記事更新日:2020年06月07日 | 初回公開日:2018年01月18日
日本の英語教育 採用・求人のトレンド 外国人採用・雇用英語を生かした求人は数多くありますが、最近では、在宅でも可能な仕事が増えてきています。今回は、在宅勤務のメリットや英語を使った仕事について、実例を交えながらご紹介します。
在宅勤務は別名テレワークとよばれています。「tele=離れた場所で」「work=働く」という意味の造語であり、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を指します。それでは、新しい働き方である在宅勤務のメリットを4つ見ていきましょう。
会社勤めの人にとって避けては通れないのが、通勤時間。at homeが実施した「通勤の実態調査2014」によると、都内に勤務するサラリーマンの自宅から会社までの片道の通勤時間は、全体平均が「58分」、理想が「35分」であることが分かりました。満員電車で押しつぶされそうになりながら、片道1時間以上かけて会社に行くことは、ストレスでしかありません。このような問題を解消できる点は、在宅勤務の大きなメリットといえるでしょう。
(参考URL:at home「通勤の実態調査2014」https://www.athome.co.jp/contents/at-research/vol33/)
(参考URL:リクナビNEXT「転職理由と退職理由の本音ランキングBest10」https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4982/)
在宅勤務は、IT機器を駆使して仕事を行うため、IT系の企業を中心に導入されてきました。しかし最近では、IT系企業だけでなく、不動産業や製造業、食品・飲食など幅広い業界へ普及しています。ここでは実際に在宅勤務を導入している企業の実例をご紹介しましょう
パナソニックは、ITを活用した働き方による生産性向上と社員のライフワークバランスの実現を目的として、2006年に「e-Work推進室」が設立しました。2007年に本格始動した在宅勤務制度「e-Work@Home」は過去1年で約5000名の社員が利用していて、うち4分の1が女性社員です。在宅勤務の上限は月間勤務日数の2分の1までと規定があり、週2~3回は利用できます。また在宅勤務実施者の7割超が生産性向上を実感していることから、更なる拡大の余地があるでしょう。
<在宅勤務実施者の声>
・まとまり仕事が集中してできたので2~3割効率があがり手戻りが少なくなった。
・在宅勤務の日は子供の送り迎えを担当。仕事は効率よく成果があがり、家族からは感謝され、気分がいい。
大企業であるマイクロソフトも、多様あふれる取り組みを行っています。そのひとつが、在宅コールセンターの電話オペレーターです。自宅でコールセンタースタッフとして電話を受け、マイクロソフト社製品のダウンロードやインストール方法に関する問い合わせの対応を行う、セットアップサポート業務となります。インストラクターと1か月間研修を行ってから業務開始となるので、在宅勤務が初めての人でも安心して働くことができます。
(参考URL:日本テレワーク協会 テレワーク実践例パナソニック http://www.japan-telework.or.jp/intro/example/case_01.html)
(参考URL:マイクロソフト社製品セットアップサポート業務の求人 https://www.nttcheo.com/personal/csr/)
なかでも注目されている分野が「データサイエンティスト」です。データ解析ができる専門のエンジニアのことで、近年では大企業を中心に養成する動きが活発になっています。高いスキルを求められる職業なので、海外の企業では報酬も割高です。2013年のオライリ―の調査によると、アメリカでは初年度の年収が1000万円を超え、平均年収は1300万円ほどとなっています。またスタートアップ企業やスマートフォンアプリ開発も狙い目です。
(参考URL:オライリ―「デ―タサイエンティストの給与調べ2013」http://www.oreilly.com/data/free/files/stratasurvey.pdf)
Webサイトやスマートフォンゲームのデザインも、在宅勤務でできる仕事のひとつです。海外在住でもパソコンがあれば、どこでも働くことができます。ディレクターと遠隔でやりとりするため、高いスキルと理解力が必要となりますが、クリエイティブのみに特化できるため、やりがいを感じられるでしょう。
自分の語学力を活かした在宅の代表的な仕事です。しかし英語に精通していたとしても、その分野の専門知識がなければ、不自然な訳になってしまうので注意してください。その原文の専門と文字数によって、金額が変わってきます。日本翻訳連盟には1ワードあたりの翻訳料金目安が記載されています。
文書の種類・分野 | 英日翻訳:英文⇒和訳 | 日英翻訳:和訳⇒英文 |
コンピュータマニュアル | 28円 | 20円 |
金融 | 30円 | 25円 |
医学・医療・薬学 | 35円 | 30円 |
英文Eメールや小論文の添削作業です。必須ではありませんが、「英検準1級」「TOEIC850点台」「TOEFL600点台」の語学力をもっていることが理想的です。さらに翻訳経験があると、仕事に有利になるでしょう。
近年増えているクラウドソーシングサイト。これにより、英語を使った在宅ワークは増加すると考えられます。インターネットで繋がっていれば世界中どこにいても仕事ができるという大きなメリットがあるためです。
クラウドソーシングとは「個人・企業からの仕事を、インターネット上で不特定多数の個人・企業に仲介するサービス」のことを指します。主婦向けのサイトや1つの業種に特化したサイトがあります。
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上記のクラウドソーシングサイトの増加に伴い、英語だけでなく、その他外国語圏の人材を採用する機会も増えることでしょう。ここで注意したいのは、彼らとの連絡手段であるITツールの活用です。国によって人気のアプリは違いますので、企業側も1人1人に合わせた対応が求められます。
ここでは、各国で人気のITツールをご紹介します。
・アメリカ、イギリス:WhatsApp Messenger(ワッツアプ)
日本では「LINE」が主流ですが、アメリカ・イギリスではこちらが一般的。
・中国:QQ(キューキュー)、Wechat(ウィーチャット)
メッセージアプリとしてだけでなく、オンラインショッピングなど付加的なサービスがついているため、「生活インフラ」として強く根付いています。
・韓国:Kakao Talk(カカオトーク)
韓国では検索はNAVER、連絡はカカオと言われているほど広まっています。
「LINE」は日本国内そしてタイや台湾のみで人気のアプリであるようです。国によりメインの連絡手段は異なるということを理解しておいてください。
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