転職求人倍率の低い職種と高い職種の違いとは?

記事更新日:2019年03月13日 初回公開日:2018年05月31日

人事・労務お役立ち情報
転職求人倍率とは、転職エージェントサービスに登録している求職者1名に対し、求人数が何件あるかを測った数値です。今回は、株式会社リクルートキャリアのデータを基に、転職求人倍率が低い職種と高い職種を調べてみました。

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転職求人倍率が低い職種

転職求人倍率が最も低いのはオフィスワーク事務職

リクルートキャリアの34種の職種のうち、2018年4月時点で、転職求人倍率が最も低いのが、オフィスワーク事務職で0.38倍です。その次が食品エンジニアの0.49倍、3番目が、医療技術者の0.58倍となっています。転職求人倍率が低い職種は、求人数に対して求職者数が多いことを意味します。したがって、求職者の転職活動が厳しい状況にあると考えられる職種です。オフィスワーク事務職については、求人数の減少が大きな要因と思われます。オフィスワーク事務職は、専門性が低く、企業の機械作業への転換が活発になっているため、必要とされる人材数が下がってきています。

また、働き方の多様化が進み、既存社員やOBの人材への働きかけや、正社員以外の起用も活発化しています。オフィスワーク事務職の業務は、在宅勤務やリモートでも補完しやすい職種であることから、求人自体のニーズも縮小傾向となっていることも考えられるでしょう。食品エンジニアや医療技術者についても、ロボット化やAI化が進んでいる職種です。技術の発達によるニーズの減少と考えられるでしょう。

転職求人倍率が高い職種

転職求人倍率が最も低いのはインターネット専門職

リクルートキャリアの34種の職種のうち、2018年4月時点で、転職求人倍率が最も高いのがインターネット専門職で5.60倍、次いで組込・制御ソフトウエア開発エンジニアの4.52倍です。3番目が建設エンジニアの4.20倍となっています。エンジニア系の専門職の倍率の高さが目立っていることがわかります。ここにはITやWEB業界の人手不足の状況が顕著に現れていると言えます。建設エンジニアの倍率が高い要因としては、東京オリンピックを控えた建設ラッシュの影響が考えられます。

まとめ

最近の転職求人倍率で顕著なのは、ITやWEB業界の倍率の高さです。どの業界においても、時代に即したIT技術、WEBシステムやサービスは欠かせなくなっています。新しいものを生み出すことについてもすでにポテンシャルの域を抜け、顕在化している分野です。

一方で、オフィス系事務職などの求人は減少傾向があります。人気の職種でありながら、専門性の低い職種では転職が厳しい状況にあることは否めません。全体の転職求人倍率は、2018年4月時点で1.78倍となっています。IT系エンジニア総合の倍率3.61倍に対し、オフィスワーク事務職が0.38倍という開きがあることからも、ITやWEB業界は、現在の売り手市場をけん引している分野とも言えるでしょう。今後の企業の存続、新たな価値の創出を考えても、期待度と需要が高まっていくと思われます。前月2018年3月と比較して倍率が上がっている職種は、SE職、営業職、経営企画・事業企画・業務企画などです。

業界別に転職求人倍率を見ても、高い順にコンサルティング業界の6.44倍、インターネット業界で4.29倍、建設・不動産業界の2.82倍となっています。このことからも、機械、AIやロボットに代替えできない専門性の高い職種の求人が増えていることが分かります。前月2018年3月と比較して倍率が上がっている業界は、上昇順位の上位から電気・電子・機械業界、IT通信業界、⾦融業界という結果になっています。

2018年3月の転職求人倍率Press Release

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