オワハラに気をつけて|実態と対策方法

記事更新日:2019年07月17日 初回公開日:2019年04月24日

みなさんは、「オワハラ」という言葉を聞いたことがありますか?近年、「セクハラ」や「パワハラ」など、ハラスメントを示す言葉が多く突出してきましたが、それらはすべて社内における人間関係の問題を指します。

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オワハラとは

「オワハラ」とは“就活終われハラスメント”と言われ、一企業が、就職活動をしている学生に対して「内定をあげるから、他に内定をもらっている企業を断ってくれ」「もう就職活動はやめてうちの会社に入ってくれ」と要求することです。これは“雇われる就活生”と“雇う企業”という立場を利用した要求行為で、ハラスメントに当たります。
元々「ハラスメント」とは、“いじめ”や“嫌がらせ”という意味をもちます。種類は様々ですが、自分以外の相手に行動や言動で不快な思いをさせたり尊厳を傷つける、または不利益を与える、脅威を与えることです。
この「オワハラ」が生まれたのは2015年。この年、「オワハラ」が流行語大賞にノミネートされたことから、一般的な知名度が高くなりました。本来は、企業は就活生に就職活動に対する一切の指示や強要はできませんが、これをきっかけに「オワハラ」という問題が浮き彫りになったのは間違いないでしょう。

オワハラが起きる理由

では、なぜ「オワハラ」は起きるのでしょうか?
企業は毎年就活生の採用活動に莫大な費用をかけています。新卒生を1人獲得するためには、なんと100万円ほど費やしている企業もあるのだとか。それほど優秀な人材がほしいということですね。
また、以前は“就職氷河期”とさえ言われた就職状況も、現在では求人倍率が約1.8倍近くあるなど、就活生の重要が高まってきました。そんな中で優秀な人材を獲得するとなると、他の企業に流れてしまう可能性もあるので、企業は早いうちから目をつけた就活生に対して「オワハラ」をしてしまうのでしょう。
経団連に加入していない中小企業は、大手企業に優秀な人材が流れないようにその年の明けから採用活動を始めるので、自社に来てほしい人財を確保するために、大手企業に対する対抗から「オワハラ」が生まれたと考えられますね。

オワハラがもたらすもの

「オワハラ」はハラスメントの一種、というと軽く感じますが、実は重大な罪と解釈することもできます。該当するのは大きく以下の2つです。

①脅迫罪

脅迫罪とは、私生活での安心感・意思決定の自由を守るためにあります。ですので、面接や内定を決定する電話口で「内定を辞退したら損害賠償を請求する」「内定を辞退したら他の企業に伝える」等、脅しともとれることを言うのは、就活生に対する脅迫罪に当てはまります。

②強要罪

強要罪とは、本来する必要がないことをさせられることです。「内定を断ったら謝罪を要求された」「謝罪文を書けと言われた」「他社の内定を辞退させられた」等は、この強要罪に当てはまります。

オワハラの主な種類・タイプ

「オワハラ」には様々なパターンがあります。近年台頭してきたハラスメントということもあり、その種類は企業や採用担当者によって違ってくるので、固定的なものはありませんが、ここでは代表的なものをご紹介します。

①その場で他の企業の内定を辞退させる

面接等で、「今ここでもらっている内定を辞退したら内定をあげるよ」と半分脅しのように就活生に畳みかけるパターンです。
就職活動は自分が納得するまで自由に行うという権利があるので、素直に従う必要は全くありません。このような方法を取ってくる会社は、入社したあとも強引な手口で仕事を振ってくる可能性もあります。明るい社会人生活を目指すなら、入社後の企業の対応もイメージしながら就職活動をするのがベターです。

②多くの研修や課題を出しやりとりを頻繁にする/就職活動に支障をきたす

内定をあげて、就活生に研修や課題を多く出し、やり取りを頻繁に行わせることで他の企業への就職活動に支障をきたすというパターンです。似たような手口に、社長や役員と高級な食事や頻繁な交流会などをする機会を与え、仲良くしたりして情を沸かせ内定の辞退をしにくくするというパターンもあります。
先ほど2015年あたりから「オワハラ」という言葉が生まれたとお伝えしましたが、この“社員と就活生を交流させる”懇親会は、大手企業の面接が始まる8月上旬にスケジュールが組まれることが多いようです。その際には社員から「うちの企業はとても楽しいよ」と言った良いアピールをされるのも特徴です。
入社前に社員の人や他の内定者と交流できるのはデメリットどころかむしろメリットしか感じませんが、それによって他の企業の就職活動に支障をきたすようなら、ちゃんと理由を言ってスケジュールを変えてもらう、参加しないなどの対処をするべきです。企業が強制的に研修や懇親会に参加させる権利はないので、自分の就職活動を第一に考えましょう。
他企業の就職活動で研修や懇親会の参加を断ったことで、その企業の内定が取り消された場合は違法の可能性もあるので、もしもそのような事態に陥ったら、就職相談室や社会人の先輩に相談しましょう。

③内定の辞退を伝えると「人間としてどうなの」と高圧的な態度を取られる

これまでご紹介した「オワハラ」をされて、「あれ、おかしいぞ?」と思い始めたときは内定を辞退しますよね。しかし、そんな時に企業は「内定を辞退したらどうなるか分かってる?」「今後君の大学からの内定は採らないから」等の脅しをされるパターンです。
内定の辞退は、もちろん就活生の意思でできるので、きちんと理由を伝えて辞退をしましょう。もちろん一企業が真摯に向き合ってくれた就職活動なのでいい加減な理由では辞退できないことを頭に入れておくことが必要です。
企業は「考え直してくれないか」という軽めの説得はできますが、上記はどう見ても脅しです。内定辞退を伝えて態度が一変したら、それは企業側に問題がありますので大学の就職活動室に相談しましょう。

④面接等のスケジュールを先延ばしにされ他社を受けにくくされる

極めてまれですが、面接が1~3次ではなく1~5、6次まであったり、次の面接の日程までが長いというようなスケジュールを組まれるパターンです。
自分のスケジュールをしっかりと伝えて、その通りとはいきませんがしっかり就活生のスケジュールを配慮してくれる企業はたくさんあるので、その点も視野に入れて就職活動をうまくスケジューリングすることが大切です。
もしも自分のスケジュールを提示しても日程を変えてくれないようであれば、その場でその企業を切り捨てるのも一つの手です。もし就職してもそのような企業では十分な休暇をとることができないかもしれません。

オワハラの対策・対処法・防ぐ方法

様々な種類があることがわかった「オワハラ」ですが、最後にそんな「オワハラ」の対策法や予防法をご紹介します。

はじめから「他の業界もみたい」との旨を伝える

一番効果的な方法は、「いろんな業界を見ている」「業界を絞りたくない」と予め伝えておくことです。そうすることで、企業側も“もしかしたらこの学生は内定を辞退する可能性があるかもしれない”と高圧的な態度は取らないでしょう。
もし同じ業界しか見ていない、ということを伝えると“ほかの企業に取られる”という独占欲が高まり、「オワハラ」は加速してしまうかもしれません。他の業界に興味がある程度ではその考えを覆されてしまう可能性もあるため、「なぜこの業界だけをみないのか?」「なぜ他の業界をみようと思ったのか、なぜその業界なのか」をきちんと自分の口で説明できるようにしましょう。

就職支援課やその他の就職相談の人に相談する

もしも「オワハラ」にあってしまったら、自分だけで解決しようとせずに誰かに相談することが大切です。その際は、少しでもスキルのある人に相談することで的確なアドバイスをもらうことも重要です。
自分では「就活はこんなものなのかな?」と思っていても、実際は高圧的であったり違法性を持っている可能性もあるので、きちんとわかる人や社会人の先輩に確認をするようにしましょう。
学生だからと言って圧力をかける企業もあるので、その際はNPO法人や日本労働弁護団などに本格的な相談をするのもひとつの手です。

その企業の内定を辞退する

もしも「オワハラ」をされたら、最終的にはその企業の内定を辞退するのもよいでしょう。もしそこが本命の企業だったら話は変わってきますが、滑り止め程度に面接を受けていたなら、就活の時間が削られるのももったいないので見切りをつけるのも大切です。
何度も述べているように、最終的に決定するのは就活生の役割です。その決断に企業は口をはさむことはできないので、しっかりと見極めたうえで決めましょう。もし本命だとしても、就活において学生に対して高圧的な態度をとる企業のでの社会人生活はあまり明るい未来が見えないので、少し考え直すのがベターです。

まとめ

さて、これまで「オワハラ」の定義や種類、対策法などをご紹介してきましたがいかがでしたか?
企業からの内定に法的な拘束力はないので、企業は一学生の未来を決めるような決定権もありません。最終的にどの企業に勤めるかを決めるのは就活に時間を費やしてきた就活生。企業の誘い文句や脅しに負けて内定を決めるようなことは絶対にしないようにしましょう。
「オワハラ」には就活生と仲良くなっていき情を持たせて断りづらくさせる優しいものから、約束が違う・君の大学から二度ととらないなどの脅し文句まで様々です。突然話を持ち掛けられて戸惑うこともあるかもしれませんが、その場で解決しようとせずにまずは社会人の先輩や情報に精通しているひとに相談することが大切です。
大事なのは、内定を受けとる・受け取らないのを決めることができるのは就活生だけであることをしっかりと理解することです。

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