採用コンサルティング会社のかしこい選び方は?【おすすめコンサル会社も紹介】

記事更新日:2020年06月26日 初回公開日:2020年06月15日

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採用活動を行う中で「希望するような人材が集まらない」「もっと短期間で費用対効果を上げて採用をしたい」などの悩みを抱えている担当者も多いのではないでしょうか。これまでの採用活動で好転が臨めないときや、これまでと違った層の人材を採用したいときなどに選択肢に入れたいのが採用コンサルティングです。採用コンサルとはどんなサービス?代行業務と何が違うの?そんな疑問や不安にお答えしながら、採用コンサルティングのメリットやデメリット、正しい選び方をお伝えします。

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採用コンサル会社とは

企業の採用活動を支援するサービスを行っている会社

採用コンサルティング会社とは、人材採用に関するノウハウやトレンドを活かして、企業の人材採用に関するさまざまな問題解決をサポートする職種です。インターネットやSNSの普及により、学生の就職活動の方法や考え方も多様化しています。採用活動を成功させるためにはトレンドを察知することが必要不可欠。目標の人数に届かない、内定後の離脱者や早期離職者が多いなど、採用担当者の悩みは年々増えています。そんな課題を抱えた企業に対して、さまざまな支援を行う採用活動のプロフェッショナル集団です。

採用代行会社とは違う

採用コンサルティングと採用代行は、どちらも採用も関する悩みや課題をサポートするサービスに違いはありません。採用コンサルティングは、企業の採用担当者に対して採用ノウハウを教えたり、採用活動のフォローをするのが主なサービスです。一方の採用代行は、企業の採用担当者の代わりに面接を行ったり、採用活動の実務面をサポートするのが主になっています。ただし、採用コンサルティング会社の中にはコンサルティングの一環として、採用代行が並行して行われたりするケースもあります。

採用コンサル会社が支援してくれるサポート内容

採用活動の計画をサポート

採用コンサルティングの主の活動は、目標とする人材確保に向け、採用活動全体のスケジュールを組み立て、達成率を上げるための方法を分析することです。そのために、まずは企業の採用担当者に採用希望人数やターゲットなどについて細かくヒアリングを行います。ヒアリング内容をもとに、経営方針や業務内容などをふまえた課題を見つけ出し、採用活動全体の最適な採用戦略を立案。企業で活躍できる人材の採用から入社までの採用活動をサポートします。

セミナーや説明会の開催方法のサポート

採用活動を成功させるためには、セミナーや説明会で学生や転職者の心を掴み、エントリーして貰うことが先決です。そのために、自社の職種に興味を持って貰う母集団を増やすための就職セミナーや会社説明会をプロ目線でレクチャー。また、集客率の高い採用サイトや採用パンフレットの作り方も採用活動をする中で大切になってきます。単に母集団の人数を増やすだけではなく、その中で希望とする人材の割合をいかに増やし、内定まで繋げるかも重要です。

合否判定を統一するための面接官のトレーニング

面接官などの業務を担う人は、必ずしも人事部の採用担当者とは限らず、役員などさまざまな部署も関わってくるため、合否判定が曖昧になることも少なくありません。合格判定を統一するためにも、まずは採用担当者に対して面接のノウハウや内定辞退の防止につながる面接方法のトレーニングを実施します。一次面接など参加人数が多く、それだけで多くの時間を裂かれることあるでしょう。応募者には一次面接の段階からしっかり自社の魅力を伝え、優秀な人材の取りこぼしがないよう採用活動の効率化を図ります。

早期離職防止のサポート

新卒採用で入社しても3年以内に辞めてまう割合は年々増加し、時間とお金をかけて行った採用活動が実にならずがっかりする採用担当者も少なくありません。そんな早期離職を防止するために、既存社員を対象にした新入社員を受け入れるためのOJT研修や成長性のある意識づくりのレクチャーを実施。若手社員が自分の成長はもちろん、協力し合いながら仕事を成功させていく環境づくりを支援。働きやすさ向上を目的とした人事制度の見直し、福利厚生を取り入れるなどを幅広いサポートを行います。

採用した社員の教育サポート

企業が抱える採用課題を解決し、採用活動の全体的な計画を立て支援することが採用コンサルティングのメイン事業です。ただし、目標とする人材の採用ができたら終わりではありません。企業が新しい人材を採用する本当の目的は、企業の成長や売り上げにとって貢献・活躍してくれる人材が欲しいからです。そのために必要なビジネスマナーなどのOJT研修、グループワークの立案など入社後に即戦力として活躍できる人事の育成をサポートします。

採用コンサル会社を利用するメリット

自社の採用担当の負担を軽減することができる

大企業であれば、予算と時間をかけて採用活動をじっくりと行うことも可能でしょう。しかし、中小企業などでは専任の採用担当者がおらず、さまざまな業務を抱えながら採用活動を行っているため採用に集中できないというケースも少なくありません。また、採用に携わる人員が足りないなどの理由から、採用活動が効率良くスムーズに進められないことがみられます。採用コンサルティングを取り入れることで採用担当者の負担軽減につながります。

客観的なアドバイスをもらうことが出来る

採用コンサルティングを活用する最大のメリットは、採用のプロ目線の視点を取り入れて採用活動ができることでしょう。同じ環境、同じ感覚でいると気づくと時代とかけ離れていることは少なくありません。その点、採用活動のプロフェッショナルである採用コンサルタントは、採用に関するさまざまな知識や経験があります。第三者の客観的なアドバイスを貰うことで、これまで気づけなかった採用活動の問題点の発見にもつながることもあります。

変化が多い採用市場の変化に対応しやすくなる

ここ数年、日経連の「採用選考に関する指針」により、学生に対する広報や選考期間が狭められるなど社会環境も変化してきました。そんな変化の多い採用市場において採用活動を成功させるには、最新のトレンドを熟知した専門家のアドバイスが大切になってきます。若者動向マーケティングあるように、若者の心を掴むことは容易ではありません。その点、コンサルタントは採用のプロとして若者のトレンドや世の中の動きを押さえた最適な採用方法を提案してくれるため、それらを掛け合わせながら採用活動ができます。

採用コンサル会社を利用するデメリット

通常の採用よりコストが上がる

社内の人材で採用活動を実施する場合に比べ、コンサルを導入すると当然コストは発生します。コンサルティング会社や実施する内容によっても料金が変わってくるため、数十万~数百万円(月額)とふれ幅があります。また、説明会や面接訓練など工程ごとに料金設定している場合もあり、それなりの金額がかかるのが実情でしょう。コンサルティング依頼する範囲が広いほど料金も高くなってしまうため、今の状態を改善するために必要な手段を段階を追って追加してくことも検討しましょう。

応募者とのコミュニケーションが少なくなる場合がある

会社説明会や面談などをコンサルティング会社に一任してしまうと、応募者とのコミュニケーションが減ってしまい、信頼関係が築きにくくなる場合もあります。採用活動のゴールは、内定者をしっかりと入社まで導くことであり、そのためには採用担当者と信頼感が持てるかどうかも影響します。早期の内定辞退を防止するためにも、応募者や内定者とは意識的にコミュニケーションを取り、不安や疑問点があれば相談してもらえる環境を整えておきましょう。

採用コンサル会社を選ぶポイント

同業者の成功事例があるのか確認する

自社の方針に沿ったコンサルティング会社を選ぶためには、事前に複数の採用コンサルティング会社に見積もりを依頼し、サービス内容や費用などを照らし合わせてみましょう。また、専任の採用コンサルタントを決める際は、過去の実績についてもしっかりとヒアリングし、同業他社での成功例があるかも確認することも大切です。どんなに採用に関する知識や情報があったとしても、業界独自の特徴や傾向を熟知していなければ、ミスマッチが起きる可能性は大いにあります。

次回の採用にも生かすことのできる内容か確認する

採用コンサルティング会社を活用した場合、採用担当者が研修やセミナーで学んだスキルを自社に取り入れて生かすことができるか確認することも大切です。外部の手を借りれば100%できたとしても、予算面などで毎回依頼するのが難しいこともあるでしょう。一回のみの採用活動の成功ではなく、継続的に優秀な人材の確保が企業の発展には必要です。「自社でも再現できそうか?」「どのくらいの人数なら回せそうか」など、研修では入念にシミュレーションしておきましょう。

採用コンサル会社紹介

マイナビ研修サービス

新卒、中途転職など幅広い人材紹介サービス事業を行っている「マイナビ」が運営している人材コンサル会社です。経験が5年以上、登壇200回以上の選ばれたパートナー講師陣から受けられる「ビジネスマナー」「コミュニケーションスキル」などそれぞれテーマに沿った研修を用意。採用担当者のスキル向上、応募者に対する実践型のプログラムなど研修2日コース(1人/30,000円)〜受けることが可能です。スポット型から一定期間の研修まで幅広いラインナップがあります。

株式会社ネオキャリア

ネオキャリア(neocareer)は、新卒・中途採用コンサルティングを得意としているベンチャー企業です。最近では、LINEで学生とやりとりができ、採用管理もできるコミュニケーションツールを導入。最新のトレンドを取り入れと若者の採用に悩みを抱えている企業の採用活動の改善を行っています。また、インターシップ支援や育成研修プログラムなども実施し、せっかく内定を出した優秀な内定者の辞退を防ぐことにも繋がるでしょう。

株式会社アールナイン

株式会社アールナインは、企業が抱える採用や人材育成、早期離脱などさまざまな課題に対し、解決策の提案から実現までをトータルサポートするサービスを提供しています。各主要都市にコンサルタントが在中しているため、地方の人手不足に悩む中小企業の採用活動をはじめ、より地域性のある採用活動を実施することが可能。0~100のトータルサポートはもちろん、スポットで依頼したいなどクライアントの細かな要望に合わせ幅広く対応しています。

マンパワーグループ株式会社

マンパワーグループは、世界最大級の人材総合会社として人材コンサルティングをはじめ、人材育成や研修プログラムなど、あらゆる人材サポートを提供しています。また、世界80カ国と地域に2600のオフィスを持っており、世界中から優秀な人材採用を希望したいグローバル企業にも支持されてきました。フルパッケージ型、選択型など予算や業務量などに応じたさまざまなプランを用意しており、クライアント企業に合わせた適切な提案で採用活動をサポートします。

採用コンサル会社を活用し求める人材を採用しましょう

採用活動のプロフェッショナルである採用コンサルティング会社を利用することで、今まで自社では気づけなかった採用の問題点や課題解決にも繋がります。ただし、あくまでも採用活動を行うのは自社であり、コンサルタントはそのサポート部隊であることを意識しましょう。採用活動中は採用コンサルタントとしっかり情報共有を行い、コンサルティング内容で学んだスキルを自社のノウハウとして蓄積し、今後の採用活動に取り組みましょう。

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