で見極めるポイントです。採用者を決定しようとすると、どうしても履歴書から読み取れる経験値や能力で判断してしまいがちです。しかしながら、そのような表面上の情報だけでなく、人間関係や社風への適性を見極めることがより大切となってきます。仕事に対する熱意や性格、持っている価値観を把握するように心がけましょう。過去の実績が豊富でも、性格や価値観が既存の社員と合わなければ、会社の発展には繋がりません。
面接採用で応募者を見極める際には、自社に対する理解度を確認しましょう。自社に対する理解度を確認することは、見えにくい特徴を把握することにも繋がってきます。仕事に対する熱意や熱量を測ることができるからです。応募者が事前に自社のことをどれだけ理解してるのか、面接の際に確認するようにしましょう。自社の社風や企業文化を理解していたり、理解しようとする姿勢がある応募者は、採用後に企業文化や社員と馴染める確立が高くなります。
仕事に対する向き合い方も、面接採用で見極める際に確認したい事柄です。仕事に対する向き合い方や考え方は、自社が持つ考えと同じであるか、応募者が入社した後に活躍できるかを判断する材料となっていきます。仕事に対する向き合い方が良いと、やる気を持ちながら自分の役割をこなしていくでしょう。前向きに仕事に取り組む姿勢は、会社全体を明るい雰囲気にしてくれます。積極的に様々なことに挑戦したいとの考えを持っている応募者は、会社の発展に貢献してくれるかもしれません。
企業で採用する人材を見極める際には、明確なビジョンがあるのかを確認しましょう。企業で活躍する多くの人は、将来どのような人材になりたいのか、そのために何をしたいのかなど、具体的なビジョンを持っていることが多いです。明確なビジョンを持っているのか確認するためには、「10年後どのようになっていたいか」という質問が有効的でしょう。目標の高さ、目標達成する意欲はどの程度あるのかも同時に確認するといいかもしれません。
客観的な自己分析ができるのかを確認することも、企業で採用する人材を見極める方法です。客観的に自己分析ができるということは、物事を分析する力が備わっていることを意味します。この力は、企業で働いていく上で必要な要素です。そのために、「自分の長所や短所はどんなところですか?」という質問をしていきましょう。短所を克服するために何を行うのか、長所は自社で活かせる強みであるのかを確認しながら聞くことが大切です。
企業で採用する人材を見極めるためには、良好な人間関係を構築できるかを確認することも重要です。企業で仕事をする際には、一人で黙々と作業する場面よりも、他人とのコミュニケーションや協力を要する場面の方が多いです。コミュニケーション能力が高く、良好な人間関係を構築できる人は、企業において優秀な人材となるでしょう。いくら仕事ができても良好な人間関係を構築することが出来なければ、企業に馴染むことは難しくなります。
課題解決力があるかを確認することも、企業で採用する人材を見極める方法の1つです。優秀な人材は、上司から言われた通りに動くのではなく、自分の頭で考え行動することができます。課題解決力があるか確認するために、実際に自社で起こっている問題や社会情勢に対する具体的な質問を提示するのが効果的です。その問題が起こった原因はどこにあるか、どのような解決策があると思うのか、応募者の考えを具体的に聞いていきましょう。
企業で採用する人材を見極めるためには、面接評価シートを使うことも効果的かもしれません。面接評価シートとは、採用面接を行う際に合否の基準となる評価項目や評価基準を可視化したチェックシートのことを指します。面接評価シートを使うことで、面接の質を向上させることができます。評価項目や評価基準が曖昧であると、面接官の主観での判断となってしまい、優秀な人材を見極めづらくなってしまいます。面接評価シートを使えば、面接官による評価のずれを無くすことができるのです。
採用者を見極める際には、心理的偏りに陥らず評価を下すことを心掛けましょう。心理的偏りとは、思い込みや先入観によって主観的に物事を判断してしまうことを指します。よく行ってしまいがちなのが、ハロー効果です。特に優れている点があると、他も優れているだろうと思い込んで評価をしてしまうことを言います。例えば、有名大学卒であると高学歴であると思い、全体的に優れていると思いその他の評価が甘くなってしまいます。またこれは反対のことにも同様のことが言えます。
採用者を見極める際には、面接官の判断だけで決定しないようにしましょう。つまり、ステレオタイプ評価を下さないように心がける必要があるのです。ステレオタイプ評価とは、面接官の偏見によって応募者を評価してしまうことを指します。無意識のうちに応募者の服装など表面上の情報によって、根拠のない思い込みをしてしまいがちかもしれません。しかしながら、面接官の思い込みには根拠のないものがほとんどです。面接官の判断だけで決定してしまうと、実は優秀な人を不採用にしたり、会社とマッチしない人を採用してしまう可能性があります。
中途採用で見極めるためには、2名以上の面接官で面接を行うことが大切です。評価基準を設けていたとしても、やはり評価が偏ってしまうことがよくあります。2名以上で面接を行うことで、心理的偏りに陥ったり偏見によって評価を下すことを避けることができます。また、募集をかけた職種が専門職であれば、現場の責任者やスタッフに同席してもらうのが好ましいでしょう。実務レベルに適した人物であるのか見極めやすくなるからです。中途採用では、多角的な視点から見極めるようにしましょう。
転職理由をできるだけ詳しく聞くことも、中途採用で見極めるポイントです。なぜ務めていた会社をやめ、自社への転職を希望しているのか質問していきましょう。転職理由を深堀りすることで、入社後にすぐやめてしまわないか確認することができます。そのためには、転職理由を自社で起こりうる状況と照らし合わせながら聞くことが大切です。自社とのマッチ度を測ることにも繋がってきます。転職理由が不満や不平である場合は、何か改善しようと自ら行動を起こしたのか探ることも効果的です。
中途採用で見極めるポイントには、前職での仕事への取り組み方を確認することも含まれます。前職での目標や達成度、加えて失敗経験や困難であった出来事について聞いていきましょう。その時に注目すべき点は、失敗経験から何を学んだのか、なぜ失敗したのかについて自己分析を行ったかという点にあります。客観的に分析ができていれば、これからの成長が期待できるでしょう。自社で同じような失敗をしてしまう心配もなく、入社後に活躍してくれるかもしれません。
柔軟性があるか確認することも、中途採用で見極めるポイントです。中途採用を行う場合、応募者は前職での経験があります。既に社会人としての経験値があるため、入社直後から即戦力となる場合が多いでしょう。一方で、前職でのやり方に固執してしまい、入社後に応募者が自社とあまり適合しない可能性も考えられます。そのため、新しい環境やルールに対応できる柔軟性があるか確認することが大切です。柔軟性があれば、自社で大いに活躍してくれることが期待できます。
採用で応募者を見極めるためには、人物評価や能力評価、アピール評価を行うことが効果的です。加えて表面上の情報だけでなく、見えにくい特徴を把握することも心掛けましょう。一方で、応募者の自社に対する熱量を測ることも大切ですが、同時に面接官の心構えが重要になってきます。心理的偏りに陥らないよう、面接官を2人以上設置するなどの工夫を凝らす必要があるのです。採用で見極めるポイントを理解し、自社とマッチしている人材を採用していきましょう。
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