返信率が上がる!上手なスカウトメールの作り方【返信が来る件名は?】

記事更新日:2020年04月21日 初回公開日:2019年07月03日

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スカウトメールを利用しての採用活動を貴社では行っていますか。近年転職者は増えており、たくさんの社会人が転職活動をしています。また買い手市場ということもあり、企業側も攻めの採用活動を強いられていると言えるでしょう。そこで現在多くの企業が利用しているのがスカウトメール。今回はスカウトメールの概要から、スカウトメールを利用するときのポイントまで幅広くお話しします。採用活動を積極的に行いたいと考えている採用担当者の方は、この記事を読んでスカウトメールについての知識を深めるようにしてください。

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スカウトメールとは

企業側が気になる求職者に直接応募打診メールを送るシステム

スカウトメールとは、気になる求職者に企業側から直接応募を打診するメールを送るシステムのことです。スカウトメールを利用すると、就職サイトの情報から自社にほしい人材を探し出し、直接求職者とメッセージでやり取りを行うことができます。スカウトメールを使用することで、効率的に自社に必要な人材を探し出すことが可能になるでしょう。また求職者は新たな会社を知ることができ、企業側は自社に合った人材を呼び込むことができるなど、両者ともにお得なサービスと言えるかもしれません。

スカウトメールの種類

オープンオファー

スカウトメールの一つにオープンオファーがあります。オープンオファーとは自社を知ってもらうために求職者へ自社の選考を受けないかと直接メッセージを送り、応募を喚起するもの。条件を絞らず多くの人に自社をアピールできる点や、自動送信で送ることができるので手間がかからないことがメリットです。しかし求職者に特別感が伝わりづらいため、他社のスカウトメールと一緒に埋もれてしまう可能性があることに注意しておきましょう。

条件一致オファー

スカウトメールの一つに条件一致オファーがあります。条件一致オファーとは、企業が求めている人材と求職者に一致する部分がある場合、企業側から求職者に自社への応募を募るものです。学歴や職歴、年齢、勤務希望地域などから一致する部分があったときにスカウトメールを送る企業が多いでしょう。しかし、求職者の求める条件と企業が求める条件の全てが合致しているわけではないので、応募になかなか至らない場合もあるかもしれません。

完全一致オファー

スカウトメールの種類の一つに完全一致オファーがあります。完全一致オファーとは、企業が求めている人材と求職者に一致する部分が複数ある場合、企業側から求職者にメッセージを送り自社への応募を喚起するもの。また、書類選考は通過させるなど、特別な条件を付けてスカウトをしている企業もあるようです。企業側も求職者側も条件が一致する部分が多いことから、他のスカウトの方法よりも応募や採用に繋がる可能性が高いでしょう。

スカウトメールがなぜ注目されているのか

「待ち」の求人募集では応募者が集まらない

「待ち」の求人募集では応募者が集まりづらい点からスカウトメールが現在注目されています。近年は買い手市場とも言われています。自社に良い人材をより多く集めるためには、「待ち」の採用活動ではなく「攻め」の採用活動をしていくことが重要になってくるでしょう。自社の良さを最大限にアピールすることが近年の採用活動のポイントです。

スカウトメールを成功させる秘訣とは

スカウトのターゲットは明確に

スカウトメールを使って採用活動を成功させるためにターゲットを明確にしておきましょう。どんな人材が自社にほしいかを詳細にリストアップしておくことが重要です。求職者の希望の職種やこれまでの経歴、資格、性格などいろんな角度からどういった人材がほしいか考えてみましょう。専門職の求人か未経験でもできる仕事なのかによってもターゲットは変わってくるかもしれません。

スカウトするターゲットに優先順位をつける

スカウトメールを使って採用活動を成功させるために、ターゲットに優先順位をつけるようにしましょう。ターゲットを明確にした後は、どういう人材を優先して自社にほしいか考える必要があります。特に専門職の場合は、資格を取得していないとできない仕事もあるかもしれません。ここだけは外せないという点から優先順位をつけていきましょう。

会社説明は分かりやすく端的に

スカウトメールを使って採用活動を成功させるために、会社説明は分かりやすく書くように心がけましょう。序盤でだらだらと会社の説明文を書いてしまうと、文章の長さに求職者も目を通すのが面倒に感じてしまいます。また今まで全く違う仕事をしていた人に送る場合は特に、何を扱っている会社なのかを分かりやすく説明しましょう。

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スカウトメールの書き方とポイント

件名のポイント

とにかく開封率を上げる件名を意識する

スカウトメールを作成するときは、開封率を上げることができる件名を意識して書きましょう。求職者は自分にとってメリットのある情報だと思ったときのみスカウトメールを開封するため、本文以上に件名は重要です。件名には月収はいくらか、未経験でもできる仕事か、資格や経験がある人に優遇する点などを書くと開封率が上がるかもしれません。またスカウトメールを送信する場合は、求職者にとって魅力に感じるポイントがあるか再確認してから送信するようにしましょう。

書き出しが大切

スカウトメールを作成するときは書き出しも重要です。一般的にスカウトメールは誰宛てかを書いた後、簡単な挨拶をし、送り主の紹介、会社紹介と進んでいきます。求職者から不明点についての連絡が来る場合もあるので、送り主の紹介として会社名と部署名、送信した社員の名前は最低限書いておきましょう。書き出しは特に簡単で大丈夫です。一番重要となってくるのはなぜスカウトをしたのか、募集要項、この二つです。序文は短文にとどめておきましょう。

読み込ませる本文とは

文面は相手に寄り添う

スカウトメールの本文は求職者に寄り添った内容を書くようにしましょう。件名に惹かれてメールを開いたとしても、文面に好感を持たれないと求職者からの返信率は低くなってしまいます。自社のことばかり話すなど、一方的なメールは求職者も不信感を持ってしまいかねません。就職活動による疲れをねぎらいながらも、丁寧な言葉で自社の魅力をアピールしましょう。また、本文を書く際は項目ごとに記号や改行を使うなどして、だらだらと文を書くのではなく求職者が見やすい構成を心がけましょう。

特別感を演出する

スカウトメールの本文は、求職者に特別感が伝わるように書くといいでしょう。求職者のもとには毎日多くのスカウトメールが届きます。中には明らかに自動送信だと思われるようなメールもあり、うんざりしている求職者もいるかもしれません。そのため求職者の目に留まるためには、「あなただからスカウトした」という特別感を持ってもらえる文章を作ることが重要です。求職者のプロフィールからどんなところに魅力を感じたか、自社でどんな風に活躍できるかまで書けると、かなり特別感を演出できるでしょう。

コンバージョンへのアクション誘導は必須

スカウトメールの本文にはアクション誘導を入れておくといいでしょう。スカウトメールにおけるアクション誘導とは、求職者がメールを見て応募したい場合、求職者が今後どうすればいいのかまで書いておくことです。「興味があればぜひご応募ください」という例文のように、具体的なアクション方法をまで記載することによって求職者も行動しやすくなるでしょう。また返信の期日を書いておくと返信率も上がり、企業も採用活動を効率よく行うことができます。

業種別ポジティブ・ネガティブな印象を与えるキーワード

キーワードの使い方で開封率は大きく変わる

募集する業種によって、良いイメージを持たれやすいキーワードと悪いイメージを持たれやすいキーワードがあります。キーワードの使い方で開封率が変わるので言葉選びには注意しておきましょう。例えば営業職の場合、「大量採用」「急募」というキーワードを使用すると、退職者が多くいるイメージやブラック企業のイメージを持たれかねません。また事務職希望の人は安定志向の人が多いことから、「ベンチャー」「急募」というキーワードはいい印象を持たれないことがあります。職種の特徴を生かしたキーワード選定が重要です。

スカウトメールを使った採用にお勧めの求人サイト

リクナビNEXT

スカウトメールを利用して採用活動をする際におすすめしたいのがリクナビネクスト。2018年時点で会員登録者数870万人、新規会員登録者数は毎週平均3.2万人と、非常に多くの人に利用されているサービスと言えるでしょう。また会員の4割から5割は35歳未満の会員。リクナビネクストを利用すれば、第二新卒から即戦力となる求職者まで幅広い年齢層の求職者たちと交流することができるでしょう。条件一致オファーや完全一致オファーを利用したい場合は有料オプションとなるので注意が必要です。

マイナビ転職

スカウトメールを利用した採用活動におすすめのサービスとしてマイナビ転職もあげられます。2018年時点で会員登録者数は497万人以上、スカウトメールを受信することを希望している求職者は202万人。スカウトメールを使っての採用にもマイナビ転職は力を入れていると言えるでしょう。しかし、マイナビ転職の場合もスカウトメールの利用はオプションとなっており、別途利用料金が必要となります。スカウトメールの代行もあるので自分たちではなかなか手が回らないという企業にはおすすめです。

エン転職

スカウトメールを利用した採用活動におすすめなのがエン転職。2018年時点で会員数は700万人以上、新規会員は毎月7万人以上とエン転職も多くの人に利用されています。会員の約7割が35歳未満の会員であることから、積極的に若手を採用したいと考えている企業にはエン転職はおすすめでしょう。しかしエン転職ではBランク以上で登録しておかないとスカウトメールの機能そのものを利用できません。またランクによってメールが送信できる総数が変わってくるので、その点には注意しておきましょう。

DODA

スカウトメールを利用した採用活動にDODAもおすすめです。2020年2月時点で会員数は540万人。特にITエンジニアなどの技術系の採用に強いことがDODAの特徴です。求職者の経験職種に一定層技術職の人が見受けられることからも、技術職経験者とも接触することができるでしょう。DODAの場合もスカウトメールの送信数によって利用料金が変わってきます。DODAのスカウトメールを利用したい場合は、どれほどの求職者にメールを送信したいかまで明確にしておく必要があるでしょう。

ビズリーチ

スカウトメールを利用した採用活動にはビズリーチもおすすめでしょう。ビズリーチは2017年に会員数100万人を突破し、毎月5万3千人の人に登録されているハイキャリア向けの転職サイトです。ビズリーチは他の求人サイトとは違い、攻めの採用活動を行うためにスカウトサービスに特化しています。面接が確約されたプラチナスカウトを利用すれば、職務経歴書から気になる人材を探し出し、企業側から積極的に接触することができるでしょう。

スカウトメールは相手の心に響くように書く

スカウトメールは相手にいい印象を持ってもらえるよう、相手の心に響くような文面を心がけましょう。たくさんの求職者にスカウトメールを送ったとしても、求職者がそのメールを無視し開封しなければスカウトメールは意味を成しません。特に一斉送信でのスカウトメールの場合、返信率は平均1~2パーセントとも言われています。返信率を上げるためにも「あなただからスカウトした」という熱い気持ちを伝える必要があります。また、攻めの採用活動のためにも差別化を図れるようなスカウトメールの作成も必須となってくるでしょう。

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