士気を下げる人の特徴は【職場で士気が下がる原因や士気を高める方法について解説します】

記事更新日:2024年05月29日 初回公開日:2024年05月29日

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限られた労働力の中で企業が長く企業運営を行っていくためには、従業員のモチベーションや職場全体の士気を高い状態にしておく必要があります。従業員の士気を高めるには従業員に意識を変えてもらうだけでなく、目標の明確化やコミュニケーションの促進など企業として工夫できる点もたくさんあります。しかしそういった工夫を行っていたとしても、職場に士気を下げてしまう人がいると周りに悪影響となり中々士気があがらない状態になります。今回は職場で士気を下げてしまう人について解説していきます。経営層の方は参考にしてみてください。

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職場における士気とは

従業員が仕事に対して熱意を持ち自己満足感を感じる状態

職場における士気とは、従業員が仕事に対して熱意を持って自己満足感を感じられている状況です。士気が高い状況の従業員は、従業員の仕事や職場に対しての満足度が高い状況であり業務に熱心に取り組んでいます。職場で従業員の士気が低いと感じていれば、従業員が職場や業務に不満を持っていると言えます。士気が低くなっている人は、燃え尽き症候群や意欲を失っている人が多い傾向になります。生産性などを高めるためには、職場における士気を高めることが大切です。

士気を下げる人の特徴

言い訳が多い

士気を下げる人は、言い訳が多い傾向にあります。業務を行っていく中で、ミスをしてしまうことは誰にでもあります。そういった中で、ミスや間違いを指摘された際に反省するのではなく自分の非を認めず言い訳ばかり言っている人は、周りの士気を下げてしまいます。言い訳をするだけでなく、他の人のせいにしようとする人も同じように周りの士気を下げてしまう人の特徴です。言い訳が多いに対しては何を言っても無駄と感じ、周りに悪影響を及ぼします。

文句や愚痴が多い

士気を下げる人の特徴として、文句や愚痴が多いと言えます。社会人として働いていると、理不尽な場面に出くわしてしまうことを経験している人は少なくないはずです。理不尽な態度を取られた際や、理不尽な要求をされた際に文句や愚痴を言うことが悪いわけではありません。周りの人がうんざりしてしまうほど毎日文句や愚痴を言っている人が、士気を下げてしまう人二該当します。愚痴を言うときは周りの人に配慮できることが大切です。

努力を怠る

士気を下げる人の特徴は、努力を怠っている人です。士気が高い人は、企業に貢献するために周りの人としっかりと連携を行い常に努力をしています。しかし士気を下げてしまう人は、目標に対しての意識が低く目標達成に向けて何かを実行しようという意欲が低い傾向にあります。またいつも同じことで注意されている人も努力を怠っているため、周りの人の士気を下げてしまいます。チームや組織の目標を達成するためには、周りと力を合わせ努力していく事が必要です。

常にイライラしている

周りの士気を下げてしまう人は、常にイライラしています。人間であれば、疲労が溜まり疲れてしまうことは勿論あります。しかし疲れているからと言ってイライラしていることを顔や態度に出してしまうことは、適切な態度とは言えません。イライラしているからと言って顔に出していると、周りの人が気を使わなければならず職場の空気も悪くなります。これが上司であった場合は、部下は指示を仰ぐ際や相談する際に毎回気を使わなければならず辟易してしまいます。

ネガティブな言動が多い

ネガティブな言動が多いのも、士気を下げてしまう人の特徴です。日本人は謙遜する文化が根付いていることから、謙虚である人が多い傾向にあります。謙遜し謙虚な人は一見すると問題ないように思う人もいるのではないでしょうか。しかし常にネガティブな発言をしている人は、周りのモチベーションに影響してしまう可能性があります。またネガティブな発言は思考までネガティブになりため息や目線が下がってしまいます。そういった人が周りにいると、空気が重たくなってしまうことも考えられます。

自分が中心である

自分が中心であると思っている人は、周りの士気を下げてしまいます。自分中心の考えを持っている人は、いくら周りが忙しく働いていても自分の仕事が終わればそこで終わりだと考えます。そのため、周りと協力することなく自分が行っている業務以外は協力しないというオーラを出している場合もあります。自分の道を行くという思想も大切ですが、企業で働いているのであれば協調性も必要です。業務をスムーズに回していくためには、周囲との協力が欠かせません。

職場全体の士気が下がる原因

コミュニケーションが少ない

職場全体の士気が下がる原因は、コミュニケーションが少ないためです。職場でコミュニケーションが不足していると業務上の情報共有が十分に行われておらず、誤解やミスが発生しやすくなります。誤解やミスが頻繁に発生してしまうと、職場の雰囲気が悪くなります。テレワークが広まったことにより、対面ではなくオンライン上のやり取りが増えているため中々従業員一人ひとりの性格の把握や業務進捗の把握などを行うことが出来なくなっています。

評価制度が適切でない

職場全体の士気は、評価制度が適切でない場合下がってしまいます。適切な評価を受けられていないと感じていると、従業員の不平や不満が蓄積し士気が下がるだけでなく離職に繋がる可能性もあります。また評価基準が明確に定められておらず、上司によって評価内容が異なるなどの場合も士気の低下に繋がります。成果だけを見てプロセスを評価してくれない制度や、高い目標を設定されたが行動指針がない場合なども従業員のモチベーションは下がっていきます。

ワークライフバランスが整っていない

職場の士気が下がるのは、ワークライフバランスが整っていないことが原因です。従来であれば、終身雇用制が状態化しており高い給料をもらっていれば長時間労働は問題ないと考えている人が殆でした。しかし昨今では、入社した企業に長年勤めるといった働き方は一般的でなくキャリアアップのために転職することも当たり前になってきています。仕事とプライベートの両立したいと考えている人も多く、ワークライフバランスが整っていないと意欲が出ない人もいます。

役割や責任が不明確である

職場の士気を下げてしまうのは、役割や責任が不明確だからです。自分の行っている業務に意欲ややりがいを見出すためには、上司からあらゆる指示の元業務を行うのではなく、自分の進め方である程度任せてもらえる環境が必要です。そのため、職場内において自分の役割が明確になっていない場合や業務の責任がどこにあるのかが分かりづらい場合には、従業員の士気が下がりやすくなります。職場全体の士気を高めるためには、従業員に対して役割や責任を明確にする必要があります。

リーダーシップのスタイルが明確でない

職場全体の士気が下がっている要因として、リーダーシップスタイルが明確になっていないことが挙げられます。組織の目標を達成していくためには、チーム全体をまとめ目標達成に向けてサポートや指導を行うリーダーが欠かせません。しかしリーダーは配置されていても、リーダーシップをどう取っていくのかが決まっていなければ目標達成に向けて何をすればいいのか従業員が把握しづらくなります。そういった状況が長く続いてしまうと、やる気を失い職場全体の士気が下がっていきます。

職場全体の士気を上げるための改善策

コミュニケーションの機会を増やす

職場全体の士気を上げるためには、コミュニケーションの機会を増やしましょう。従業員の士気を高く維持するためには、常に目標や進捗を共有することが大切です。意見交換を行うことで、従業員は今行っている業務について再認識することができやりがいや意欲を高めることに繋がります。周りのメンバーやリーダーとコミュニケーションを綿密に取ることが出来ると、信頼関係が構築され士気を向上するための基盤づくりが行えます。士気を高めるためには、基盤づくりも重要です。

公正な評価制度を用意する

職場全体の士気は、公正な評価制度を用意することで上げることが出来ます。適切な評価を受けられているかどうかは、企業に対しての愛着心や貢献心などにも影響します。結果が出なければどれだけ頑張っていても評価されない制度や、上司の好みによって判断が変わる制度では従業員の不満が募るばかりです。従業員の貢献や業績を適切に評価し、昇格や昇進の機会を与えることが大切です。公平に評価されていると感じることで、モチベーションアップにも繋がり従業員の士気を高められます。

福利厚生を整える

職場の士気を高めるためには、福利厚生を整えることが大切です。最近では、従業員に転職されないようにするため福利厚生を整え働きやすい環境を提供しようと考える企業が増えています。グローバル化や働き方改革により、ワークライフバランスを重視する人が増え長時間労働などが受け入れられない時代になってきています。家庭の事情に合わせた働き方を提供することにより、従業員が働きやすい企業であると感じモチベーションにも繋がります。柔軟な職場環境の提供は、士気を高めることにも影響します。

組織のリーダーシップを高める

組織のリーダーシップを高めることで、職場全体の士気が上がります。従業員の士気を高めるために労働環境は勿論大切ですが、リーダーの存在が必要不可欠です。尊敬できるリーダーがチームに居ることで、チーム全体の業務に取り組む姿勢が変わってきます。ただ名目上のリーダーでは従業員の士気を上げることは出来ません。リーダーとしてポジティブな態度やエンパワメントを示しつつ、従業員の意見を尊重し従業員が自発的に考え行動できるような環境を整備することで士気を高めていけます。

採用を見直す

採用を見直すことも、職場の士気を上げるために大切です。企業にマッチしていない人を採用してしまうと、いくら従業員の士気を高めるための対策や工夫を行っても意欲的に業務に取り組んでもらうことは難しい可能性があります。職場の士気を高く維持するためには、組織風土や理念に共感してもらうことが出来る人材を確保する必要があります。士気を高める工夫をしているにも関わらず、中々従業員の士気が上がっていないと感じるのであれば選考段階から見直しを行う必要があります。

まとめ

職場における士気を大事にし働きやすい職場をつくろう

職場で士気を下げてしまう人の特徴や、職場の士気が下がる原因などについて解説しました。従業員が満足度を持ちワークライフバランスの取れた働き方が出来ていると、業務に対してのモチベーションも高くなり生産性の向上も見込めます。企業としても士気を高めるために、従業員同士がコミュニケーションを取りやすいように交流の機会などを提供することも方法の一つです。士気を下げてしまう人が一人いるだけで、周りの従業員にまで影響してしまうため対策が必要です。職場における士気を大切にし、働きやすい職場を作っていきましょう。

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