学内セミナーとは【企業側の開催するメリットやデメリットを交えてお伝えします】

記事更新日:2023年01月06日 初回公開日:2023年01月06日

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新卒採用を行うための採用活動は多岐に渡ります。自社に合う採用活動の方法が分からず、効果的な採用工程を踏めていないという企業さんも多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが「学内セミナー」です。学内セミナーとは、企業が学校に出向き行われる企業説明会のこと。採用活動における1つの方法でありトレンドであるとも言えるでしょう。今回の記事では、学内セミナーを行うメリットやデメリット、どのように準備していくのかについてお伝えします。学内セミナーを行っていきたいと考えている企業さんは、ぜひご一読ください。

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学内セミナーとは

大学などの学校内で行われる企業説明会のこと

学内セミナーとは、大学などの学校内で行われる企業説明会のこと。社内で行う企業説明会とは異なり、実際に企業側が大学や専門学校に出向いて説明会を行います。学校で行うことによって、学生が参加するハードルが下がり、企業の個別説明会には参加しづらいと感じている学生も気軽に応募することができます。学生の幅も広がり、社内の企業説明会では出会えなかったような学生にアプローチをかけることも可能となるかもしれません。

学内セミナーの服装

私服で参加して問題ない

学内セミナーには、私服で参加することができます。学生にとって気軽に参加できることが、学内セミナーに参加するメリットであり魅力であると言えるでしょう。そのため、普段の学校通いと同様に私服で参加する学生が多いです。しかしながら、カジュアルな服装をしている人とスーツを着用している人がいたら、後者のほうがしっかりしている印象を受けやすいかもしれません。そのような場合は、事前にスーツ着用と指定しておくことをおすすめします。

学内セミナーを行う企業側のメリット

母集団形成がしやすい

学内セミナーを行うと、母集団形成がしやすくなります。HR総研が2018年に行った調査によると、約8割の学生が学内セミナーで説明を聞いた企業に実際に応募しています。エントリーしないと回答した学生は、1割にも達しません。大学で企業説明を受けると、社内で行われる企業説明会の時よりもその企業を身近に感じることができます。結果として、母集団形成がしやすくなるのです。学内セミナーを開くことで、採用にまでもっていける可能性も高まります。

企業の認知度を上げられる

企業の認知度を上げられることも、学内セミナーを行うメリットです。中小企業やベンチャー企業の中には、企業の認知度が低いことで悩んでいる企業さんも多いのではないでしょうか。社内での企業説明会となると、学生が自社について認知してくれていないと、多くの学生を集約することが難しくなります。学内セミナーは、学生にとっても知らなかった企業の説明を聞けるチャンスなので、無名の企業であっても学生を集約することができるのです。学内セミナーで企業概要や事業概要について説明することで、結果として企業の認知度を上げることができるでしょう。

学生に親近感を持ってもらえる

学内セミナーを行う企業側のメリットには、学生に親近感を持ってもらえることも含まれます。学内セミナーでは、その学校の出身者であるOBやOGが参加しているケースが一般的とされています。学内セミナーに参加する学生の多くは、その企業のOB・OGから話を聞けることがメリットであると感じています。学校の先輩にあたる社員から話を聞くことで、より企業のリアルな話を聞くことができます。大学の先輩がいるということは学生に安心感を与え、結果として学生に親近感を持ってもらえるのです。

優秀な学生にアプローチをかけられる

優秀な学生にアプローチをかけられることも、学内セミナーを行う企業側のメリットに当たります。少子高齢化によって学生全体の母体数が減ってきている中で、優秀な学生を採用するのは激務となりつつあります。優秀な学生が多い大学で学内セミナーを行うと、自社が優秀な学生の目に留まるかもしれません。採用したい、自社で活躍してくれると感じるような学生がいたら、記録してリスト化しておくことを心掛けましょう。就活本番直前にアプローチをかけておくと効果的かもしれません。

主催している学校との繋がりを強化できる

学内セミナーを行う企業側のメリットには、主催している学校との繋がりを強化できることも挙げられます。学校との関係を深めることができれば、企業のパンフレットや広告物を置いてくれるなど、企業の宣伝をしてくれる可能性が高まります。おすすめの企業として学生に直接宣伝してくれる場合もあるでしょう。企業の認知度向上に貢献してくれるため、主催している学校との繋がりを強化しておくことは、採用プロセスにおける重要な工程の1つなのです。

学内セミナーを行う企業側のデメリット

参加する学生が限られる

学内セミナーを行う企業側のデメリットには、参加する学生が限られることが挙げられます。学内セミナーでは、大学のゼミ内で企業説明をする場合もあります。つまり、その学校に所属している学生の全員が学内セミナーを受けられる対象ではない場合も考えられるのです。参加する人数が少ないと、時間と労力が無駄になってしまうかもしれません。そのため、やみくもに色々な学校で学内セミナーをするのではなく、ある程度目途を付けて対象の学校を絞ることが大切です。

社内で行うよりも様々な制約がかかる

社内で説明会を行うことよりも様々な制約がかかってしまう点も、学内セミナーを行うデメリットであると言えます。学内セミナーでは、複数の企業が一堂に集結する合同説明会の形式を用いる学校が多いです。そのため、一社の持ち時間が短かったり、使える教室が限られるなどの制約がかかってしまい、自社の魅力を十分に伝えきれないかもしれません。自社での説明会であれば、他社のことを考慮する必要がないので、時間の制約がかかることもありません。

学内セミナーを行う方法

オンライン開催が増えている

学内セミナーは対面で行うことが一般的とされてきましたが、最近ではオンライン開催も増えています。コロナウイルスの蔓延に伴ってオンライン化が進んだことが背景にあります。オンライン開催であれば顔出しせずに参加することができるため、学生が参加するハードルも低くなります。しかし、一方的な説明だけになってしまうと、優秀な学生が参加していたとしてもこちらからアプローチをすることが難しいかもしれません。そのため、少人数での質問の場を設けるなど、実際にコミュニケーションを取れる環境を作ることが大切です。

学内セミナーを行うための準備

開催校を選定する

学内セミナーを行うためには、最初に開催校を選定していきましょう。学校によって生徒の特色が異なってくるので、どのような人材が自社に合うのか、または必要としているのかを考えたうえで選定することが大切です。学内セミナーは、企業と学校の関わりがあることを前提として成り立つため、その学校のOBやOGがいるかということも考える必要があります。全ての学校が学内セミナー開催を受け入れてくれるとは限らないので、いくつか候補を出しておくことをおすすめします。

事前に一度学校に出向く

開催校が決定したら、事前に一度学校に足を運びましょう。企業のパンフレットや資料を持参して、認知度向上に努めることが大切です。学校側からしても、あまり情報がない企業よりも、ある程度認知している企業の方が安心して学生に紹介することができます。ベンチャー企業である場合は、一度と言わず何度も訪問することが学内セミナーの成功に繋がっていきます。定期的に学校のキャリアセンターを訪問し、情報交換をしていく中で、学校と良好な関係を築いていきましょう。

学内セミナーに参加する社員を選ぶ

学内セミナーを行うための準備として、学内セミナーに参加する社員を選んでいきましょう。できるだけ、その学校のOBやOGが参加していることが望ましいです。学内セミナーに参加する学生の多くは、学校の先輩から話を聞けることがメリットであると感じている場合が多いでしょう。直接先輩方と話すことができる機会は、学生にとっても貴重な機会とされています。学生が親近感を持って参加できるように、参加する社員の選定を重要視することが大切です。

学内セミナーで聞かれる質問

業務や仕事内容について

学内セミナーでは、業務や仕事内容について聞かれる場合が多いです。複数の企業が参加している合同説明会であれば、予定にはなかったがなんとなく話を聞きにきたという学生も中にはいるでしょう。そのため、基礎的な企業内容について知りたいという学生も多いかもしれません。業務や仕事内容について知ることができれば、入社後の働き方を大まかにイメージすることができます。一日の仕事の流れややりがいを感じた時について聞かれることが多いので、どのように回答するか考えておきましょう。

社風や働き方について

学内セミナーで聞かれる質問には、社風や働き方に関する質問も多いです。例えば、リモートワークが可能かどうかについて聞かれる場合があります。コロナウイルスの流行に伴って、在宅で仕事ができる会社に努めたいと考える学生が増えてきました。そのため、勤務形態についてはしっかりと答えられるようにしておきましょう。また、自社の特徴的な社風についても尋ねられる可能性があります。他社との違いを説明できるようにすることも大切です。

企業が求める人物像について

企業が求める人物像に関する質問も、学内セミナーで聞かれる質問の1つです。どのような人材が企業で活躍しているのか、また必要とされているのかについて聞かれることが多いでしょう。求める人物像をできるだけ詳細に伝えることで、この企業に自分が合うかどうかを学生が考えることができます。企業とマッチする学生を採用していくためにも、どのような社員が多いのか、社員に共通する素質について答えられるようにしておきましょう。

学内セミナーで企業とマッチする学生を見抜く方法

HPから分かる情報を質問していないか見極める

学内セミナーで企業とマッチする学生を見抜くためには、HPから分かる情報を質問していないかを見極めましょう。事前に自社について調べてきている学生は、企業の基本的な情報は理解しています。そのため、HPに書かれているような内容は頭に入っている場合が多いです。ネットに書いていないような情報を知りたがる学生は、自社への志望度が高いと言えます。一方で、簡単に調べられるような情報について質問する学生は、企業への興味が薄く志望度が低い可能性が多いです。そのため、HPから分かる情報を質問していないか見極めましょう。

まとめ

学内セミナーを実施し認知度を高めよう

学内セミナーを行うことで、企業の認知度を高めることができ、結果として母集団形成がしやすくなります。学生に親近感を持ってもらうことも可能となり、優秀な学生にアプローチをかけられることもメリットであると言えるでしょう。一方で、社内で行うよりも様々な制約がかかるために、自社の魅力を十分に伝えきることができないかもしれません。そのために、学内セミナーを行うための準備を抜かりなく行っていくことが大切です。効果的な採用活動を行うためにも、学内セミナーを行っていきましょう。

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